尾根緑道(多摩)



                       2006年5月6日(土)晴後曇

JR・淵野辺1405…緑道東端1450…1507富士見広場1512…桜美林野球場前1527…
    (115)  45  (130)    17     (140)  15    (・144)  33

1600東展望広場1605…鑓水小山給水所前1623…細谷戸橋1640…緑道西端1652…
    (・169)  18      (165)  17  (165)  12  (150)   8

1700坂下BS(バスで橋本へ)
   (140)

                 体力度A 神経度A (歩行合計約2時間55分)

◇5万図 八王子
□筆者参考文献 「ライトマップル 東京都道路地図」(昭文社)

 尾根緑道の存在を知ってから、その西端付近を歩いてみて、なかなか良さそうな感じだったので、今回、現在設定されている東端から西端まで歩く事にしました。

 JR横浜線・淵野辺駅から北東、桜美林学園方面に向かいます。地図で見るとやや橋本寄りから道が始まっているので、駅前を少し左へ行ってから右折。しかし、道也に行ったら北向きの道でした。あわてて右方向へ道を探し、大野北中、大野北小の南側を通って、目的の道に入ることが出来ましたが道の確認も含めれば5分くらいロス(T_T)。ところで、この辺り、大野北小の直ぐ南斜向かいに淵野辺小があり、民家もまばらなのに公立小学校が2つ近隣にあるのは不思議な光景です。離して建てれば多くの児童の通学距は短縮されたはずで、お役人の大人の事情の臭いがプンプン(^^;)。
 緩く下り、川を渡って緩く登れば桜美林学園前となり、町田街道を渡れば程なく「尾根緑道」の標識が見えてきます。左折して緑道に入ります。その名の通り、確かに殆ど終始、尾根筋に道が付いているのは筆者的にはそれだけでもいい気分。時折丹沢方面が見えますが、市街地との比高が30m程度のため、大抵、前景に送電線があったり、ビルで一部隠されたりしてしまいます(T_T)。


 尾根緑道へ入って、富士見広場へ向かう道。


 展望がないのに何故か富士見広場と名付けられた場所のベンチで一休み。その先で左から合流する車道を100mくらい北上してから左折。桜美林野球場の前辺りでは、富士見広場付近までの区間に比べれば人工造成度が下がって、のびのびした風光はいい感じ。その先、小山長池トンネルの上からは、先日「南大沢周辺公園巡り」で歩いた長池公園西端の造成地をが懐かしく眺めることが出来ました。


 東展望広場より多摩境駅の向こうに大山や丹沢主脈を望む。


 道はやがて、小山内裏公園の圏内となり、その東展望広場からは多摩境駅の右側のビルが邪魔ながら、大山や丹沢主脈が美しく眺められます。更に公園内を辿れば右方、南大沢方面からの遊歩道を合わせ、下って行けば鑓水小山給水所前で公園はお終いですが、下る前に坂の上からは聖火台のような給水塔(?)の左右に桂川流域や奥多摩の山岳展望が得られます。


 給水塔(?)の左右に山岳展望。


 ここまでが、尾根緑道の本線かと誤解していましたが、現在設定されている緑道本線は、この先R16に突き当たるまで続くようです。給水所の右手を回り込んで、車道をくぐる手前で左折、車道沿いからその後左へ車道を離れ、道也に行ったところで左手の尾根道に登り着きます。


 尾根道はすぐにお終い。


 この道は本日唯一の土の小径で、雑木林の中、山に来た気分に浸れますし、「八王子市」と「町田市」のプレートが貼り付けられ境界標石が並ぶ、まさに境界尾根と言った感じも嬉しいです。しかし、それも200m程のお楽しみ、「この先危険」の立て札で尾根道終了。右へ適当に踏跡を拾って降り着いたアスファルトの道は車道ではなく、こちらが尾根緑道の本線でした(^^;)。
 この辺は大塚山付近のアンテナも望まれ、広々として高原情緒も感ぜられるような開放感溢れる場所です。橋本駅へはその先の青い陸橋(歩道橋)細谷戸橋の下の道へ降りて南下した方がスムーズにたどり着けますが、本日は細谷戸橋を渡って尾根緑道西端まで本線を辿ります。
 多摩美大の南側では左折路が2回現れますが、何れも見送って右へ下って行けばR16に突き当たり、尾根緑道はお終いです。ここからは歩く気力もなくなったので左右を見渡しますが視界の範囲にバス停はなく、仕方なくR16をてくてく南下することに。
 「南下」と言っても南へはまず登りです(^^;)。先程の尾根の続きをR16が越える峠を乗っ越して下って行くと町田街道の手前、ようやく坂下BSがありました。バス停標識の時刻表を眺め始めるとすぐ、不意に橋本行きのパスが来て、非常に焦りました。

 遊歩道としては、若葉台−唐木田の「よこやまの道」と比べても全般的には人工造成度が高い感じですが、車道と平面交差するのは富士見広場の先と鑓水小山給水所前だけで、あとは終始、車社会と別世界を行く感じなのはセールスポイントだと思います。現在、新緑は目に染みますし、秋・冬には丹沢の眺めも楽しめそうですし、道は全般的に広いので盛夏でも草いきれ(with 虫&ヘビ)もなさそうなので、ぼけ〜っと歩くお散歩コースとしては一年中お奨めでしょう。




▲項目索引▲
◎トップページへ戻る◎