高尾山北尾根(高尾周辺)



                      2015年 1月 1日(木)晴後雪

JR・京王線・高尾1048…日影BS1134…北尾根入口1145…1228高尾山1300
   (170)           46 (230)    11     (280)    43   (△599)

…1342金比羅台1354…1415京王線・高尾山口
42     (370)    21               (190)


                体力度A 神経度A+ (歩行合計約2時間55分)
◇5万図 八王子 上野原

 高尾山には、表参道(1号路)、琵琶滝コース(6号路)、稲荷山コース、城山からの縦走路、蛇滝コースと登りましたが、他にもあるだろうとネットで調べると上記以外のコースが3つ見つかりました。
@山頂から東へ尾根道を下る表参道は金比羅神社の手前から折り返して山腹をジグザグにトラバースして高尾山口駅方面へ行きますが、そのまま尾根を進み、高尾駅方面へ行く道。
A山頂の北、日影沢キャンプ場から地形図破線を辿り表参道に合流する「いろはの森」コース。
B山頂の北、日影沢キャンプ場から地形図に破線のない尾根を一気に登る「北尾根(仮称)」コース。
 しかし、中央線の高尾−相模湖間の車窓からは主稜線が近く低く見え、どこからでも登れそうなので蛇滝口BS〜日影BS間のどこかの尾根を登って522m標高点経由で行けるルートもあるのではないかと思ってました。それで先日、朝からどこか出掛けるつもりが午前中ぐずぐずして出遅れてしまった日、高尾駅から日影沢キャンプ場方面へ偵察も兼ねて散策しました。
 その日、高尾駅から西方へR20→<516>と辿り日影BSの先で左の沢沿いの林道に入り、日影沢キャンプ場の先、左山裾に林道(立入禁止)が分岐する少し先の地点まで行って引き返しました。見てきた感じでは残念ながら蛇滝口BS〜日影BS間には川を渡る橋はなく、高尾山側を下流の橋から続く道もなさそうで、更には日影BS近くでは「私有地につき立入禁止」の表示まであり、結局、北面新規ルート開拓は断念しました。しかし、「いろはの森」コースに入ってすぐの右手、如何にも尾根の末端という感じの場所で上記Bの明瞭な道が分岐しているのを確認できました。(周囲は粗大ごみ置き場!?)。そこで、高尾山マイナールートハイキング第一弾として、上記Bを登り@を下るプランを企てました。

 2015年元旦、「天覧山初日の出号」に乗って飯能へ行くつもりだったのが、前日の夜更かしで寝坊し断念。そこで早速、高尾山のプランを実行しました。
 10時半過ぎに高尾駅着、R20は高尾駅の北口側ですがスーパーのある南口を出てでダイエーで弁当購入(一番近い京王ストアは休み)。その間に晴天から曇天に。
 駅西側の踏切を渡ってR20を行きます。ガードをくぐってその先コンビニ(ポプラ)の手前で<516>へ右折、駅から20分ほどで小仏関跡前を通過。<516>へ入ってからは弁当を買えるような店はありませんがなぜか豆腐屋が1軒あります。日影BSより手前で早くもあられ状の小雪がちらつき始めました。日影沢キャンプ場から北尾根の道へ。


 階段から始まる北尾根入口。


 すぐに林道(立入禁止)を横断して急登が続きますが山頂まで標高差300mほどなので焦らず行きます。道は高尾山登山道としては若干藪っぽいものの針葉樹林主体のため落葉で滑ることもなく通常のペースで登って行けます。上部、尾根が広くなり、登りなので上へ上へと行けば間違いないのですが、もし下りに使う場合は進路確認に注意が要りそうです。やがて突き当たった広い道を左へ回り込み、右折すれば山頂です。


 吹雪の高尾山山頂。


 山頂東の四阿で昼食。弁当を食ってる間に雪は本降りになり多少風も出てテーブルに吹き込んで来ます。山で吹雪に遭うのはスキー場以外では初めてかも知れません。筆者は殆ど日帰りなので天候の見通しは付き易く、荒天の兆しがあれば普通は山に入らないので。当日、練馬区でも15時前後は雪の予報が出ていましたが朝は良く晴れてましたし、高尾山なら昼過ぎ山頂でも降り出す前に下りてこられそうでしたので決行した次第で(^^;。
 山番組で見るような高価な新素材雨具は持ってませんのでビニールポンチョを着用して下山。ザックごと被れるし、保温性・保湿性(笑)は雪には快適です。もし雨だったらズボンのすそは濡れそうですが。
 流石、天下の高尾山。吹雪の午後でも続々と登って来る人とすれ違います。早朝の初日の出時間帯には満員で入山規制したそうですから、それに比べればスカスカですがそれでも薬王院付近は一方通行になっていました。坂道は小又で、石段は手摺につかまって慎重に下りました。足下が悪いのに殆どの人は石段の手摺を利用していないのはコケたら将棋倒し必至で恐ろしいことです。
 金比羅台で思案。雪は小降りになって来ましたが@のルートは断念して表参道を高尾山口駅へ下りました。

 今回は雪のため眺望には恵まれませんでしたが、いつもと違った趣の高尾山を楽しむことが出来ました。北尾根では一人のハイカーとも出会わず、高尾山らしからぬ静かな登山が出来ました。今回@は歩けませんでしたが、 Aも面白そうなので、次回はAを登って@を下ろうと思います。



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