2006年1月29日(日)快晴 秩父鉄道・行田市1442…水城公園1458…丸墓山古墳1538…稲荷山古墳1550… (20) 16 40 (△36) 12 (30) 19 稲荷山古墳北東の川沿い1609…1649八幡山古墳1655…1709地蔵塚古墳1715… (20) 40 (20) 14 (20) 45 1800武州荒木 (20) 体力度A 神経度A+ (さきたま古墳公園内を含む歩行合計約3時間15分) ◇5万図 熊谷 □筆者参考文献 「首都圏ハイキング '98秋冬号」(山と渓谷社)またまた、平地歩きですいません。最近、山を歩くだけの気力・体力がみなぎってこない感じなので、丘陵とか里山のコースを探しているのですが、近場で未踏のコースがなかなか見つからない。しかも、休日の朝、早起き出来ず、しかも、TVとか見ているといつの間にかお昼に、と言うパターンの連続(^^;)。しかし、この日は、昼からでもいいから、とにかく歩きに出掛けたかったので、昔買った参考書に出ていたさきたま古墳群をつないで歩く事にしました。 参考書では、武州荒木駅から辿ることになっていましたが、遅出ということで日没時間切れを懸念し、核心部と思われるさきたま風土記の丘(参考書。現地では「さきたま古墳公園」)を先に訪れるため、逆コースの行田市駅発ににしました。 地図を見ると駅前から南下する道をそのまま道也に辿ればさきたま古墳公園ですが、少し西側へ迂回し、市役所の横からまずは参考書にある水城公園を目指します。しかし、水城公園は釣り人で賑わう池を見ただけで通過。公園の先の交差点を左折して少し東側へ行き、駅前から南下して来た道に復します。この道を南東へ辿ると、左手にさきたま古墳公園の駐車場があり、そこから公園内へ入ります。 丸墓山古墳。先ずは、丸墓山古墳に登ってみます。案内板によれば「わが国最大の円墳」ということで、比高も20m近くあり、頂上(?)は絶好の展望台です。しかし、この日、快晴にも拘わらず遠景はモヤっていて、山は薄いシルエットにしか見えませんでした(T_T)。 次に、稲荷山古墳に登りました。こちらは小ぶりですが前方後円墳なので、如何にも「古墳を訪ねた」という気分になれます。その後、公園内の遊歩道を辿って再び丸墓山古墳の南西へ。目指す方向は北側ですが、ここから公園外へ出ると、未舗装の農道風の道は稲荷山古墳の北東で稲荷山古墳方面からの工事車両用の道を合わせて、川(雰囲気的には湿地帯)沿いを南南東へ行ってしまいます。しかし、橋がない限り北へは行けないので舗装道に突き当たるまでこれを辿りました。 舗装道へ出て左折、すぐ橋を渡れば水面の向こうに稲荷山古墳の後円部と、その前方部の奥の丸墓山古墳が二子山のように見えます。 橋を渡って稲荷山古墳、丸墓山古墳を振り返る。次に目指すは八幡塚古墳。ハンディーGPSで現在地と目的地方向を確認しながら道也に北上して、浄水場の前の道に突き当たったら左折。右手の水路沿いに行きますが、パチンコ店のある交差点で対岸に移り、間もなく参考書の案内図で見当を付けて右の路地へ。小公園の奥に八幡塚古墳を発見。 石室(いしむろ)風の古墳の中を撮影した後、登ってみます。古墳の上へは「正式ルート」はなく、さりとて「登るな」いう表示もないのが不思議な感じですが、比高2mばかり(下の土盛り部分を入れてもせいぜい5mほど)なので、展望台としてはイマイチでした(^^;)。 八幡塚古墳。次は地図上直線距離1kmほど北の地蔵塚古墳。郵便局のある大通りから少し南の住宅地へ入ったところで、地形図に鳥居記号があります。ここも比高数m程ですが、案内板に「方墳と思われ」と書かれた土盛りの頂上(?)にはその名の通りのお地蔵さんの他、神社らしき建物もあります。 地蔵塚古墳。駐車場を横切らせてもらって、大通りを渡り郵便局の西の路地を北上、突き当たった道を左折します。右手に龍泉寺を見る道です。この辺では既に日没を迎えていますが、まだ空の明かりはあり、直接武州荒木駅へ行くのと比べて1qとは変わらないので、予定通り次の真観寺古墳を目指しました。道也に北東へ足早に進みますが、秩父鉄道の踏切を渡った辺りで急に暗くなりました。この辺は民家も散在するのですが、東京と比べると街灯がほんのまばらにしかありません。道も分かりにくくなったので真観寺古墳は断念し直接駅を目指すことにしました。 取り敢えず、右手に見える線路まで行ってみますが、車道が横断する踏切はあるものの線路沿いの道などありません。仕方なく車道を北上しますが、この道は真っ暗で歩道がないうえ、結構交通量があって、車が突っ込んできたら逃げようにもガードレールの外側は水路で逃げられず、非常にビビる道です。300mほど先の交差点を右折して一安心。こちらは歩道は途中でなくなるものの、交通量も減り街灯がちらほらあり、さっきよりは安心できる道です。夕方なのに賑わっていない駅前の道を拾って、無人の武州荒木駅に着きました。 このコースは平地歩きとは言え、やはり朝から行くべきコースだったようです。さきたま古墳公園付近には、今回訪れた他にも数基の古墳があり資料館もあるので、ここだけでもしっかり見て歩けば2〜3時間はかかり、全体としては歩程5〜6時間の1日コースになったはずですから。 尚、今回、周囲の地形からは現在地を把握できない平地だったため、最近買ったハンディーGPS extra LEGEND(GARMIN製) が大変重宝しました。以前買った GPS38(GARMIN製) は衛星を捉えるのに数分掛かり、表示された緯度経度を地形図にプロットしなければ現在地が確認出来ないし、単三4本でも電源入れっぱなしでは1日もつかもたないかという感じで、ハイキングでは殆ど実用になりませんでしたが、こちらはすぐに衛星を捉えるし、別売りの地図ソフト「TOPO」を入れればそれが液晶パネルに表示されて地形図との照合も楽ですし、単三2本で何日かもつ等、GPS38より一回りコンパクトになっても性能は大幅に高く、十分実用になりそうです。また、帰宅後、地形図上に本日の踏破ルートを記録しようとすると、どこをとう通ったか大いに悩む事があるのですが、本機を使用すれば記録された軌跡を見ることにより、たやすくほぼ正確に記録することが出来ます。ただし、歩行中こればかり見ているとルートファインディングの醍醐味は減ってしまうかも(^^;)。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |