6号路から高尾山(高尾周辺)



                       2013年 3月19日(火)快晴
 
高尾登山鉄道・清滝1158…稲荷山分岐1250…1310高尾山1315…
          (200)  52   (580)  20  (△599)  36

四阿1351…1426清滝
(400)  35  (200)
 
                          体力度A 神経度A(歩行合計約2時間30分)
◇5万図 八王子 上野原

 高尾山の登りあるいは下りには尾根道の稲荷山コースを使う事が多いのですが、10回以上行ったなかで6号路も過去3回くらいは通っているはずです。しかし、先日視たTVアニメ「ヤマノススメ」に出てきた6号路の特徴的な場所が記憶にないのです。最後に通ったのもかなり昔でしかも夜(当時、終夜運転利用で初日の出を見に行った)だったから見逃したあるいは憶えていないのかも知れませんが、まさかアニメ独自の架空の設定なのかもと気になりました。遅く出てもお手軽に行けるし何度行っても良い山なのでその確認に行って来ました。

 今回コースタイムの起点とした清滝駅までは高尾山口駅から直接行けば4〜5分です。昔、この付近で立ち食いそばを食べたような記憶があり、アテにしてたのですが見あたりません。そば屋は多数あるのですが、筆者が食べたかった天ぷらそばはエビ天が入って900円とかの上級品ではなく、かき揚げが入って350〜400円くらいの普及品。天ぷらそばは断念してR20に出てコンビニで弁当とお茶を調達。清滝駅前の広場のベンチで腹ごしらえして正午少し前に出発です。
 ケーブル駅の左手の舗装道を少し行くと左手に未舗装道があり、「自然研究路6号路」と書かれた標柱に導かれてそちらへ入ります。琵琶滝へは大した登りもなくあっけなく到着。この先、道幅も狭まり山道らしいワイルドな箇所も出てきます。
 アニメで気になっていた場所というのは流れの中を飛び石伝いに通る道で、琵琶滝と山頂の間に描かれていました。あったとしても、メインルートとは限らないので沢の方をちらちら見ながら行きますと、沢に降りられそうな場所は何箇所も出てきます。しかし、その辺の沢の中は一般ルートとは言い難いので探している場所ではないでしょう。
 道は大山橋で左岸に渡った後、谷の二股を右へ入りその後沢から離れてしまいます。もうだいぶ登ってきているので沢は枯れて、このまま山頂まで行ってしまうのではないかと心配した頃沢に戻り、稲荷山コースへ通じる道との分岐を過ぎるとついにありました。確かに、沢の流れの中を飛び石で道が造られています。それもサブルートではなく他に道のない6号路本体の道です。ただし、この日は流量が少なく、飛び石を歩く必要のない所が殆どでした。これほど特徴的な区間が全く記憶になかったのは不思議です。


 飛び石の道。


 飛び石の道が5分ほどで終わり右へ折り返すと今までのワイルドさから一転、法面に石垣が積まれた遊歩道となり、山頂園地の一角に入った事を感じます。その後小尾根上の階段を休み休み登れば山頂直前で1号路に合流しました。
 流石高尾山、山頂付近は平日なのにかなりの賑わいです。この日はぽかぽかと暖かい好天でしたが、春霞で遠望は得られませんでした。


 高尾山山頂。


 下りはいつもの稲荷山コースへ。と言っても前回から数年経っている事もあって新鮮です。って言うか、山は同じ道を行っても季節や天候、時間帯等で風景が変わるし、そんなに記憶力があるわけでもないので、短い間隔で再訪しても常に新鮮な部分はありますが。
 ひとしきり下ると右手樹間から見えた相模川対岸の山々はR20の通る谷を挟んで間近い南高尾山稜に遮られてしまい、左手樹間には6号路の通る谷を挟んで更に間近い高尾山本体の眺めが続きます。
 四阿のある展望地を過ぎると右手下方には道が大きくとぐろをまく圏央道のインターチェンジが樹間からでも目立ちます。やがて、コース名の由来らしき神社を過ぎれば5分ほどで清滝駅に下り着きます。



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