2002年5月3日(金・祝)晴 京浜急行・安針塚1003…1026塚山公園展望台1035…1150大楠山1205…遊歩道入口1240… (20) 23 (140) 85 (△241) 35 (20) 15 1255前田橋BS (15) 体力度A+ 神経度A (歩行合計約2時間40分) ◇5万図 横須賀 □筆者参考文献 「首都圏ハイキング 98秋冬号」(山と渓谷社)三浦半島の最高峰大楠山へは何度か行きましたが、阿部倉コースは初めてです。大楠山登山口までバスの便もありますが、元々距離も標高差も大したことないので、京急・安針塚から阿部倉コースを登って大楠山へ、下りは定番の前田橋コースを前田橋BSまで、と半島をほぼ横断することにしました。他に、衣笠コースからあるいは芦名口コースから登ったことがありますが、阿部倉コースから前田橋コースへと辿るのはこの山のベストコースと言われています。前半、丘陵を下って平地を行ったり、再び登った丘陵の車道ではいくつもの分岐があったりとやや複雑な道程ですが、指導標が完備しているので迷う心配はありません。 駅の横のガードをくぐって車道を登って行きます。住宅地ながら周りは濃い緑に包まれているので歩き出してすぐにも、既に山に入っている感じです。丘陵の谷沿いの道は傾斜が結構きつくてぐいぐい登って行きます。やがて遊歩道となって塚山公園に突き上げますが、公園内の一番高い場所は展望台となっていて、これから行く大楠山は意外と近く望まれ、また霞みながらも海の向うに房総半島の富山の双耳峰が認められます。晩秋か冬場など遠望が利く時にまた来てみたいと思いました。 塚山公園より大楠山方面を望む。展望台から下り、隣の小ピークにある史跡・ウヰリアム=アダムス夫妻の墓(三浦安針塚)にも寄りました。指導標に従って左手から下って行くと自動車専用道路の高架下に出ます。はじめ自動車専用道の左側ですが、すぐに高架をくぐって右側を行くようになり、やがて横須賀ICの脇からは広い車道沿いの歩道を行きます。この辺は山林に比べて見通しがいいので、ハイカー続々と続いているのがよく分かります。池上トンネルをくぐって更に行った先の「インター入口」と表示のある丁字路を右折するあたり、盆地のような所なのに沿道はコース中最も市街地っぽくなります。 大楠山への案内板を見付けて左折し、丘陵を登って行くと広い尾根の上を通る道となりますが、尾根上は平坦なためか密度の高い住宅地となっています。しかし、やがて竹林が現れると山里っぽいいい感じの風景となり、横浜横須賀道路をくぐってしばらく行けばいよいよ大楠山への登りです。竹林が現れてからこの辺まで分岐が多いので指導標は見落とさないように注意しました。 登山道ははじめ清流沿いですが、やがて沢から離れてぐいぐいと登って行きます。傾斜がきつくなる頃とうとうハイカーの渋滞に捕まってしまいました。ちょと道幅が広がると横に広がる団体さんにも困るのですが、杖を突き後ろを気にせず牛歩戦術みたいな歩き方をする高齢者には、「よけてくれ」とも言えず参りました(ToT)。楽しみながらゆっくり歩く行為は否定しませんが、色々なペースのハイカーがいるわけですから平然と道をふさぐのはやめて頂きたいものです。少しずつやっと一団を抜けた後は、渋滞でたまっていたストレスのため、つい走り出してしまいましたが、そのダメージからか衣笠からの道を併せて最後の登りは結構きつく感じました(^^;)。 大楠山山頂の展望塔からは、360度の展望が素晴らしいのですが、この日は丹沢や富士山は霞んでいました。この展望塔は風が吹くと揺れるのでビビります(^^;)。遠望の利く季節だと、寒風による体感温度の低下の他、揺れの恐怖がプラスされて余計寒く感じるでしょう。 大楠山の展望塔。売店の前から下りますと車道に出て、左は車道の芦名コース、右は遊歩道の前田橋コースですが、当然前田橋コースを下ります。園地状の場所を過ぎ、林間の山道を山頂から35分くらい下ると前田川沿いの車道に出ますが、前田川の中を通る遊歩道を発見。初めて入ってみます。川の護岸工事は施されていますが、流れは澄んでいて、飛び石だったり木道だったり普通の道だったりする道は涼しげでいい感じです。13分くらいでこの遊歩道が終わり、階段を車道に上がるとあと僅かでバス通りに出ます。 前田川遊歩道。交差点のすぐ横が前田橋のバス停で逗子駅へのバスは10〜15分に1本ありますので安心です。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |