よこやまの道(多摩)



                          2004年12月5日(日)快晴

(京王・小田急・永山よりバス)多摩大学BS1400…1410連光寺BT周辺1420…三角点1445
                   (130)    10           (150)    25(・144)

…1525一本杉公園古民家1530…南野二丁目BS1550…1636小田急・唐木田
40       (130)   20   (130)        46             (120)

                 体力度A 神経度A (歩行合計約2時間30分)
◇5万図 八王子



 「よこやまの道」は、5月に桜ヶ丘公園から天王森山へ行ったとき、偶然発見した遊歩道です。ですから、内容的には散歩ですが、歩程としては2時間半くらいありますので、軽いハイキングと言う感じです。
 9月にも歩いたのですが、その時は、コスモスなどの花はすばらしかっものの、好展望の尾根上から遠望が利かなかったので、空気が澄む時期にまた歩こうと思っていました。今日は、低気圧通過後の快晴で、その割には冷たい季節風も吹かず、ポカポカと暖かい(っていうか、暑いくらい(^^;)。)、絶好の行楽日和となりましたが、予報では朝まで雨が残りそうな雰囲気もあって遅く起き、TVで将棋「NHK杯」など見てしまいました。それからカーテンを開いて空模様を確認したら、あまりに素晴らしい陽光が目に飛び込んできて、それで出掛けることに決めたので、かなり出遅れました。朝一で行っていれば、もっと見事な眺望を得られたでしょう(T_T)。

 多摩大学BSの僅か先、右折して大学の横の道を行けば、正面に目指す尾根が土手のように見えます。見えている斜面は自然のものでなく、下を走る道路を作ったときに造成された法面かも知れません。そこへ突き当たった場所から直接登る道はないので、100mくらい左へ行き、陸橋をくぐった所の階段から尾根へ登り着きます。
 少し先に、連光寺BTがありますが、この辺りが早くも本日のハイライト。360度の大展望が広がります。と言っても、筆者に興味があるのは山のある西面ですが、こちらは金網がとぎれることなく配されており、写真を撮るのに苦労します。出遅れた報いで、丹沢・富士山方面は逆光、しかも全体的にやや不明瞭な眺めではありますが、大山から始まって丹沢−道志−奥多摩−奥武蔵と大パノラマが広がります。条件の良さそうな日に早起きして、ここだけでもまた来てみたい場所です。



 連光寺BT付近より大パノラマ。


 少し先の「みはらし緑地」のベンチで、永山駅で買ったハンバーガーを食べて一休み。
 そこから5分ほど先、下を横切る道の切り通しを陸橋で渡った地点の右手からよこやまの道に入ります。これからも、所々展望に恵まれますが、標高が下がった分、ビルなどに邪魔されます。しかし、ヘッドホンステレオなど聴きながら、色づいた木々を眺めつつ低い尾根道を散策するのは乙なものです。


 144.3m三角点付近のよこやまの道。


 144.3m三角点(5万図では標石のある標高点)の先で、右手を併走する車道近くへ下りますが、その後登り返した部分は、左手に畑なんかあって、ちょっと田舎の山道の気分。ここは9月の時は、草がうるさかったものの、コスモスに彩られていました。その先、展望地から再び遊歩道っぽくなった後、右へ一般道に下りてしまいます。
 恵泉女子大の前を通り、更にその先一本杉公園に入ります。公園内には、18世紀ごろに建てられたの民家も展示されています。子供の頃行った父や母の実家(明治時代に建てられた田舎の家)と似ていて懐かしい造りです。


 一本杉公園。


 ちょっと登り下りがあって、野球場の前でまた車道に出てしまいます。ここの自販機でPETボトルのお茶を補給。その先で、左手へ再び遊歩道に入りますが、また、車道に出たところが南野二丁目BS付近。
 9月の時はこの辺で正規ルートを見失い、バス通りをそのまま北上して次の大きな交差点を左折、しばらく行ってから再び順路に合流しましたので、今回は、この付近の正規ルートを見つけて辿ることが一つの課題でした。
 南野二丁目BSのすぐ先で左折(コース全体に頻繁に現れる指導標が、ここにないのは不可解。)し、左へ回り込むように小公園へ登り着くと、先程の遊歩道入口(パス通りに出た地点)が正面に見下ろせます。ここから右へ登り、尾根上の道を行くのが正規のルートでした。この尾根上からは、丹沢山塊か大きく望めるのですが、この時刻、完全に傾いた太陽がスカイラインに近すぎて、写真撮影不可能。
 前回合流した地点辺りから、道は、車道に近付いたり車道沿いの各種施設の裏へ回ったりしながらも、ゴルフ場の縁を行くようになります。再び、山道っぽい所を登って行き、左・小山田緑地の分岐を過ぎた頃には、日没時刻を迎えてしまいました。空は、十分明るいものの、操車場の向こうに見える唐木田駅付近には灯がともっています。この辺から、ビルの谷間に、今日初めて筑波山を見ました。
 道也に行けば、駅前の通りへ出て右手少々で小田急・唐木田駅です。

 大展望と紅葉・黄葉を取り混ぜて風光を賞でながら、のんびり楽しく歩く事が出来ました。



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