掃部ヶ岳(1449m 榛名山)



                                            97年10月26日(日)晴

榛名湖BT1000…硯岩1030…1100掃部ヶ岳1110…杖ノ神頭1200…杖ノ神峠1220
  (1090)    30(・1251) 30     (・1449)    50  (1350)   20   (1216)

…1301杏ヶ岳1340…杖ノ神峠1415…天神峠BS1508…1545榛名神社BS
41  (△1292)    35            53  (1117)    37         (818)


                                  体力度B- 神経度B(歩行合計約5時間10分)
◇5万図 榛名山
□筆者参考文献 「群馬県の山」(山と渓谷社)、「続・展望の山旅」(実業之日本社)

 一週間くらい前、NTV「ズームイン朝」で、榛名山からのヘリ空撮中継をやっていて、紅葉の見頃。「こりゃ、行かねば」。しかし、次の土曜日は、体力的ダメージが残っていて、日曜日は草野球の試合もあり、本日の山行となったのです。榛名山と言っても色々ですが、以前、相馬山へ行っ たので、今回は、最高峰の掃部(かもん)ヶ岳にしました。
 榛名湖行きバスで、使えるのは高崎発830 1本だけです。955頃、榛名湖畔に着きますが、ここの標高は約1090mありますので、どれに登るにしても、ここからの標高差は、大したことありません。
 榛名湖畔に沿って車道を少し北上。国民宿舎の所で左手の林道に入れば、指導標に導かれて登山道へ。外輪山の稜線に出たら掃部ヶ岳へは左ですが、右手へ標高差30mほどの登りの硯岩の岩頭に寄って行きます。相馬山の時もそうだったのですが、外輪山から眺めるカルデラを中心とした景色は、模型のようです。先ほどの分岐へ引き返して掃部ヶ岳への登りにかかります。


 硯岩から榛名湖と榛名富士を望む。

 この辺の、紅葉・黄葉は既に末期で、景色は茶色基調ですが、その分樹間からの展望も得られます。登り着いた掃部ヶ岳山頂からは大展望が広がりますが、人が多いので、写真撮影と軽食をそそくさと済ませ出発。



 掃部ヶ岳からの展望  遠景左;高崎 中;妙義山 右;浅間山


 掃部ヶ岳より先は、笹藪の道ですのでこの季節まで待って良かった。しかし、所々に急降下がありますので、凍結期になると危険。
 やがて、耳岩。手前の小看板には、杖ノ神峠方面へ行くには、これを越えて行くように示してありましたので、5mほど登ってみましたが、露岩は、幅1mほどでしかも左手は、見た目70度超の絶壁。ビビってすぐ戻り、とりあえず右手の巻道へ。やがて稜線に合して、それを耳岩方面へ戻るように進めば、杖ノ神峠方面への分岐点の杖ノ神頭へ着くことが出来ました。ここから、杖ノ神峠へは、ビルの外階段のような絶壁のジグザグ道。ただし、階段は切ってないので、ずるずる滑る。峠まで500m弱だと思うのですが、ビビって20分も掛かりました。
 杖ノ神峠は車道が乗越しています。ここから、杏(すもう)ヶ岳への道は、いくつかピークを越えて行きますが、笹藪も無くなってきて、のんびり歩けます。
 杏ヶ岳からは、味噌玉岩を経て高崎へのバス通りへ直接下りたいのですが、味噌玉岩からが篤志家向けの藪道とのことで、時間的に不可能でもなさそうなのですが、今回は大事をとって杖ノ神峠に戻ることにしました。杖ノ神峠からは、車道を湖畔方面へ行きます。ただし、始めの部分、車道は右手へ巻き込んでから戻ってきて高度を下げているので、笹藪の小径を使ってショートカット(ただし、これもジグザグなので、あまり短縮になっていないかも)。天神峠BSへ出る手前からは、シルエット状ながら、妙義、鹿岳は勿論、甲斐駒、北岳らしき山影まで確認できました。
 天神峠BSからは湖畔へ下れば、1530発の高崎行きバスに間に合うのは確実ですが、榛名神社方面へバス通りを歩いてしまいました。車道の恐怖感は、想像以上のものだったので、榛名神社裏BS付近で横道に入ると、「関東ふれあいの道」に合し、清流の傍らをのんびり歩くことが出来ました。神社を上から下へ通って榛名神社BSへ着いたのは、5分前に湖畔1530発(神社1540)が通過したあとでしたので、次のバスを55分待ちました。ちょっと寒くなって来ました。



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