戸隠表山(信州)



                           93年 6月 8日(火)快晴

(JR信越線・長野よりバスで)奥社入口BS815…奥社840…八方睨1030…1205一不動1215
                 (1215)   25(1330)110(1900)   95  (1747)

…1345戸隠牧場1415…1420戸隠キャンプ場BS(バスで長野へ)
90      (1190)  05       (1172)


                            体力度B 神経度B+(歩行合計約5時間40分) 
◇2.5万図 高妻山
◇5万図 戸隠 
□筆者参考文献 「東京周辺の山」(山と渓谷社)

 長野発7時頃の一番バスに乗るために、前夜発となりましたが、それだと早く着き過ぎて夜明けの肌寒い中、4時間もバスを待つはめになりました。現在、信越線の一部区間廃止によりこの手は使えないですが、長野行き新幹線を利用すれば、一番バスには間に合わず、スケジュールが1.5時間くらい繰り下がるものの、東京周辺から早朝発日帰りも可能かと思います。
 戸隠表山を正面から見ると、コップ状ルンゼがいくつも並んだような破風状の山容が印象的で、大いに登高欲がくすぐられます。


 奥社入口の駐車場から眺めた戸隠表山。



 奥社入口から奥社への参道は杉並木が見事です。奥社から百間長屋くらいまでは、普通の道ですが、沢には残雪がありました。
 この辺から、鎖場の連続です。鎖はしっかりしていますし、フットホールドも豊富ですが、とにかく急で平均斜度でも45度くらいありそうに感じます。もし、ここを過ぎてから雷雨でも来たらお陀仏、なんて考えると恐怖感はスリル以上のものがありました。天候に少しでも不安があるときは、入山を控えた方がいいでしょう。
 やっと急登が一息ついたと思ったら、今度は蟻ノ戸渡り・剣ノ刃渡りと痩せ尾根を行かなくては行けません。風がちょっと吹くだけで大いにビビリマくります。


  蟻の戸渡りの痩せ尾根


 稜線上に出たところのピークが八方睨で、端っこですが実質的には表山の主峰です。展望も良く、西岳方面や高妻山等は間近に眺められますし、広々とした遠景もすばらしい。
 いよいよ八方睨から一不動の鞍部まで、表山縦走に入りますが、天候さえ良ければそれほど心配のない道です。いつも崖の縁を通るわけではないので、道を間違えないようにだけ注意。
 一不動からは沢に沿って下ります。やがて、傾斜が緩むと高原情緒あふれた道になります。
 戸隠牧場で食べた蕎麦(天せいろ)は観光地と思えないくらい旨かった。天ぷらの山菜がサクサクしてて苦くて旨いので、店主に訊いたのですが、耳慣れない名前だったので忘れてしまいました。



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