1998年2月28日(土)晴後雨
JR・東海道線清水1058…鉄舟寺1202…日本平運動公園入口BS1222…
(5) 65 (20) 20 (20) 70
1330日本平山頂周辺1420…1520JR東海道線・草薙
(300) 60 (20)
体力度A 神経度B-(2度目以降A)(歩行合計約3時間40分)
2月はどこへも登ってないので、どこか行きたい。土曜日は始め晴れるものの後半崩れそう(日曜日は一日中雨や雪の予報)なので歩いたことがなくて、残雪のなさそうな、軽いコースを物色しました。そこで思いついたのは以前ウエブサイトで見かけた日本平。こういう、車道付きの山も、ハイキングコースは案外良かったりする事が期待出来ます。手持ちの5万図を調べてみると「清水」「吉原」にぎりぎり入っていない。「静岡」を入手するヒマもないので、件のウエブサイトの案内図といつも個人サイト(ここ)で案内図に使っている地図(情報量は1/20万程度ToT)をハードコピーにして持参。 東海道線清水駅に降り立ってみると、「有名な観光地なので、駅に案内ビラくらいあるだろう。」と言う期待は脆くも崩れ去りました。地元観光では商売にならないためか、置いてあるビラは旅行関係ばかりです。 気を取り直して、魚が天日干しされてたりする町並みを見物しながら、日本平の登山口を目指して歩きはじめました。道路標識や家並みが途切れたところから見える青垣を目指して、何とか1時間程で鉄舟寺BSに到着。しかし、寺から始まるはずの「村松コース」は、「工事のため通行止」の表示。仕方なく、バス通りを南下して日本平運動公園入口BS(案内図では日本平登山口BSSとなっている)へ。右折していよいよ「宮加三コース」の登り(始めは広い車道)です。すぐに運動公園のサッカースタジアムが見えます。ハイキングコースは公園内を通っていることに車道の路肩に歩道がなくなったことで気が付きましたが、そのまま車道を行ってしまいました。この車道はパークウエイが出来て旧道に当たるため、車の通行はやや少な目で少し助かりました。公園上部出口付近からから農道へ入るのがハイキングコースです。 まるで、昔の社会科地図帳で見たアスピーテ火山のような緩い斜面を登って行きます。残念ながら、山岳展望は、浜石岳や竜爪山がぼんやり見える程度の視界で、富士山さえ見えませんでしたが、周りは、柑橘類の畑で海も見えたりして、のびやかな風光が気分の良い道です。少しの間道は樹間の細道となりますが、やがて突き当たった車道を右へ行けば、パークウエイが左から合わさり、日本平山頂の駐車場です。山頂展望台は、更に5分ほど奥に登ったところです。 あれ?、ここは最高点じゃないぞ!。日本平は有度(うど)丘陵の上部一帯の高原状の部分であり、その中での最高点は確かにここなのですが、数百m南側の尾根続きに見た目10m以上はここより高そうな顕著なピークがあるではないですか。そこが有度山の本当の山頂に違いありません。 日本平より最高点有度山を望む。 日本平より静岡市街を見下ろす。ここまで来たのだから是非行ってみたい。しかし、ここからそちら方面の道には、「私有地につき立入禁止」の表示。他の道を求めて少し戻ってみると鞍部方向に延びる林道(?)発見。そこを行くと正面に民家が見えてきて、どうやらその取り付け道路らしい。しかし、左手鞍部へは小径が行ってそうです。ところが、いかにも頑固そうな初老の住民に見咎められて追い返されてしまいました。やはり、ワルも多い観光客相手では観光施設以外の私有地への立ち入りは黙認してはいられないようです。 諦めきれなくて、遠回りにはなりますが、山頂方面を通るパークウエイから山腹に取り付くことを考えて先程のパークウエイ分岐まで下ってみると「自動車専用道路」の表示。空模様も怪しげなので、諦めて下山することにしました。 帰りに、登呂遺跡でも見て行ければというのが希望だったのですが、静岡方面へのハイキングコースは見つけることが出来ず、草薙へ下りました。下り始めると、時々パラついていた雨がいよいよ本降りになって、折り畳み傘を使いました。途中ゴルフ場の脇を通りますが、林もなく、ネットもなく、道のすぐ横がセミラフ。筆者なら、1Rに10球近くは間違いなく打ち込むような場所なので、ビビりましたが、足下も濡れて来たので走るわけにも行きませんでした。 やがて、車道へ出てもしばらくは梅の花を見たりしてのんびり下れましたが、草薙の市街地が近付くと、車も増え、工事現場が多いのには閉口しました。そうか、年度末だものねー。区役所の土木課に勤める知人が言っていましたっけ。「年度末になると、予算を使う目的で、ただ掘って埋め直すだけの工事でもやる」と。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |