弓立山(比企)



                   2001年10月13日(土)晴

越生1127…梅林入口BS1210…(ロスタイム25分強)3つの石碑1323…1352弓立山1357…
(80)  43  (90)   45             (220)  29  (△427)    8

1405雄ヶ岩1419…1455役場前BS(都幾川村営バスで越生へ)
   (360)  36   (80)

                               体力度A+ 神経度B-(歩行合計約2時間50分)
◇5万図 川越 熊谷
□筆者参考文献 「埼玉県の山」(堀江昇他)


 遅く起きた日も、天気がいいので家にいるのは勿体ないと言うことで、軽いコースをのんびり歩くのも悪くありません。弓立(ゆみたて)山は駅からすぐ登り出すと言うわけには行かず、山の大きさの割にアプローチが長くなりますが、むしろその里道を楽しみながら歩くコースと言えます。尚、神経度をB-と格付けしたのは、アプローチに指導標が皆無なためで、これを読まれた方にはAです(^^)。

 越生(おごせ)駅前から黒山方面へのバスは少ないので、梅林入口BSまでも歩きました。バス停手前から右「越生梅林入口」ゲートをくぐり、越辺(おっぺ)川を渡ると右へ入る道の奥に二重の塔のようなアンテナが山頂手前にある弓立山が見えます。この道へ入りその先右手にグラウンドがあるところで左から来る道に合流。その先「大日六地蔵」の前でサンドイッチを食べて、更に進めば、金精像(?)や観音像やらその他雑多なオブジェがある不思議な工務店(?)の前を通ったり、民家の庭先や路傍、あるいは野原に咲くコスモスその他様々な花を賞でたり、段々畑を眺めたりと、風景を楽しみながら歩くことが出来ました。やがて、沢沿いに左へ分岐する車道を見送り、更に300mくらい先から左へ登って行く車道へ入るのがガイドブックに記されているコースですが、余りに気分良く歩いていて、その入るべき左分岐を通過、その先の車道が右へ分岐する地点も越えてしまいました。目の前が乗っ越し(峠)っぽい雰囲気なので、「そんなとこまで行くはずない」と気付いて引き返しましたが7〜8分のロス。
 本来のコースに入ると、その車道はぐいぐい登って行きます。それにつれて展望も開け、また、この南向きの斜面は住宅が多く、意外に大きな集落になっています。この集落も花に彩られ、いつも乍らの表現ですが「桃源郷」という言葉が思い浮かんで来ます。
 ガイドブックでは車道が終わり、細道に入る事になっていたのですが、気分良く歩いていたら下りに転じ、沢沿いの道(さっき最初に見送った道でしょう)に出てしまいました(ToT)。おかしいのでまた最高点の更に手前で戻り、振返ると斜面の一段上にも車道が見えます。そちらへ行くのが正解だとは思うのですが、やたらと登りの細道に入ると民家の庭先へ侵入してしまいます。しばらくウロウロしていたら、民家から中年男性が出てきたので「弓立山へ行きたい」ということで道を尋ねると、最高点より50mくらい戻ったところから登る細道を教えてくれました。この道の先にはガイドブックの「八幡神社」への道らしき階段も見えます。(この登り道を見付けるまでにもまた20分近くロスしたと思います。)階段の下から左へ行けば上の車道に出ることが出来ました。その地点にはガイドブックにもある「国弊出羽神社」等の3つの石碑もあり一安心。車道から分岐する簡易舗装の道に入ります。この道は緩い尾根通しに登り更に上の車道に突き当たります。その先に更に上の車道が見え、そちらへ向かう細道も登ったのですが車道の下の法面に突き当たってしまいました。ここは登れそうにないので引き返して車道を登る事にしました。
 くねくねと何回か折り返すと三差路。そこで初めて右「弓立山」の指導標を見ることが出来ました。更に車道を行けば、指導標に導かれてアンテナの少し手前から左の小径に入ります。弓立山まで500mの表示があり、植林帯を行けばそのまんまの感じで弓立山の頂上です。回りに比べてぼんやりと高い事は判りますが、一面下草はなく、しかし山頂部が伐採してあるわけでなく、三角点と標柱があるだけの場所です。


 山頂。


 山頂部がぼんやりとしているので、どっちが北へ向かう道か分かりにくいので、コンパスで確認。北へ少し下るとようやく道がはっきりしてきます。ちょっとした急降下の先の露岩帯が雄ヶ岩(現地標識では「男鹿岩」)です。ここで今日初めて2組のハイカーを見ます。一番上の方には若い男性2人組。下の方の一番顕著な岩頭は中年男性が占拠していてなにやら交信しています。山で無線しているそばにいるのは、電車で携帯電話の会話を聞くよりは不愉快なので、少し上に離れた岩頭を占拠して弁当タイムにしました。ここからは、新宿高層ビル街等の関東平野方面はよく見えますが、肝腎の西側、山の方は立木に遮られていて残念です。


 雄ヶ岩。


 ここから尾根に沿って下って行きます。途中かなり滑りやすい部分もありました。筆者のトレッキングシューズはかなり履き込んでフラットソウル化しており、スリックタイヤ同様乾いた路面には強そうなのですがヌメっいてる斜面にはすこぶる弱そうです(^^;)。
 途中右への分岐もありますが、構わず直進すれば雄ヶ岩から20分強で舗装道路に出られました。この道を右へ少々で、都幾川沿いの県道に出て、銀色に光る都幾川中学校の天文ドームなど見ながら更に10分強で役場前バス停です。
 バス停の休日の時刻表を見ると15分ほどで越生行があって「ラッキー」と思ったのですが、来ませんでした。土曜日は平日ダイヤだったのです。歩けば東武線の通じている小川町あるいは越生まで1.5時間くらいかかりそうですし、八高線明覚までは20分くらいで行けそうですが列車本数が非常に少ないので、結局、越生行バスを55分待ちました。




▲項目索引▲
◎トップページへ戻る◎