南山(丹沢)



                        2005年4月30日(土)晴

(JR・京王・橋本よりバス)中開戸BS1038…登山口1110…1127権現平1140…
               (270)  32 (400)  17  (△569)  20

1200南山1210…服部牧場分岐1230…1250あいかわ公園1312…
 (・544)  20    (400)  42      (200)  21

愛川ふれあいの村センター前BS1333…1340撚糸組合前BS(バスで小田急・本厚木へ)
            (180)   7      (120)

                 体力度A 神経度A (歩行合計約2時間55分)
◇5万図 上野原 八王子

 宮ヶ瀬ダムの北側に位置する南山へは、1996年9月に半原側から目指したものの、道が分からず中津川左岸、ダムの横から転進。今年の2月末には鳥井原ふれあいの館まで行ったものの、降雪のため退散。今回、3度目の正直でやっと登頂出来ました(^^)。

 橋本から鳥井原ふれあいの館行きのバスに乗り、前回退散の際、橋本へのバスから見て見当をつけていた中開戸で下車。少し先、左斜めに分岐する車道に入り一段上の集落へ登って行きます。傾斜が緩くなって山裾近くまで行くと左「南山」の指導標があったので、その林道に入ります。もともとはこの付近地形図の破線辺りから主稜に登り着き東へ縦走する目論みでしたが、もう藪漕ぎの季節でもないので、「遊歩道」を示す指導標には逆らえません(^^;)。
 林道は北面を東へ巻き登って行きますが、主稜への登山口はなかなか現れません。左手に仙洞寺山と正対しその中腹を取り巻く林道とあまり変わらないくらいの高度まで達してようやく登山口がありました。設置されている案内板から、ここは権現平(568.5m三角点峰)から北へ延びる支尾根上であることが分かりました。


 登山口。


 支尾根の道を直登すると、大した時間も掛からず、右側鳥井原ふれあいの館方面から左側南山へ続く主稜線に登り着きました。鳥井原ふれあいの館方面からの尾根道も整備されていたを知り、この季節でも踏破可能だった主稜縦走の前半部を割愛してしまったことにガックリ(ToT)。左へ僅かで権現平(南山園地)です。ここは、奥高尾の陣馬山のように広い山頂部が園地に整備されていていすますが、殆どの方向は立木に囲まれて、宮ヶ瀬方面のみ好展望となっています。遠望の利く時季なら房総の山まで見えるはずですが、今日は霞の季節なので、明瞭なのは間近の仏果山塊くらいでした。


 権現平。


 東へ明るく楽しい尾根道を辿れば、20分ほどで南山。山頂は広くありませんが、展望は抜群です。仏果山塊の右奥に小振りながらも鋸歯状の尾根が目を引く三峰山、その右奥には大山のピラミッド、更に右は表尾根の一部から、縦位置の丹沢三峰へと続きます。それらが影絵のように霞んでいるのは残念ですが、それなりに展望を満喫。


 南山から仏果山塊方面の展望。


 更に尾根道を辿ると下り基調となり右下に宮ヶ瀬ダムが近付きます。道の傍らにジュウニヒトエやシャガなど見つつ、尾根道を更に下って行くと、やがて、左韮尾根、右服部牧場の分岐。帰りは小田急線側へ行きたかったので、右を選んでぐんぐん下りますとあっけなく服部牧場前の車道に降り着きます。


 家族連れで賑わうあいかわ公園。


 車道を右へ行くと、右「あいかわ公園」の標識。道也にくねくね下って行けば県立あいかわ公園の駐車場から園内へ。ツツジの咲く丘を見上げる園内は広い芝地となっていて、小さな子供を遊ばせる家族連れで賑わっていました。ベンチで休んだりしながら、公園を抜け、中津川左岸の車道へ下り着き、左へ辿ってバス通りに合流。すぐ右手の愛川大橋付近でバス停発見。
 半原BTはどっち方向だろうと、バス停標識を見ていたら、反対車線のバス停に厚木方面行きのバスが停まり、追いかける間もなく発車(ToT)。半原BTへ行きたかったのは、厚木−半原間のバスはこの付近2系統に分かれていて、1本は半原の街並みを、もう1本はやや西側へ登った仏果山塊側を通っているので、そのどちらか早い方に乗るためで、すぐに来るならここからの乗車でもよかったのですが。時刻表を見ると次のバスは1時間後。仕方なく、バス道を歩いて行くとすぐ次のバス停付近は見覚えのある景色。
 そこは、仏果山へ登るときに下車した野外活動センターBS(現愛川ふれあいの村センター前BS)でした。と言うことは、ここから左へ下って行けばやはり仏果山へ登るときに下車したもう1系統のバスが通る撚糸組合BSがあるはずです。さっき、こちらのバスが通ったばかりなので、次のバスはあっちが先と睨み、そちらへ目指します。もし、撚糸組合BSのバス通過時刻がこちらより後だったとしても、そこから半原BTへは徒歩5分の距離ですし。
 適当に、道を拾って下って行けば、バス停の僅か半原寄りでもう1本のバス通りに出ることが出来ました。撚糸組合BSからは期待通り10分待ちで厚木方面へのバスに乗ることが出来ました(^^)。

 主稜上は好展望で歩程も程々なので、遠望の利く季節に再訪して鳥井原ふれあいの館からのんびり縦走してみたいです。



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