1999年1月5日(火)曇
(JR・興津よりバス)坂本BS946…1048のろし台1100…1136浜石岳1154…
(180) 62 (650) 36 (△707) 114
1348さった峠展望台…1429由比
(80) 41
体力度B- 神経度A+(歩行合計4時間30分)
◇5万図 吉原
浜石岳は、海と山両方の展望が抜群の山です。このような山は、東海道沿線にも湘南平とか湯河原幕山とか、いくつもありますが、浜石岳は[標高/海からの距離]が比較的大きいので、海岸線を見下ろした時の迫力が抜群です。 この山は、4回目。いつも由比から登っていたのですが、車道(山頂直下まで車で行けます)歩きが長いのが難点。今回は、バスを使って西麓の坂本から登ることにしました。 坂本BSから清流に沿った車道を400mくらい行ったところから登山道に入ります。指導標は完備していますので、山頂まで迷う心配はありません。1時間弱でのろし台(陣馬山;地形図上浜石岳北西に広い山頂部を持つ山)との分岐で、ここからのろし台へは片道10分程です。この辺は、テーブルマウンテン状で、最高点は判りにくいのですが、途中大きな高まりを西から巻いてしまうので、のろし台は頂上より下った所にあるのか、と心配するものの、その先、南端に小さいながらも顕著なピークがあって、そこがのろし台なので、一応最高点らしくて安心しました。少し休んで先ほどの分岐へ戻りますが、途中樹間から北岳方面が見渡せました。 のろし台分岐付近から北岳方面。分岐からは、山体の合わせ目のような沢地を辿っていくと、東側の車道に出ます。これを500mくらい南下(途中、崖崩れの土砂で埋まっており、今でもからからと土が落ちいるようでビビりました)して、山頂への山道に入り、まず電波塔のピーク、そして待望の浜石岳山頂です。あいにく、富士山は雲の中。こんな近いのに何故か今まで1度しか見えたことがありません(T_T)。上空は曇っていますが、遠方には晴れ間もあり、ソコソコの展望は得られましたが、見通しのいい日なら、伊豆半島からの海岸線や、南アルプス方面の山並み等、さぞ素晴らしかろうと思われました。 山頂からは、尾根通しに海岸部のさった峠目指して南下します。展望はあまりない静かな林間の道をのんびり歩いて行き、最後に海が近付くと急な下りとなります。農道に出て、右へ緩く下って行くと、さった峠の駐車場。筆者としては、峠とは道が尾根(大抵は鞍部)を乗越すものというイメージなのですが、ここは平地のない海岸を避けて山腹を高巻いているだけなのです。最高点は駐車場付近と思われますが、「峠」の位置を示す表示はありません。150mくらい興津側の「展望台」まで行ってみましたが、「峠」の位置を特定できそうもなく、興津側へは以前下ったことがあるので、すぐ引き返し、今回は由比側へ下ることにしました。 由比駅へ向かう途中の町並みは、非常に古い感じで、歴史的価値を感じるほどでした。 さった峠への道。▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |