風神山〜真弓神社(日立)

青のルート


                       2001年 1月 2日(火)快晴

JR・大甕1140…1227風の広場1232…1239風神山(神の広場)1250…1443真弓神社1453
   (30)  47   (220)    5 (△242)        53    (280)

…分岐(鳥居)1358…採石場上1410…分岐(鳥居)1422…常磐道下1448…1525常陸多賀
16 (280)    12  (260)  12          26  (120)  37   (30)


                 体力度A 神経度A+ (歩行合計約3時間40分)
◇5万図 日立
□筆者参考文献 「茨城県の山」(山と渓谷社)

 元旦に「青春18きっぷ」を買ってしまいましたので、取敢ずJR線を長めに使うコースを物色。この日、早起き出来なかったので「遠くて、軽いコース」と言うことで風神山。
 風神山は高鈴山から南に延びる尾根の末端にあります。以前、やはり正月休みに「のんびり散歩」のつもりで行った安房高山は結構手強かったのですが、風神山だけなら本来の「のんびり」が出来るはずです。

 常磐線大甕(おおみか)駅出口は2階ですが、左へスロープを降り線路沿いの道僅かで渡線橋がありますので渡り、そのまま正面へ道なりに行きます。道は左へカーブしながらだらだら登って行き、左手に教会、次いで右手に神社を見ると、R6に斜めに突き当たります。
 R6の向かい側に日立研究所の取付け道路の門があり、その右、横断歩道正面が階段になっているのでそれを登って出合った車道を左へ行けばそこにも日立研究所の門があり、右手の研究所の縁に沿って登って行きます。
 10分くらいで研究所を抜け風神橋(陸橋)を渡れば風神山入口で、山頂付近まで車道が直登しいています。
 車道終点手前から右へ分岐する遊歩道へ入れば太平洋の眺めがすばらしい風の広場です。


 風の広場と太平洋。


 何本かのアンテナのわきを通って北上すれば、三角点のある山頂(神の広場)で、四阿や石碑があります。その数分先には更に山の広場があります。これら山頂付近でのんびりして大甕に戻れば、それこそ「のんびり散歩」ですが、この辺まで来てようやく山らしくなったので、尾根を北へ辿り、真弓神社を目指すことにしました。
 真弓神社への道に関しては資料は持ち合わせていなかったのですが、「真弓神社」、「真弓山」という指導標は頻繁に出てきますので安心して歩きました。始めは緩い起伏が続きますが、風神山から30分くらい歩くとやや本格的な登りとなり、それを登り切ってもピークではなく、5万図295.7標高点の西側で、この付近から尾根が一段高まったのを知ります。
 この付近には小さな切戸(空堀あるいは切通しか?)など山城跡のような小地形が見られます。樹間からの風景もかなり山深くなったと喜んでいるとすぐに車道に出てしまいました。  車道を行けばすぐ三差路(ロータリー)で、そのまま正面へ行くと程なく正面左手へ山道が分岐していますので、そちらへ入って緩く登りますがすぐ下りになってしまいます。5万図で見ると300mの等高線が輪を作っており、この辺が本日の最高点のようです。
 高鈴山方面への道を右に分け、更に分岐を左へ行くとすぐ右手に鳥居があり、指導標が左方表参道、右方真弓神社を指していますので、先程は右が近道だったようです。この辺は、スギやモミの大木が林立して神々しい雰囲気です。


 表参道分岐点の鳥居付近。


 鳥居をくぐって先程の近道と合流し下り、更に別の鳥居をくぐって登れば、真弓神社で、西へ突き出た小尾根上のピークで尾根続き以外の3方は切れ落ちています。指導標にあった「真弓山」らしきピークは5万図で付近には他に見あたらないので、ここの事なのでしょうが、神社の説明文には地番として「陣ヶ峯」の名がありました。


 真弓神社。


 来た道を大甕まで引返すのが無難且つ最良の選択なのは後の結論(^^;)。先程の鳥居の分岐点から表参道に入ってみました。里に下りてからの交通アクセスは悪くなりそうですが、「表参道」と言うくらいですから文化財でも見物しながらすんなり下れる筈です。
 しかし、この表参道は尾根道が続きます。5万図で「弁天」注記方面へ下っている尾根道のようですが、明るくていい感じの道です。緩い起伏が続くので、いつ下りになるのかと思っているとちょっと登って急に藪がひどくなりました。道の縁から覗くと、採石場の上の縁に来ているようです。縁に沿って道は続きますが、すぐに道全体を藪が覆うようになり、採石場の拡大により表参道が廃道になっている可能性もあり、転進を決意。鳥居まで戻ります。
 鳥居からは、来た道を戻り、高鈴山方面へのルートを左に見送って車道へ戻り、三差路へ。ここを右へ戻るのが風神山から来た道ですが、左へ林道を下りました。道は始めなだらかな樹木の試験栽培地の中を行きます。普通の谷間の車道となってひとしきり下ると、常磐自動車道の陸橋アーチをくぐります。右方トンネル入口に「日立トンネル」の表示が読めました。
 更に少々下っていくと平地(と言っても海に向かって緩く傾斜)となります。道が北向きになって少し先で右(海方向)から突き当たる道があったのでそちらへ入り、少々でR6に出合います。
 この辺は完全に市街地で、左前方へ適当に道を拾って10分くらいで常陸多賀駅に着きました。



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