臼入山(外秩父)



                         1999年10月24日(日)晴

東武線・小川町1022…1140石尊山1155…1311臼入山1320…行止まりピーク1355… 
     (90)  78  (344)   76  (△421)  25    (380)   19

1414臼入山1420…1445役場入口BS(バスで小川町へ)
  (△421)  25    (150)


                         体力度A+ 神経度B(歩行合計約4時間00分)
◇5万図 熊谷 寄居
□筆者参考文献 「埼玉県の山」(山と渓谷社)

 官ノ倉山(344)は、外秩父七峰縦走コースの第1峰として、またファミリー向けのショートコースとして多くのハイカーが訪れていますが、尾根続きの臼入山まで足を延ばす人は比較的少なく、里に近いのに静かな山歩きを楽しむ事が出来ます。

 小川町を出たら、まずは「官ノ倉山」の標識を見つけることが肝要です。駅からはまず直進しますが、2本の直進路のうち、改札口正面の道よりも、右手の道を選んだ方がいいです。初めて行ったとき正面の道の方が太いので、ついついそっちに行ってしまい、かなりの時間迷った経験があります。何しろ、里道がしばらく続くので、官ノ倉山への道はもともとは非常に分りづらいです。しかし、標識を1つ見つけてしまえば、あとは次々と出てくる「外秩父七峰縦走コース」の標識が官ノ倉山へ間違いなく導いてくれます。この里道は、笠山方面が美しく眺められたり、花があふれていたり、のどかな農村風景を眺めたりと、山への単なるアプローチ以上の楽しみを味わわせてくれます。
 北向き不動の先で登山道となりますが、急登しばしで、本日のコース中最も好展望の石尊山に着きます。眼下に小川町も見えますが、条件の良い日なら赤城山や北関東の山々まで眺めることが出来るでしょう。ここは双耳峰である官ノ倉山の東峰に当たり、高さも官ノ倉本峰と殆ど同じです。


 石尊山より笠山方面。


 さて、西に急降下しまた急登して石尊山から10分ほどで官ノ倉山に着きますが樹木の中で展望はありません。ここから急降下すると広い鞍部の官ノ倉峠で、左は安戸BS、右は竹沢方面へ下る道です。
 正面へ進みます。ここから、やや細くなり時に藪もある道になりますが、進行方向の尾根を見ながら行けば間違えて枝道に入る事はありません。日曜日なのに下山するまで人に会うことのなかった静かな道が続きます。 いくつかピークを越えて行くと左手が竹林、右手が伐採地になり、鐘撞堂山の先に赤城山が霞みます。更にいくつかピークを越えていくと同じような高さの小ピークが連なった場所があり、その中の西端中央の421.1m三角点が臼入山の山頂です。雑木に囲まれた静かな場所ですが、枝越しに空や山が見えて、それほど暗い感じのするところではありません。


 静かな臼入山山頂。


 ここから、左に行けば役場入口BSに下ることが出来ますが、出来れば東武竹沢へ行きたいので、更に尾根を進んでみます。岩を左手から巻いて次のピークには右手へ分かれる道を発見。トライしてみますが、途中から藪がひどく断念。尾根に引返し更に西進。3つ目くらいのピークからは100mくらい先に真新しい(路側や法面に草木なし)非舗装の車道を発見。しかし、尾根道はここで行き止まり。赤白のポールとロープが左右に渡っているので、それに沿って右に降りてみましたが、100mも行くとやはり藪。まだ藪漕ぎの季節ではないので退却しました。左は、30mほどでやはり藪で退却。(後に2.5万図を見たら採石場のようで、引き返して正解でした(^^;)。)
 結局、臼入山に戻り、そこから役場入口BSへ下りました。相変わらず細い道ですが行き先がはっきりしているので、さっきの道を行ったときの不安感からは解放されました。



▲項目索引▲
◎トップページへ戻る◎