1999年12月12日(日)晴
(東武線・小川町よりバス)皆谷BS1110…萩平峠1135…1230観音山1250…(迷)観音山1350
(220) 25 (400) 55 (・458)
…鉄塔1430…1500役場入口BS(バスで小川町へ)
40(370) 30 (150)
体力度A 神経度B((迷)を除く歩行合計約2時間40分)
◇2.5万図 安戸 5万図 寄居
□筆者参考文献 「秩父の低山」(けやき出版)
観音山は、外秩父の名山笠山の北、大霧山〜登谷山の尾根の槻川をはさんで対岸にある小さな山です。このコースは、山中道標皆無で尚かつ、朝から歩き始めれば迷ったら出発点まで戻っても日没までには戻りきれる短いコースなので、ルートファインディング超入門にお勧めです。アレさえ無ければ…。 ※2002年4月28日付の朝日新聞「声」への投書によると、工事の手は山頂を削るところにまで及んでしまったようです(ToT)。 小川町から白石車庫方面へのバスを皆谷で降り、「笠山峠」を指す指導標に従って左手の小道へ。以降、指導標に従って時々小径でショートカットしながら車道を行けば前が開けてT字路に突当たる鞍部に出ます。ここが萩平峠です。この手の無名の山は、入口探しが第一関門で、のっけからいきなり(迷)モード突入と言うことが多いのですが、ここは、左手車道の更に左、モロに尾根を行く非常に分り易い登山道を発見することが出来ます。 尾根道をいい感じで登って行くとやがて期待通り(?)藪が出てきますが、ルートは明瞭です。登り着いた、465mピークには廃屋があり、右手から荒れ果てた車道が登ってきています。尾根通しに進み、460mピークからは、官ノ倉山〜臼入の稜線がよく見えますが、足下を見ると愕然。この先、幅数十mに亘って土木工事によって掘り返されています。パワーショベルやブルドーザーが放置されていますが、日曜日のためか工事は休止中のようで、無人ですのでそっと通らせてもらいましたが、工事中ならば通れないかもしれませんし、工事の内容によっては完了後も通行不能かも知れません。これさえなければ初心者向けルートファインディング入門コースとして好適なのに、お勧め出来ないのが残念です。 460mピークより観音山458mピーク方面。足下鞍部は無惨。登り返して南北に細長い頂稜部を進めば観音山458mピークに着きます。西側を見れば大霧山から登谷山の尾根の東斜面、槻川の谷から秩父高原牧場に至るなだらかな山腹が望めます。尚、この付近の最高点はここですが、 観音山の山頂は30mくらい先の如何にも山頂っぽいもののここよりやや低い小岩頭かも知れません。 観音山より秩父高原牧場〜登谷山方面。小岩頭の北は崖(縁から赤城山方面が見えます)で、尾根道はやや左方向です。次の小ピークは越えることも右手から巻くこともできます。この辺、村が立てた訳の分かんない看板が随所に出てきます。しかし、これにつられて、この先、道なりに行くと尾根道は時計回りに回り込んで東へ向きを変えて行きます。本来は393.1m三角点を越えて、その先の送電鉄塔まで北進するはずで、左手はずっと大霧山から登谷山の尾根方面が見えるはずです。しかし、それが見えずに、来た道から分かれた尾根が見えます。太陽の見える方向もおかしいのでそれに気がついて、確認のためコンパスを出そうとしたらありません。観音山に置き忘れてきたようです。始め行ったり来たりして道を探しました。しかし、買い直しても高価な物でもないとは言え、こんな調子では本日この先コンパスなしで進むのも不安なので、結局観音山458mピークまで戻ることにしました。 観音山に戻ってみるとコンバスは無事見つかりました。地形図とガイドブックの記述を再確認して左側の分岐に注意しながらもう一度北進しますと、道が東へ曲がる辺りに左へ下る道がありました。こちらへ入ると、コンパスはちゃんと北進していることを示しています。393.1m三角点ピークは知らぬ間に巻いてしまったらしく、やがて送電鉄塔に出ます。鉄塔の先へ巡視路は下っていきますが、かなり急な上、藪がひどそうなので、ガイドブックの記述に従って、鉄塔の手前へ戻って東へ山腹を巻下る道へ入ります。また鉄塔に出合い更に山腹道を東進し、3個目の鉄塔の手前から右手の谷に下り、向堀の集落を経て役場の右手から橋を渡れば、役場入口BSです。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |