2004年5月15日(土)晴 JR・東青梅942…1020塩船観音上部1025…笹仁田峠1100…1110七国峠1130… (190) 38 (220) 35 (・179) 10 (△226) 15 1145山道分岐(山道少し往復)1150…岩淵団地BS1230…1300飯能駅南口前 (△162) 40 (110) 30 (100) 体力度A 神経度A+ (歩行合計約3時間05分) ◇5万図 八王子 □筆者参考文献 「東京都の山」(岩波和俊)この日は、「翌日から曇や雨が続く貴重な晴れの日」との天気予報でしたが、前日(というか連日(^^;))の酒の影響や痛風の名残で普通のコースを踏破する体力的自信がなく、迷っているうちに時間も経ってしまってどのみち長いコースは無理となり、以前2度行ったことのある「霞丘陵コースハイキングコース」に行きました。 東青梅駅からはまず塩船観音を目指します。方角は北北東ですが、始め北へ向かう道がないので少し東進して左折、正面の丘陵に墓地を見ながら「市役所六万通り」を北上しますが、光明寺の前で横道に突き当たってしまいます。このバス通りを東へ進むと「東青梅6丁目東」の交差点でようやく左折出来ますので再び北上。ここもバス通りですが、非常に寺院を多くの見かけたのに、なかなか塩船観音が近いことを示す標識が出てこなくて不安になってきます。しかし、やがて左手ゲートボールグラウンドの手前左折路に塩船観音入口の看板がありました。ここへ入り、緩く登って低い尾根を一つ乗っ越して緩く下って行くと、歩き出してから30分ほどで塩船観音の山門に着きます。 境内に入り、右手の尾根に付けられた遊歩道を登って行くと、左下の浅い谷はスタジアム状で、ツツジ園となっていますが、残念ながら花は終わってしまったようです。最上部まで登ると展望台になっていて、ツツジ園を含めた境内やその先の街並みを見下ろす事が出来ます。 展望台より境内を見下ろす。その先には、ツツジの季節には入園料を取っていたゲートらしき場所があり、その先からいよいよハイキングコースが右(東)へ続いて行きます。左手ゴルフ場の奥に奥武蔵の山もちらちら見える快適な道です。1回目の時は参考書を確認しながら行ったので、笹仁田峠まで丘陵上を行けたのですが、前回は「2回目だから」とタカをくくっていたら、すぐ先のゴルフ場が見えなくなって荒れ地っぽくなった辺りで南麓(塩船観音の門のやや東)にコースアウトしてしまい、笹仁田峠までは裾を回って行くハメになった経験があるので、「今回は慎重に道を選びながら」と思っていたら、コースが整備され、指導標も完備して、間違いようがなくなっていました(^^;)。 霞丘陵ハイキングコースを行く。雑木の山道からやがて舗装道に出るので右へ行くと「愛宕山グラウンド」があり、その手前左の舗装道へ車止めをすり抜けて入ります。この辺り一帯は立正佼成会の私有地ですが、ハイキングコースの徒歩での通行は問題ないようです。この道は幅8mほどもあって、桜並木があり、1回目は開花期に通ったのですが、見事な咲きっぷりだったのを憶えています。 再び車止めを通り、ここもまだ立正佼成会の敷地内ですが、茶畑の前で2分する道を右へ300mほど行けば門から一般道へ出られます。 この道路上すぐ左手が笹仁田峠ですが、七国峠への道は横断したやや右手から続いています。この辺りも立正佼成会の土地のようです。ひとしきり登ったあと尾根上のほぼ平坦な道となり、広場のような交差点へ着きます。この辺りが七国峠だと思うですが、目の前の小ピークに三角点があるので、土の露出した急斜面を登ります。左縁の溝状の直登路を登りましたが、滑って危険なようだったら30mくらい左(北)へ回り込めば尾根通しにまともな道があります。 三角点ピークからは、奥多摩や奥武蔵が望めますが、植林が育ってしまったため、昔に比べると山の上部しか見えないのは残念です。標石に腰掛けて東青梅駅前のスーパー(朝9時から営業)で買った「手羽元」(揚げ物)を食べましたが、この季節、虫が寄ってくるので落ち着いて食事できません。 三角点ピークより七国峠付近を見下ろす。尾根通しにピーク前の道に下り、北上して飯能を目指します。最初の右への分岐が地形図上の七国峠みたいです。確かに、こちらの方が峠っぽい場所ではあります。 次の分岐は何回か下った道ですが、始め尾根道でやがて両側から沢に挟まれて、合流点から沢の左岸沿いの道となります。この道は、東側で丘陵を出るので、そこから飯能までがやや遠い。今回は出来るだけ尾根を通って飯能へ近い場所で麓に出たいので更に直進(指導標の岩蔵温泉方面へ)。 次の分岐は右「山道」で、尾根道を期待して入ってみるとすぐ急激に下り出すのであわてて引き返しました。結局もとの道を直進、岩蔵温泉方面へ行きますが、目指していた尾根への分岐まではすぐでした。右折してこの道へ入ると程なく左「飯能駅近道」の指導標があり左折。この後も幾つか訳の解らない分岐がありますが、基本的に北〜北東を目指して道を拾っていきます。途中、植林の低い場所から奥武蔵方面が覗かれます。 植林の低い場所から奥武蔵方面を見る。さて、いよいよ丘陵の端が近くなって来ました。この辺まで上手いこと尾根道を拾って、飯能方面へ来ているようです。しかし、最後に道を誤って酷いことに(T_T)。直進路と左折路があって両方にピンクのリボンが。左折路の方が広かったのでそちらを採り、下って行きますとにわかに藪っぽくなって来ました。この季節、藪はイヤなのですが、間近に里が見えますので、強行突破も難なく思えました。しかし、人家の直前で草深くなった急斜面をその先の平坦地目指して飛ぶように降りるとそこは湿地でした。 一瞬くるぶしの上まで潜ってしまい、どこまで潜るのかと焦りましたが、比較的浅い場所に移動することが出来ました。出口を探しましたがすぐには見つかりません。畑の縁に続きのピンクのリボンを発見して、なんとか脱出しましたが、民家の脇をすり抜けてバス通りに飛び出すまでは、住民に見咎められはしまいかとハラハラしました。靴は当然、ズボンの裾までエクレアのチョコレートコーティングのように泥だらけでしたが、泥の粘弾性が高かったため、靴の中には入らずに済んでいました。 バス通りに出た場所のすぐ近くに「岩淵団地」のバス停がありましたが、僅かに東進した「尾根下」のバス停の所から丘陵へ入って行く道がありましたから、最後の分岐を直進していれば何事もなくここへ出られたのでしょう(ToT)。 また少し東進すると、「美杉台通り」への左折路があり、これを道也に北上すると、そのまま、飯能駅南口前に着きました。しかし、流石にこのまま電車に乗ることは出来ないので、ズボンの裾と靴を洗おうと、飯能河原目指して、左(西)へ行きました。しかし、すぐに右手に発見した小公園に水道があったので、駅から10分くらいかかる飯能河原まで行かずに済みました。 霞丘陵周辺は超低山ですが、概ね道も広く藪もないので、指導標に示された道を辿る分にはこの季節でも不快感はありません。でも、指導標が示していない道も多数通っていますので、それらを目指すなら冬の方が良いでしょう。それなりに収穫のあった小ハイキングとなりました(^^)。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |