2005年2月14日(月)晴 JR・秋川1313…秋留橋南方の峠1343…1430雹留山1435…東京西線69号鉄塔1443… (150) 30 (200) 47 (270) 8 (△260) 25 東京西線71号鉄塔1508…1145小峰公園上部四阿1551…東京西線76号鉄塔1559… (310) 37 (290) 8 (310) 28 日向峰1627(尾根を1634伐採地先まで行って戻る)1640…沢戸橋1700…1725武蔵五日市 (・323) (250) 20 (190) 25 (180) 体力度A+ 神経度A+ (歩行合計約4時間05分) ◇5万図 青梅 五日市 ◇2.5万図 拝島 五日市最近、入山尾根とか舟子尾根、遠ノ谷戸山などJR・武蔵五日市駅の南方にある尾根を歩きました。また、以前には弁天山・網代城山も歩いたことがありますが、武蔵五日市駅のすぐ南に東西に横たわる小峰トンネル(近年新小峰トンネルに付け替え)が貫く尾根が残っていました。この尾根は更に東に延び、以前歩いた秋川丘陵ハイキングコースへ続いています。そこで、秋留橋南方の峠から入って西へ尾根を辿って沢戸橋付近へ下るルートを歩く事にしました。 五日市線・秋川駅から歩き出した時には既に13時を過ぎていました。2時間程度のショートコースでは午後発も珍しくないのですが、この日は、休暇を取った平日で、山中4時間の歩程が見込まれるこのコースですから、10時半〜11時には秋川駅を歩き出せるようには家を出たのです。しかし、埼京線の信号機故障で電車が数珠繋ぎになり、直ってもなかなか発車せず新宿まで1時間半以上のロス、11時ごろようやく立川に着いたら、今度は青梅線の架線切断で送電を停止して修理と言うことで更に1時間以上のロス。遅い出発では過去何度かピビらされた日没を意識せざるを得ず、本日のハイキングは断念することも考えましたが、比較的交通の便が良い里山で途中エスケープルートも豊富なので強行。当然、のんびり景色を楽しむことは出来ませんでした(T_T)。 駅の少し東の滝山川街道を南下、秋留橋へ。前方右手ににサマーランドの観覧車、その右には大岳山方面が望まれますが、圏央道の高架が邪魔です。サマーランドの裏山が目指す秋川丘陵です。 秋留橋の手前より、秋川丘陵とサマーランド。橋を渡ってトンネルの手前を左へ150mくらい行った所、朽ちかけた「秋川丘陵ハイキングコース」標識から右へ折り返すように登って行く林道に入ります。更に、左右に折れて登って行った名もない峠から、右手の山道へ入ります。 初めはやや藪っぽい道も、すぐに明瞭な尾根道となり、右側サマーランドへの斜面には何本もの小さな谷がえぐるように突き上げて来ています。その谷と谷の間の小尾根は痩せていて、六枚屏風と呼ばれる奇勝となっています。 その後、道は左山腹を巻いていきますが、谷が浅いので巻き道と言うよりは、谷沿いの道という感じです。やがて、谷のどん詰まり近くから乗っ越して稜線の右側を行くようになります。 左手の景色がゴルフ場となる頃には一本南の尾根に合流しています。この道をしばらく辿り、気が付くと、左手の景色がゴルフ場から墓地に変わっているので振り向くと、雹留山と思われる小ピークの北側を通り過ぎていました。本日唯一地形図に名のあるピークである雹留山なので、戻るように尾根に入り、登りました。 登り着いた雹留山ピークは、G・M・G八王子ゴルフ場と上川霊園を隔てる支尾根の分岐点にで、墓石群の彼方に入山尾根が望まれ、一段下に小社があります。 雹留山より墓石群の彼方に入山尾根。雹留山から西に少し下って行くと舗装車道が乗越す名もない峠に降り立ちます。以前来たときはここから車道を左(南麓の霊園入口BS)へ下りました。ガイドブックには、右(北)へ下り武蔵増戸駅へ行くか、弁天山へ登るコースも紹介されています。今回は、そのまま、ガイドブックにない尾根沿いの道を行きます。ガイドブックにない道と言っても、歩いてみると送電巡視路でもあり、比較的明瞭な道が続きました。 3分ほどの登りで、東京西線69号鉄塔ピークに着きました。ここは後から地形図を見たら本日唯一の三角点ピークでしたが、焦っていたため標石には気づきませんでした。ここから尾根道、東京西線鉄塔を番号順に辿るようになります。 69号鉄塔のすぐ先のピーク付近は好展望。69号鉄塔のすぐ先のピーク付近は好展望の場所になりますが、下りでは右手五日市ゴルフ場のグリーンが近付いてきて、このままそこへ入り込むのではないかと不安になります。しかし当然と言うか、道はグリーン裏のOB杭をかすめてゴルフ場から離れて行くので一安心(^^;)。 71号鉄塔ピークからは地形図が示す通り、左へ急降下して車道に下りますが、巡視路仕様の階段になっているので傾斜のきつい割にはすんなり下れました。 降り立った車道はまたまた名もない峠で前方右手はゴルフ場の敷地のため、左手へ尾根への登り口を探しますと40mくらい行った所に「不法投棄厳禁」の黄色い看板2枚に挟まれた登り口がありました。ここの登り始め2〜3m位は非常に急で、その後右へ法面の上縁に付けられた道をビビりながら行くと左へ折れて尾根上となります。 この辺からは、起伏も今までよりはやや大きくなり、多摩丘陵から奥多摩山地へ入った事を感じさせます。道には、送電鉄塔を案内するお馴染みの東電の黄色いプラスチック標柱の他、八王子市とあきる野市の行政界の標石も目立ちます。 歩くにつれ、鉄塔ピークなど眺めが開ける場所では五日市の市街が近付き大岳山が大きくなる感じです。73号鉄塔からは清掃センターの煙突が目立ちます。 やがて、74号鉄塔を過ぎ、少し行くと「ハイキングコース」等の指導標のある三叉路となります。右手、開けた方に見える四阿へ行くと案内板があり、ここが小峰公園の上縁部であることを知ります。少し休んで三叉路に戻ります。馬頭観音もありますが、ここは既に地形図の「小峰峠」を僅かに通り過ぎてしまった場所のようです。 小峰公園の上部、五日市の市街を見下ろす四阿。ハイキングコースへ入り沢戸橋方面を目指します。ここまで来ると、日没の危険は殆どなくなりました(^^)。登り着いた本日の最高点336m標高点ピーク付近には「かたらいの路 秋川丘陵コース」の案内板もあります。69号から順に鉄塔を巡ってきましたが75号鉄塔はコースを左(南)へ外れた小尾根上にあります。 次の76号鉄塔からは、左下に新多摩変電所が見下ろせます。そこから下って変電所の右(北)側を通過する道はすっかり遊歩道の風情です。今まで、東京西線だった送電鉄塔ですが、次は新所沢線1号でした。 2号あたりで送電鉄塔とはサヨナラ。この先、道は尾根の左側から巻いて行きます。最後のピーク日向峰(323m標高点)は踏んでいきたい所ですので、317m標高点ピークを巻いた辺りからは右手分岐に注意しながら進みますと、尾根伝いに日向峰へ続く道は意外に容易に発見することが出来ました。 沢戸橋へのハイキングコースから離れて3分も登ると細長い頂稜部に出ます。標石とか、山頂標識の類はありませんから、一番高そうな場所を山頂と同定しました。更に奥へ明瞭な道が続くので、このまま尾根を下ろうと思いました。やがて、左手が伐採地となり戸倉城山がいい形に見えます。 日向峰から尾根伝いに下った伐採地より戸倉城山。しかし、その先急降下となる所で道は不明瞭となりました。麓すれすれまで下ってから前途を失って引き返しても大した距離ではなさそうですが、日没が近いので自重。伐採地を下ることも考えましたが、枝や倒木だらけで足下が悪そうですし、下りきってすんなりハイキングコースに出られるかどうか判らないので、こちらも廃案。来た道を戻ります。 日向峰へ登り返して、更にハイキングコースへ無事下り着き一安心。ハイキングコースを下って行くと先程の伐採地の下縁を通ります。稜線まで100m位ですが、倒木をよけながら歩いても、敷き詰められた枝葉の下に、でこぼこな岩が隠れていそうで、この斜面を下らなかったのは正解でした。 更に下ると尾根の末端で右手から踏跡を合わせます。やはり尾根道はありました。先程引き返した辺りまで距離100m、標高差50m、斜度30度くらいで通行はそれほど困難ではなさそう。引き返したことを悔やみました(^^;)。 河原で小さな橋を二つ渡って、車道に登り着いたところは沢戸橋の西端で、バスの便もありますが、武蔵五日市駅までは、右手に今日歩いた山並みを見つつ30分も掛からない歩程です。 雹留山の西の峠から小峰峠付近まで、道があるかどうか、あるいは丘陵地にありがちな稜線を塞ぐ立入禁止施設はないかと心配でしたが、ずっと明瞭な送電巡視路でしたので日没までに予定のルートを無事完歩出来ました。しかし、随所に好展望の場所もありましたし、やはりもっと早い時間に歩きたかったです(ToT)。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |