鳥首峠から武甲山(奥武蔵)


          大持山山頂直下のカタクリ。

                            96年5月3日(金)晴

(西武線・飯能よりバスで)名郷BS810…鳥首峠925…1045大持山1103…小持山1127…
                         (320)   75 (937)   80  (△1294)  24(・1273)   28

シラジクボ1155…1225武甲山1300…1500秩父鉄道・浦山口
    (1070)  30  (△1295)  120       (250)


                 体力度B 神経度A+(歩行合計約6時間20分)
◇5万図 秩父
□筆者参考文献 東京周辺の山(山と渓谷社)

 武甲山は、石灰岩採取でとうとう頂上まで削り取られてしまいました。標高は41mも低くなり、大持山とほとんど変わらなくなってしまいました。標高1336mの頃は、いろいろコースを変えて3〜4年間に4〜5回は訪れていました。その後、疎遠になっていましたが、気を取り直して再訪してみると、「腐っても鯛」(?)、やはり今でも十分いい山でした。(昔はもっと良かったはずですがもう遠い記憶の彼方。^^;)

 このコースは比較的長いので、飯能駅から可能な限り早いバスに乗りました。名郷で下車し、キャンプ場のある沢沿いの林道を行き、採石場の所から山道に入ります。鳥首峠は小さな祠のある小さな場所です。
 鳥首峠から尾根を北に向かうのは久しぶりです。すぐに、都県境尾根がよく見える展望地があります。
 大持山に近付くと、東方の妻坂峠からの道(防火帯)を合わせる辺りからの展望は抜群です。大持山周辺は足下にはカタクリ、図上にはツツジと花の彩りも楽しめます。ここから大持山を往復して、妻坂峠方面に向かっても良いくらいですが、本日は武甲山を目指します。



 大持山山頂南面からの展望。


 小持山を過ぎて、最低鞍部のシラジクボからは標高差200mの急登を頑張ります。山頂直下では、右に表参道、左に浦山口への道を合わせます。山頂展望台は、神社の裏手で北側の展望は見事です。しかし、金網越しの切り立った崖下は石灰岩露天掘りの広場になっており、月の表面みたいな所をパワーショベルやダンプカーが蠢いています。発破の時には足下が揺れ、頂上もろとも崩れ落ちるのではないかとビビりました。
 昔、下山に便利だった西参道は山頂が低くなるよりも前の採掘で、なくなってしまったので、下山路は、先程の交差点から浦山口へ。ちょっと車道に出てからが長い道のりですが、のんびり歩けます。



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