能岳(上野原)



                       2014年1月28日(火)快晴

JR・上野原821…838新町二844…900根本山913…940秋葉山1000…1050虎丸山1105
     (180) 17  (260)  16 (△322)   39 (△391)   50  (・468)

…1133能岳1144…1154八重山1208…1217八重山展望台ピーク〜展望台デッキ1237…
28 (△543)  10   (531)   9        (・506)         20

八重山公衆トイレ1257…新町二1328…1344上野原
      (340)  31     16

               体力度A+ 神経度B- (歩行合計 約4時間30分)
◇5万図 上野原

 例によって、近場でまだ行っていない山を5万図で探して見つけ、ネットで登山可能を確認。行ってみると駅にパンフがあったりして、地元ではポピュラーな山のようです。尚、上野原町やJRのパンフ、5万図「上野原」(H8)では能岳ですが、2.5万図「上野原」(S47)では向風(むかぜ)山でした。

 上野原駅北の段丘崖らしき急斜面を階段で上り、<35>を道なりに進めばR20に突き当たります(「新町二丁目」)。左(北西)へ120mくらいで右折しなければならないことは2.5万図を見て判っていたのにも拘わらず、細い路地(種苗店の横=帰りに確認)だったため見送ってしまい、次の信号交差点「明誠高校入口」まで行ってしまいました。「大差ないだろう」とここを右折して行くと高校に突き当たってしまい、右方に行く道はなく、根本山方面へは校内へ侵入しないと行けません。
 仕方なく、少し引き返して目的の方向へ行けそうな路地に入り右往左往、何とか根本山を指す指導標を見つけ、やれやれ一安心。山道を少々の登りで石碑や休憩舎のある場所に着きました。山名標識は見つけられませんでしたが根本山のようです。
 ここから先の道は林道仕様ですが、林道はいつ里へ下って行ってしまうか解らないので巻いている所では念のため尾根道を上下しました。2つ目くらいのピークでGPSを起動して現在地を確認。ここで出すなら駅から出していれば迷わず根本山まで来れたのに(^^;。
 やがて、「秋葉神社」の表示に従って登っていくと秋葉山に着きます。社はありましたが、ここでも、山名標識は発見出来ませんでした。富士山が上の方だけ見えますが根本山からよりは多少多くの部分が見えます。

 秋葉山より富士山、倉岳山方面。


 道なりに下っていくと休憩舎の所で巻き道と交差。ここから行くべき方向は北の中学校なのですがこの道をそのまま行くと西の方へ逸れてしまいます。滅茶苦茶遠回りになる恐れがあると思い、巻き道に入って秋葉山の北面を探しましたが北へ下る道はありませんでした。東面も巻いて登りの時の道に出て、更に巻き道で南西面も巻いて結局一周して来ました。
 仕方なく、西へ下り、墓地の所を右へ横切って車道を北東へ下って行くと広い車道に出ました。これを道なりに行くと中学校の北側を通っていました。中学校の南側には道はなく、直接秋葉山の北斜面につながっているようです。歩道橋の先から左法面に付けられた小径を行けば「八重山公衆トイレ」のある駐車場。ここを直進して八重山へ向かうのが本線だったのですが、目の前の指導標に釣られて左の登山道へ。
 多少笹が被った道をぐいぐい登って行くと430m等高線ピークに着きました。ベンチ代わりのビールケースに座って小休止とGPSによる現在位置の確認。その先、肩のような所で右折し、1つピークを越えて更に登って行くと、ここにも社がある虎丸山に着きました。
 虎丸山からは道なりに行くと主稜線の西に逸れていく感じ。慌てて引き返し、北へ向かう道を下ります。(指導標があったのに見落としてました。)ここにはトラロープが固定されていますが危険を感じる程の下りではありません。その後傾斜が緩んで山風呂へ道を左後ろに見送り、しばらく行くと分岐がありますが、尾根道は東西方向に細長い460m等高線ピークに向かっていますので、ここでは右の巻き道を採りました。右前方に八重山頂の休憩舎も望まれ、いよいよ核心部に近付いた感じ。最後に100m程の標高差を登り切って、本日の最高点、能岳山頂に着きました。


 能岳山頂。


 まばらな木に囲まれた能岳にはテーブルとベンチがあります。どっちにしても麓から標高差が大したことのない山ですが、樹間から眺める東面は特に里がすごく近くて高原っぽい雰囲気です。ここまでハイカーとは出会わなかったのに、後から来た老人単独行者が筆者と共用しているテーブル上で、ボーボー湯沸かしを始めたので、急ぎ旅でもないのに早めに出発。混んでもいない山で他人と接近している必要はありませんし、騒音や火が気になれば尚更早く離れたい。
 ここから先は遊歩道のように整備された道が続き、また明るく開けた場所が多いです。次のピークである八重山には休憩舎があり、展望も開けます。
 次の506m標高点ピークには巨大な石碑があります。それによると、水越八重氏が30haの土地を寄付したので八重山と名付けたそうです。しかし、この石碑、黒御影石で台座は御影石。車道はここへは来てないのでヘリで運んだのでしょうか。石材価格も設置費用も高そうで、山林数ha分くらいは掛かっていそうです。ここから100m程進むと木製デッキの展望台があり大展望が広がります。しかし、この日は天気予報通り昼近くにはポカポカ陽気でモヤって来ているのが残念。展望目当てなら強風の日、朝一でここに来るべきでしょう。尚、ここには山名入りのパノラマ写真が掲示されていますが、460m等高線ピークに「能岳」の注記が付けられています。実際の能岳はこの左、写真の範囲外で、ここからだと八重山に殆ど隠されています。


 八重山展望台より中学校、秋葉山、上野原市街。


 ここからも尾根伝いに下りますが、巻き道というか遊歩道を何度か横切ります。やがて、谷の道となりしばらく行けば今朝来た「八重山公衆トイレ」のある駐車場。200mくらいの間今朝の逆行ですが、墓地から下りてきたへの道には入らず、そのまま車道を辿り、<33>からR20へ。
 R20を少し行くと今朝来た明誠高校入口交差点。地形図を見ればここを右折した方が上野原駅に近そうですが、根本山への曲がり角を確認するため、直進し、新町二丁目交差点経由で上野原駅へ戻りました。

 里山にありがちなことですが、今回も最初の山、根本山への入り口で右往左往してしまいました。でも、それが致命傷にならない所が里山のいい所。とは言え、八重山展望台の眺めは素晴らしすぎるので、根本山、秋葉山は割愛して朝一番で行ってみたい所でもあります。



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