2006年1月8日(日)快晴 小田急線・向ヶ丘遊園1040…1057枡形山展望塔1105…長沢浄水場正門1136… (20) 17 (84+) 31 (70) 13 1149四等三角点(100.3m)1155…1243三等三角点(117.8m)1248… 48 12 1300四等三角点(94.0m)探し1343…1351新百合ヶ丘 8 (50) 体力度A 神経度A (三角点(94.0m)探しを除く歩行合計約2時間15分) ◇5万図 東京東南部正月休みは、草は枯れていながらまだ積雪もない、低山のヤブっぽい道を辿るのに好適な季節ですし、休養日を入れながら2〜3回は山に行けるだろうと思っていました。ところが、年末に2〜3日ほぼ安静にしていても、疲れはとれず、風邪気味なのと、真冬並の寒波の来襲で、山に行く気力は起きず。しかし、天候は晴れが多く、せめて丘陵ウォーキングでも、と言うことで、生田緑地・枡形山から西に続く、市街化されてはいるものの地形的には尾根の丘陵部を辿り、新百合ヶ丘駅まで歩いてみることにしました。 小田急線・向ヶ丘遊園駅前の「松屋」で腹ごしらえ。他に、「大戸屋」、「東秀」と筆者定番の定食チェーン店が目白押しで選択に迷うところです(^^;)。また、暖かな気候の日であれば「オリジン」で弁当を買って枡形山あたりで喰らうのもよし(^^;)。 駅前から西へ道を拾い、病院前を通過、線路沿いになり、踏切の手前から左へ登って行く「くらやみ坂」へ入ります。やがて車止めを過ぎると緑地帯となり、枡形山山頂。能舞台様のエレベータ付き展望塔の上階に登ります。 遠望の利く冬季の展望塔からの眺めは抜群、と期待していたのですが、周りの木の高さで、微妙な視界。筆者馴染みの、奥多摩、奥武蔵方面の山々も位置的な影響か、桜山展望台(加治丘陵)や連光寺BT付近からの眺めに比べて低くて迫力がありません。唯一目立つ丹沢、富士方面は、ここより高い位置にある専修大の建物が大いに邪魔。と言うことで、満足度は50%くらいでした(^^;)。 枡形山展望塔より富士山と専修大。展望を楽しんだら、いよいよ西への縦走(って言う程か(^^;)。)開始。まずは、図上、枡形山から水平直線距離2.3kmくらいの100.3m三角点(5万図では三等三角点までしか三角点としておらず、四等三角点は「標石のある標高点」扱い。)を目指します。西へ尾根を辿り生田緑地を抜け、専修大の食堂前から南へ回り込むとゴルフ場越しに丹沢、富士方面が望めますが、今度は送電線などが邪魔な構図。専修大BSから道也に西進し、長沢浄水場の施設の間を通り、その正門がある南側の道へ出てずっと西進。水道管らしき橋の下をくぐって、スーパー「いなげや」の前から左へ登って行くと、右手に墓地「春秋苑」があり、その入口のすぐそばの小さな丘に登ると鐘楼と四等三角点がありました。西側、墓地の先に家並みが、その奥に山々が望まれますが、イマイチ迫力のない眺めです。 春秋苑の鐘楼と三角点。次に目指すは、図上、ここから水平直線距離2.1kmくらいの117.8m三角点。さっき来た道を更に西進します。アンテナ塔の立つ水道施設の前を通った後、道は左カーブし本日の最高地点と思われる2.5万図121m標高点付近を通りますが、標石があるわけでもないので、現地では「この辺りであろう。」と言う程度にしか認識出来ませんが。 やがて、下り坂となり道は3本に分岐しますが、センターラインの引き方からもメインと判る、一番右の道を選びます。この先、尾根の左(南)縁を行き、左手の建物が眼下となって、丹沢方面が見渡せるようになり、道端の小園地には「眺望図」までありますます、が富士山は丹沢山塊に隠れて頂上付近しか見えません。 その先、前方に小さな高みが見えてきます。そばまで行くと「弘法松公園」の標識。その脇から階段を登って行きます。ベンチがある中段の平地から更に頂上まで登り切ると、「三等」と読める三角点標石を発見。横にコンクリ製のベンチとテーブルもありますが、樹木に囲まれ展望もないせいか、あまり訪れる人も多くないようで結構ヤブっぽくなっています。ここが117.8m三角点であることは間違いありません。 117.8m三角点。あとは、西へ適当に道を拾って行けば新百合ヶ丘駅まで10分程度のはずですが、2.5万図上でそのルートの北側、百合ヶ丘駅寄りの所に94.0m三角点を発見。5万図では標石のある標高点なので、四等と思われます。最後の趣向として、そこへ寄って行く事にしました。 今までの2点は、何れもピーク上のため発見が容易だったのですが、今度は斜面にありそうなのでちょっと手こずりそうだとは思っていました。しかし、1時間近く探し回って見つからないとは(T_T)。近くまでは10分ほどで到達できたのですが、「ここであろう」と思った場所(住宅街の道路付近)に標石が見つからないので、勘違いもあるかと思いその周りを40分くらい歩き回ったりして何度も確認しましたが、どう見ても最初に「ここ。」と思った場所が三角点所在地なのです。四等点は比較的新しいので道路を造った際に破壊されたり埋もれてしまったりという事はないとは思うですが…。 94.0m三角点のあるはずの場所付近。結局、三角点標石の発見は諦めて、一応、「この辺り」と思った場所の写真を撮るとともに、緯度・経度をハンディーGPSで観測した後、新百合ヶ丘駅へ下って行きました。この辺、多くの通行人が新百合ヶ丘駅へ向かうようで、その流れに乗って行けば、僅かな時間で駅に着くことが出来ました。 帰宅後、国土地理院の「三角点・多角点情報表示」で検索した該三角点の緯度・経度(35゚36'20.0484", 139゚30'46.3348")はGPSでの観測値(N35゚36'20.0",E139゚30'46.2")とほぼ一致しましたから、やはりあの辺りに三角点があるはずなのですが…。もしかして、民家の庭とかに?。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |