2001年 4月 8日(日)曇時々晴 秩父鉄道・皆野1044…椋宮橋1125…破風山1233…1243札立峠1248…1313大前山1318 (170) 41 (180) 68(△627) 10 (530) 25 (653) …天狗山1331…大前1341…1405秩父華厳の滝BS(バスで皆野へ) 13 10 24 (300) 体力度A+ 神経度A+ (歩行合計約3時間15分) ◇5万図 寄居 □筆者参考文献 「埼玉県の山」(堀江昇 他) 秩父の破風(はっぷ)山は地形図で見ると城峯山の前座みたいな物で、実際、所要時間も大した事なく登れるのですが、展望が明るく開け、楽しいハイキングが出来ます。この日は、武甲山も見えないほど霞んだ春の曇の日でしたが、サクラを初めとする花に彩られ、また陽が射したり翳ったりする毎に自然界の脈動の中にいるような感覚を覚え、天上の渡り廊下を辿るような気分で歩くことが出来ました。 皆野駅前右手(秩父寄り)の踏切を渡り、道なりに行けば、橋を渡りT字路右折でまた橋を渡るとすぐ、左へ登って行く道に入ります。やや広い道に合流し、橋から10分程のところに「破風山登山口」がありますが、ここは五万図で谷沿いに東側から登って行く道でしょう。ガイドブックの椋宮橋BSは更に10分くらい先で、その僅か手前から右に入る道が本日のルートです。 車道歩きですが、上に集落があるにも拘わらず車はあまり通りませんので、のんびり行けます。登るに従って開けてくる秩父盆地は乳白色のモヤの中ですが、花の多い近景と相まって、いい感じです。やがて、「旧道」との指導標から、ショートカットの小径が始まります。また車道に出合う事を繰り返し、3本目くらいの小径は尾根から右手へ巻く道となって車道終点に出合います。そこから小径に入りますともう車道に出ることはなく、山頂東側の四阿から天上の楽園のような感じのいい尾根を伝って破風山山頂へ。 ここからは、秩父盆地方面の眺めがいいのですが、本日の視界ですし、今まで人に会わなかったのが嘘のように混んでいましたので、三角点を踏んだだけで西へ下り始めます。ここから先の大前山方面が、すごくいい形に望まれます。 破風山山頂西側から大前山方面。ここから札立峠への尾根は、明るく開けて、とてもいい感じなので、山頂が混んでいたらこちらで大休止とすればいいでしょう。 下り付いた札立峠。いくつかのガイドブックでは、ここから水潜寺へ下るように紹介されていますが、ここから先の尾根がお楽しみの核心部。如金峰(ニョッキンポウ)の岩頭付近からは、岩稜が表われ始め、天上の廊下を渡って行くようなウキウキした気分。大前山、天狗山へと楽しい道が続きます。 天狗山からは右へ尾根を辿り、鞍部から下ればすぐ大前集落で、立派な梅の木がありました。 更に下って行くと、谷沿いの道となり、やがて車道に出ます。右(下り方向)へ行けばすぐバス停があるはずですが、左(登り方向)へ300m程で秩父華厳の滝BSなので、そちらへ行きました。滝が見える場所はバス通りから右へ50mくらい入ったところです。 秩父華厳の滝。バスの時刻表を見ると滝見物をしても30分くらい余りますが、歩くと皆野より僅かに近い親鼻まで2時間近く掛かりそうなのでバスを待ちました。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |