96年11月24日(日)晴 小津BT1014…1101ボンゼン山1110…鳥屋切場巻き道1242…1325刈寄山1335 (220) 47 (△498) 92 (600) 43 (△687) …1450JR・武蔵五日市 75 (180) 体力度B- 神経度B(歩行合計 約4時間30分) ◇五万図 五日市 朝日新聞の木曜夕刊首都圏版「山便り」欄には、時々東京からの日帰りコースでマイナーなものも紹介されていて、筆者のように、すいているコースが好きな日帰りハイカーにとっては、良い新規開拓情報源となっていました。ボンゼン山も、ここで知りました。 奥多摩のガイドブックには、代表的コースとして紹介されている戸倉三山ですが、標高の割に歩程が長い為か、意外にすいていて、これからの季節、静かな山歩きが楽しめるでしょう。昔のガイド文では、薮尾根の小さなピークの登り降りで結構きつい割りに展望もないようなことが書いてあるせいもあるかも知れませんが、現在は縦走路中のコブにも巻き道が完備していますし、展望もそれなりに悪くありません。 ボンゼン山とは、戸倉三山コースが、刈寄山から南下して来て、西へ直角に曲がる地点=鳥屋切場(とっきりば)付近の東に連なる589m・536m・498m峰あたりの山域のことのようです。 八王子から40分程の小津BTまでバスに乗っていたのは、筆者ひとりでした。Y字路は、左の橋を渡り、50m程のところから、戻りぎみに右へ草ぼうぼうの車道に。すぐに、左手山裾の小墓地を目指して山道に入ります。墓地から先は、林の中のか細い踏み跡ですが、これをいつまでも辿っていると右へ右へと巻いてしまい、尾根に取り付けません。適当な所から、斜面を直登します。25度はあろうかと思われる斜面ですが、下草がきれいに刈り払われていて、容易に尾根上の道にたどり着けました。尾根上の道は、薮が出ています。 ボンゼン山の静かな山頂。道なりに行って、巻き道に入り込んだら早めに見切りをつけて尾根上を目指すようにすれば、やがて、木に「ボンゼン山」と札がつけられた498m峰の頂上に出ます。ここから、589m峰までの尾根歩きでは、枝尾根に入って引き返す事2度。ルートファインディングが楽しめました。また、雑木林に露岩というような、低山歩きのハイライトのような好ましい部分もありました。536m峰は気が付かずに通り過ぎ、589m峰も、似たように高さの部分が細長く続いたため、同定出来ませんでした。この付近まで来ると、前方に鳥屋切場の送電鉄塔が近づいてきます。ここまで、指道標は全くありませんが、所々、木に赤テープは巻いてあります。 この辺からは手入れの行き届いた植林帯となって、さっきまでの薮が嘘のような歩きやすい道となります。林道のトンネルが下を通ってる、鳥屋切場との鞍部で、本日初めての指道標に出合います。少し登れば、鳥屋切場の送電鉄塔下で戸倉三山コースに出合います。後は、戸倉三山コースを刈寄山方面へ辿りました。 本コースは前半は軽い薮(トゲ多し)漕ぎの連続で、また、刈寄山付近も含めて木に捕まっての登降も多いので、皮軍手は必携です。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |