2014年11月14日(金)快晴 西武線・高麗725…802金毘羅神社818…824日和田山829…高指山前846 (110) 37 (260) 6 (△305) 17 (320) …905物見山915…(4回迷う)…1133富士山1153…1209白銀平展望台1220 21 (△375) 138(内約60分ロス)(△220) 16 (190) …1303重文高麗家前1308…1335JR・高麗川 43 (75) 27 (80) 体力度B-(迷わなければA+) 神経度B (歩行合計 約5時間35分(内約60分はコースアウト往復)) ◇5万図 川越例によって、近場でまだ行っていない山を5万図で探して富士山(埼玉県日高市)を見つけ、ネットで登山可能を確認。この山だけでは物足りないので日和田山〜物見山コースと結びました。物見山〜富士山の尾根道は所有参考文献に未掲載のルートで5万図で見たところ主尾根のつながりが不連続(それまでの主尾根の脇の一段下から別方向へ始まる尾根が主尾根の続きとなるようなパターン)なのでRF(ルートファインディング)を楽しめそうです。 高麗駅近くのセーブオンで弁当を2個購入。適当に道を拾って7-11の前から日和田山に入ります。山頂直下の金毘羅神社で絶景を満喫しながら1回目の弁当タイム。日和田山では小休止後、尾根伝いに物見山を目指します。車道へ上りついてすぐ右が高指山ですが、山頂が無線施設では立入れないうえ立木の成長で直下からも昔のような展望もないのですぐ引き返します。車道をゆるく下り指導標に導かれて売店の先から尾根道を登ればさほどの苦労もなく物見山ベンチや山頂標識のある物見山に着きます。ここからが本日の核心部。ザックからGPS、コンパス、革軍手を取出し難路に備えます。 結果としては4回道を間違えて引き返しました。しかし、この程度の歩程としては早めの出発としたので日没の恐怖なしで楽しめました。 物見山から尾根を道なりに進むとすぐに立派な三角点標石が鎮座。どうしてこちらに山頂標識を立てなかったのか疑問です。その先下って行くと両側に車道。右側に降りてみると車道が尾根を左へ回り込んでいる場所であることがわかります。そこで、車道のカーブ先端から入る尾根道を少し下ってみましたが方向がずっと北向き。目指す尾根は北東向きの筈なので引き返し、車道を南へ辿り、目指す尾根上らしき道の入口を見つけました。反対側に明瞭な道は見当たりませんので車道へ降りる道順は正解だったようです。さっきの場所については帰宅後ネットで見た2.5万図なら別の尾根であることがすぐに判るのですが、手持ちの5万図では山名注記の「見」や三角点標高注記の「3」の字のせいで車道が途切れていて判り難かったのです。 尾根道に入るとすぐに現れる左への巻き道は明瞭だったのですがそのまま下ってしまう可能性を恐れて、念のため尾根通しにピークを越えて行きました。次のピークを越えて下るとまたもや方向が北向き。引き返してピークの手前の分岐から東寄りの道を下ると、ここが本来のルートと確証を持てました。ここまで2回間違えましたがロスは合計数分位で済んでいます。しかし、この後かなりのダメージを食らう大間違いを犯す事になります。 この先大き目の段差がある屈曲点があることは5万図からも読み取れています。しかし、手持ちのGPSは頭上の視界を樹木等で塞がれていると機能しないので現在地の確認をしないまま道なりに進んでしまいました。やがて現れた分岐(A地点とする)には両方の道に赤テープがあり右の道は南方向へ戻るようなトラバース道っぽいので直進を選択。しかしかなり下ってGPSで現在地確認すると北へ下っていた事が判明(3回目の間違い)。A地点へ戻りトラバース道へ。 この道もトラバースから急降下の後明瞭な尾根道となりましたので今度こそはと思い、先を急ぎます。しかし、右手樹間から主尾根っぽい稜線を発見。GPSの使える場所まで行って現在地確認するとまたしても1本北側の尾根上のようでした(4回目の間違い)。今度は左手への分岐を見落とさないよう慎重に見ながらA地点より更に上まで戻ります。 東電の巡視路標識があった分岐まで戻り、なんとか現在地を確認。標識が「新所沢線69号」を指す物見山方面から見て右へ下っている道が正解らしいと判りました。さっき行った正面の道の入口地面にきにはポール類が横たわっていて「こっちへ行くな」の印らしくはなっています。しかし、それは筆者の目指す道と同じ道へ導くために設置したのかどうかは判らないので先ほどは気づいていながらも無視したのです。先ほどここでしっかり現在地確認をしていれば3・4回目の間違い(合計1時間近いロス)は犯さずに済んだはずなのでした。しかし近辺で開ける頭上の空は狭く、衛星がGPSの視界に入るまで待たなければならないため、すぐに信号が入って来ないと諦めて先を急いでしまっていたのです。地形図から判断出来たかもしれないのですが持っていたのは5万図なので細かい現在地同定は始めから諦めてました。それに主尾根が不連続だと山腹を直接下って先の尾根に移るとは限らず前の尾根を同じくらいの高さまで下ってから山腹をトラバースして先の尾根に取付く可能性もあり、主尾根屈曲点付近では目前の道の方向でどこへ向かうのか判断出来ないのも未知のルートを難しくする要因です。 東電巡視路標識のある分岐点。この先は富士山までは迷う事なく行くことが出来ました。急降下の後尾根上を東へ進み、送電鉄塔から左へ急降下したのは5万図で読み取れた通りの展開なので大安心でした。勿論頭上が開ける毎にGPSでも確認。穏やかな下りとなった道はやがて遊歩道に突き当たります(B地点とする)。ここでは、方角や付近の様子から比較的容易に左折選択の判断が出来ました。 やがて東西に長い富士山頂稜の南側を巻いて行き左山頂・直進白銀平の指導標のある分岐(C地点とする)から富士山山頂に登りつきました。人気のない山頂のベンチで2度目の弁当タイム。 富士山から道なりに下って行くと数分で「御師岩」の説明板があり折角なのでそこの露岩に登ってから右折、すぐに突当たる車道を右へ行けば白銀平展望台です。展望台からは東面は遠くまで見渡せますが筑波山は今朝金毘羅神社から見たときよりはかなり霞んでました。西面は近くの超低山の山並みに遮られて遠望は利きませんが富士山の白い頭だけ突き出して見えたので撮影しました。しかし、帰宅後見ると写っていません。あれは幻覚だったのか?。ここは比高も大した事なく目の前は平野なのですが直接下るには藪漕ぎになりそうですしゴルフ場に突っ込む恐れもあるので車道を少し戻り、指導標が左高麗神社・富士山を示す道に入ります。 白銀平展望台より日和田山を振り返る。入ってすぐC地点だったので、この道は先ほどの巻き道であることを確認出来ました。やがてB地点を通過しゴルフ場脇の車道に突き当たります。左へ行き、ゴルフ場の入口を過ぎるとそれまで狭い1車線だった車道は余裕のある2車線に広がりますが、ゴルフ場専用路のような道であり昼過ぎの時間帯なので車はほとんど通りません。それでくねくねしてる道の幅を利用してインからインへと経済コースを辿りました。 やがて、右は高麗方面へ通じる道(カワセミ街道)に突き当たりましたが、今来た道の入口には二輪・原付進入禁止の標識が。四輪が通れて自転車・歩行者も通れる公道を二輪が通れないと言うことは物理的にありえないことなので理不尽な差別にムカつきました。 カワセミ街道をしばらく行き、国指定重要文化財・高麗家(工事中)の付近で小休止。そのすぐ先、高麗神社駐車場の前の「高麗川駅まで15分」の看板に導かれて橋を渡り高麗川駅を目指しましたが、なかなか着かず、迷った訳でもサボった訳でもないのに25分くらい掛かりました 藪漕ぎ不要だったにも拘わらず道間違いの連続でした。これではRFミスが遭難に結びつきかねない西上州の山等は厳しいも知れません。また、この程度のコースで疲労困憊気味では標高差1000mを越えるような山も無理かも知れませんT_T)。体力面の改善の余地は小さいですが慣れによって多少克服できると思います。指導標のないコース対策としては改善すべき点は明白です。2.5万図を準備することと、何とかGPSを働かせる努力をしてこまめに現在地確認をする事です。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |