2015年 1月29日(木)晴 西武線・元加治915…937コンビニ942…阿須丘陵七国コースへ957…L分岐点1042 (80) 22 (80) 15 (110) 45 (215) …1101七国峠三角点峰1118…1132国立音大前(下降路往復)1142 19 (△226) 14 (210) … (敷地北側を迂回) …1217C分岐点(D地点往復)1223 (支尾根往復20分ロス差引)15 (195) …1255尾根末端伐採地1302…赤城神社1315…1345西武線・元加治 32 (120) 13 (100) 30 (80) 体力度A+ 神経度B (ロス差引歩行合計約3時間40分) ◇5万図 川越 青梅七国峠と言えば東青梅−塩船観音から辿る霞丘陵コースを登り、北へ抜ける何本かの道のうちひとつを使って飯能へ下るのが代表的なプランですが、付近のなだらかな丘陵地には多数の道が通っているので様々なプランが組めます。今回は阿須付近から唐沢川を挟んで北側の尾根を登り南側の尾根を下る周遊コースを辿りました。初めて歩いた部分も大方の区間は遊歩道または林道仕様の道で無問題でしたが七国峠三角点峰の東850mくらいの所から直線距離300mほどの区間では国立音大敷地を避けるため若干右往左往しました。 元加治駅改札口は北側のみで駅前から左(西)側の踏切を渡り道なりに西南西へ進みます。郵便局の先を左折し駿台大を見ながら阿岩橋を渡れば<195>に突当たります。(正面にも細い道があるので厳密には十字路。)右へ八高線をくぐって行くのが順路ですが、その前に左のコンビニ(7-11)に寄って弁当購入。 程なく阿須の交差点で、目的の尾根の末端は目の前です。自治会館の裏あたりからすぐにでも取り付けそうでしたが、人目もあるので左の長澤寺へ回り込んで墓地の脇から尾根に乗りました。すぐに空掘状に乗越す道を横切り僅か先に何とトラロープの柵が。およよよ、早速立入禁止区域かとビビリましたがこちらから見える立札は裏側。ロープをくぐって立札を見ると「阿須丘陵七国コース ←」の表示。こちら側がハイキングコースの正規ルートで七国峠方面から来た尾根道はここから北へ下っているのでした。 ここから七国峠までは指導標完備の遊歩道が続きます。しばらく西南西方向ですが現地標識L地点を過ぎると左にカーブして道は南向きとなります。このあたり自動車の通行もありました。やがてI秋葉大権現、J地形図注記の七国峠、と通過して塩船観音方面からの道が合流するK七国峠に着きます。 この付近は広場になっていますがすぐ左側のピークに登れば三角点があります。昔は7つの国が見えたという七国峠ですが植林が育ってしまったため林の上に大岳山付近が顔を出す程度です。標石に腰掛けて弁当タイム。 七国峠三角点峰からの展望。三角点からは北東へ進みます。やがて道は東向きとなります。この辺は阿須丘陵七国コースには含まれませんがいい道が続きます。このまま阿須付近まで途中の下降路に入らないように分岐点での道選びだけ慎重に行えばいいと思ったのもつかの間、金網の柵が前途を塞ぎます。柵には隙間が設けられていますが「関係者以外は立ち入らないで下さい 国立音楽大学」という表示。 国立音大施設前。「グランド内に自動車・自二・原付等の乗り入れを堅く禁じます。」の表示もありますが、ここから見える範囲内にグラウンド関連の施設はなく潅木帯の趣。とはいえ、はっきり「関係者以外立入禁止」の表示があるのでこのまま進むわけには行きません。取敢えず左へカーブする道なりに下降しましたがどんどん北北西へ下って行くばかりなので引返しました。まだ日没まで相当時間があるので藪漕ぎの覚悟を決めて大学施設敷地の北側を迂回することを試みました。この辺の柵が稜線付近までなので僅か北側を迂回すれば少し先で尾根道へ復帰できると期待しての事です。 まず浅い谷を渡り支尾根に登り返しました。しかし、次の谷へは藪も深く傾斜が急で、これをいくつか繰り返すのは困難と判断しました。取敢えずこの支尾根を北へ下ることにしましたが、尾根道はだんだん不明瞭になり300mくらい進むと完全に藪。仕方なく引返しましがこれは幸運でした。先ほど支尾根に出た地点より少し登って主尾根に沿う金網に辿り着けたのです。 早速金網に沿うように左(北東)に進みました。すぐに金網がなくなりましたがここは当初予定通りの主尾根道です。尾根上はかなり幅が広く平らなので、昔一旦なにかの用地に造成して廃用になった場所なのかも知れません。やがて尾根上の藪がひどくなったので再び僅か北側を進むとしっかりした道に乗ることが出来ました。更に少し先では林道幅の道に合流し、程なく「阿須丘陵七国コース C →」の標識がある分岐点に着きました。何とかハイキングコースの正規ルートに合流出来たのでほっとしました。 分岐点Cには案内図がなかったので道なりっぽく見えた左側の道を選びましたがすぐ先の標識D地点に案内図があり、この道は行くと唐沢川の谷へ下りてしまうことが判り、C地点へ引返しました。この道は正規ルートがI秋葉大権現あるいはJ地形図注記七国峠から唐沢川に下った後、南側のこの尾根に登って来ている道だったのです。もう一方の道に入ると、こちらは右から回り込んで間違いなく主尾根上の道となりました。 しばらくの間、針葉樹林の中穏やかな道が続き、尾根末端近まで来ると左へ逸れて下って行きます。しかし尾根上にも藪道が続いていますのでそちらに入りました。その先は伐採地で飯能市街が見おろせますがすぐ前方は完全な藪となりました。左方も藪、右方は藪の薄い樹林ですが急斜面です。すぐ足下(右方・前方100m以内の距離)に市街地が迫っていますがもし藪または急斜面を強行突破できたとしても住宅あるいは事業所の敷地に降りてしまう恐れがあるので、切株に腰掛けて最後の休憩をとった後、4〜5分ほど引返し、正規ルートを下りました。 尾根末端近くの伐採地より飯能市街。下りついた唐沢川沿いの里道を右へ行けば赤城神社で、車道を北へ辿り阿須交差点から元加治駅まで往路を戻りました。 七国峠には過去何回か訪れておりましたが、今回は初めて唐沢川北側の尾根のL分岐点より東側部分及び唐沢川南側の尾根を歩きました。実際行ってみると本日のルートのかなりの部分は「阿須丘陵七国コース」に含まれていて予想より安心して歩けました。しかし、七国峠三角点峰の東側尾根上1.2kmくらいの区間はコース外でした。これは一部が国立音楽大学施設の敷地に掛かるためと思われます。唐沢川の谷まで下るような大きな迂回をしないで唐沢川南側の尾根を歩くためには一部藪漕ぎとなる事が判りました。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |