神峰山・高鈴山(日立)

赤のルート


                                      1997年2月23日(日)快晴


かみねレジャーセンターBT1015…羽黒山1150…1235神峰山1245…向陽台1310
                  (140)    35(△491)  45    (・598)  25 (450)

…御岩山1340…高鈴山1410…百体観音1500…山火事跡手前1525…北ノ沢1540
30  (500)  30(△624)   50    (350) 25       (340)   15 (190)

…1640成沢BS
60      (50)


                                 体力度B 神経度A+(歩行合計約5時間40分)
 ◇5万図 日立
 □筆者参考文献 「遊歩百山6」(山と渓谷社)、「東京付近の山」(実業之日本社)他

 神峰山・高鈴山は、日立市の裏山になっていて、この付近では代表的なハイキングコースを提供しています。以前は、この2山の中間鞍部の向陽台へバスが通っていて、それぞれ簡単に往復できたらしいのですが、現在では、バスの便は悪化しており、東京方面からだと、日立駅−(バス)−神峰公園(かみねレジャーセンターBT)−神峰山−高鈴山−助川城跡−日立駅の周遊コースが、日帰り最適ルートだと思われます。
 前日の土曜日は冷たい強風のため、ハイキングは諦め、日曜日のハイキングとなりましたが、10時過ぎにかみねレジャーセンターBTで降りたのは、筆者一人でした。太平洋を望む丘陵上にけっこう立派な施設が並ぶ遊園地なのですが、マイカー族が主体なのか、さびれてしまったのか。
 車道を北上し、3分ほどで右へ、更に2分ほどで右に登山口(いずれもしっかりした指導標あり)。鞍掛山の東面を巻く道の右側は日立ゴルフ場で、道端にOB球を見つけて少しビビりました。やがて、30mほども下り、登り返す大きな切り通しで、右の谷は廃棄物最終処分場。まだ、使われ始めたばかりのようで、道からゴミは見えません。今後20年間は使うつもりのようですが、満杯が早まらないことを祈りつつ先へ進みます。
 大蛇の伝説の蛇塚を過ぎ、やや本格的に登ると、羽黒山です。更に、相変わらず明るく開けた道を進み、左へ分岐して、次の分岐を更に左へ少々行くと、神峰山です。山頂からは、かつて、155.7mあったという大煙突(既に崩壊)跡の先に日立の町並み、更には太平洋が望まれ、そのずっと右手には、これから目指す高鈴山のアンテナ群も目立っています。


 神峰山から日立市街を望む。


 先ほどの分岐を左へ進み、下って行くと向陽台の鞍部。やや雑然とした場所から指導標に従って山道を登り、しばらくで道が二手に分かれます。前回は左の高鈴山直通路へ行ってしまい、御岩山へ行きそびれてしまいましたが、今回は右へ。大した遠回りでもないので、絶対にこちらがお奨めです。わずかでまた分岐があり、左の山腹へ登って行く道は、「御岩山」の名の通り岩だらけで、今までの、穏やかな道とは打って変わって修験場の雰囲気。北面なので氷に気をつけながらほんの数分で見晴らしのよい御岩山の岩頭に着いてしまいやや物足りない気分です。そこから、数m南へ下ると、高鈴山への縦走路に復します。


 御岩山の岩頭。


 この辺からはアンテナが近そうに見える割には、はかどらない感じですが、やがて左手に四阿が現れると舗装道に出て、右へわずかで1等三角点のある高鈴山です。展望はよいのですが、見える山々は準平原みたいになだらかで、奥久慈男体山以外は同定できませんでした。雨量観測施設か何かの建設中で、早々に立ち去りました。


 高鈴山から奥久慈男体山方面を望む。


 前回は、間違えて西に下ってしまい、日立高鈴ゴルフ場付近から10Km以上も、車道歩きするはめに。今回は、地図をしっかり見て、先ほどの四阿方面へ戻り、車道を山頂の反対方向へ進みます。変則な四辻を越えてずっと行くと、いつしか道は車道ではなくなり、えぐれたような小径に変わっていました。
 百体地蔵をすぎると、山火事跡へ。ガガーン!。工事中で立入禁止。事前に複数の資料で「山火事跡は片づいて、通行可能」と確認済みだったのに!。さすが年度末。行政お得意の予算消化?。だって、遠目に見る限り、片づけていると言うよりも、何か造成している感じでしたもん。しかも、迂回路の案内なし。しかし、不幸中の幸いで、5分ほど戻った所から西方の北ノ沢集落へ下降路がありました。しかし、日立駅へはかなりの遠回り。途中梅林を見たりしながら約1時間の車道歩き。R6へ出たところ(茨城大工学部入り口付近)の成沢BSへ近づいた時、運悪くバスが通過。しかし、もう市街地。20分待ちで、次の日立駅行きバスに乗ることができました。
 このコースは、周囲が、海と平野と準平原のため、山岳展望の迫力には欠けるのですが、道は大変よく整備され、明るく開けていて、のんびりハイキングには、ぴったりです。東京からだとちょっと遠いので、電車賃がかさみますが、土日休なら、スーパーホリデーパス(4080円)を利用すれば、800円位節約になります。



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