吾妻山(北関東/桐生)

赤のルート


                         1998年3月8日(日)快晴

JR・桐生1105…鳴神山縦走路1235…村松峠1255…雌吾妻1315…1325吾妻山1350…
     (100)   90    (480)  20 (360)   20 (480)  10   (△481)    35

吾妻公園1425…1450JR・桐生
   (160)   25     (100)


                       体力度A 神経度A+(歩行合計約3時間25分)
◇5万図 桐生及足利
□筆者参考文献 「群馬県の山」(山と渓谷社)

 桐生の町並みの北に裏山として聳える双耳峰が吾妻山で、地元の人は散歩気分で訪れているとのことで、安心して行きましたが、前半には意外なワナが…。
 この山は、名峰鳴神山(980)から桐生市街へ南下する尾根の末端の峰でもあり、東京からでも早起ちして、鳴神山の登山口までタクシーを使えば日帰りで鳴神山−桐生の縦走は可能でしょうが、今回はゆっくり出かけて、ショートコースをゆったり歩く事にしました。
 桐生駅から広い車道を北上。西桐生を過ぎ、西中学校の先で標識に従って左折。すぐに左へ光明寺のに看板があり、そちらへ行けば直接吾妻山への道ですが、それは帰りのコース。直進して鳴神山−吾妻山縦走路上の村松峠を目指します。
 堰堤を右に見送って、宮本集落の最奥の梅は満開。しかし、「銃によるイノシシ駆除(今日もその予定日に入っている)。山林に立ち入らぬように。」との不穏な表示。先で道が二手に分かれますが、先程の表示にビビってついつい右の太い道に入ったのが不正解でした。左の細道が村松峠道だったようです。
 入った道は、車道規格ですが、進むほどに藪が繁る、廃道でした。思いがけぬ藪漕ぎをして、やがて山道に合し、何とか東側から大回りにではありますが、鳴神山縦走路に出ることが出来ました。少し南下した所のピーク(多分5万図△568.3の南0.6kmの480m等高線)でこの事を確認。ここからは、縦走路はやや右(西)に折れて、2段に急降下。


 吾妻山への縦走路より赤城山方面。


 この辺から、吾妻山までの間、所々で、眼下にうねる低山群の先に、榛名山を従えた浅間山、赤城山、武尊山等の伸びやかな眺めが得られます。左手から道が登って来る村松峠らしき分岐を過ぎ、双耳峰の北峰、電波反射板のある雌吾妻(約480)を上下して、次のピーク、いよいよ吾妻山に着きます。


 吾妻山山頂より深高山方面。


 吾妻山頂上からは、意外な高度感で桐生の市街地を眼下に見渡せ、仙人ヶ岳やどっしりした深高山が立派に見えます。およよよ!、地震。山頂で地震を感じたのは初めてで少しビビりましたが、ラジオ(勿論イヤホン使用)で聞くと、桐生は震度2でした。
 下りは、所々露岩の出た道を一気に。傾斜が緩めば車道となって吾妻公園。すぐに、光明寺で往路と合流しました。歩きながらずっとイヤホンで聞いていた女子マラソンは30kmまでは大集団でゆったりとした流れでしたが、その後一人の選手がスパート。その後もハイペースを堅持してゴールは日本最高記録。
 東京からはるばるやって来て、短いコースながら、いろいろな面で楽しめました。



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