2015年 3月13日(金)晴 (京王線・高尾よりバス)馬込松木BS903…戸沢峠915…936 P310m圏周辺1022 (200) 13(・240) 21 (310〜270) …10352級基準点1045…1058天合峰周辺1129…1142こんぴら山1150 13 (290) 13 (△300) 13 (・274) …1212長楽寺前1219…1240川口小学校BS(バスで京王八王子へ) 22 (180) 19 (160) 体力度A+ 神経度B (歩行合計約2時間20分) ◇5万図 青梅 (本報告で参照した地図情報は主に電子国土Webによるもの)以前、遠ノ谷戸山を歩いたとき、美山小学校BS付近から北に尾根を乗越して行く車道へ入り、戸沢峠の手前から取り付いて西へ縦走しましたが、当然、尾根は峠の東へも続いているので今度はそっちを歩いてみたいと思いました。地形図に山名注記はありませんが、下を通る圏央道のトンネルには「天合峰トンネル」の注記があり、ネットの情報では300.2m三角点ピークが天合峰、その東南東274m標高点ピークはこんひら山、更に東南東253.0m三角点ピークは高丸山との事です。 高尾駅北口発美山町行きバスで馬込松木BSへ。少し先の交差点をを右折し車道沿いの歩道を緩く登って行けば峠を向こうに下り始める所に「戸沢峠」の標識があり、そこから右手の山道に入ります。この登りは最大斜度30度はあろうかと思われるくらい急なうえ、手掛かりとなる立木もまばらで結構ビビります。途中緩斜面を挟んだ2段の登りは穏やかな道となる290m圏ピークまで数分ですが、この登りで「この辺りは難路」という先入観を植え付けられて、この後、通常あり得ない過ちを犯すことになります。 次の310m圏P手前で右手からいい道を合わせますが、さっきの登りが難路だったので、こちらが麓からの本線に見えました。更に進むと道は藪っぽくなり、前方は下り斜面になりますので、この辺りから右(南)へ下って行くのが天合峰への道のはずです。それで、藪斜面を下ってみるとその前方は鞍部ではなく谷。引き返すと、やはり主尾根は南側に横たわっています。それで、また藪の急斜面を下って行くと、やはり前方は谷。距離・標高差的には大したことないので、谷を渡って向こうの尾根によじ登りたいところですが、谷に近づくほど藪は深く斜度も増すためそれは困難です。例によって一番現在地を知りたい藪の中でGPSは機能しませんし、南へ下って引き返すこと数回の後、最悪転進(退却の事です)も視野に、大きく(と言っても2〜300mですが)戻ることにしました。 後から考えれば人里近い山道で藪のままで目印のテープ類が一切ないのは普通ではなく、「ここは道ではない」と早々に気付くべきでしたが、峠からの最初の登りが難路だったため、しばらくの間、道から外れていることを疑わなかったので、いつもの里山での道間違え以上に体力・時間をロスしたのでした。 正規ルートの両側は緑色の番線柵(一部倒壊)。戻って、先ほど出合ったいい道へ入ってみると、里に下って行く様子はなく、すぐにこちらが天合峰への本線だと気付きました。両側は緑色の番線柵(一部倒壊)に囲われた、いかにも人手の掛かっているハイキングコースという雰囲気の道です。程なく、明るく開けた場所に着き、一休み。ここには「2級基準点 2-No.5」の標石が埋め込まれていました。 更に左へカーブして進めば石に山名が表示された天合峰に着きました。三角点標識に腰掛けて弁当タイム。明るい切開きですが、展望は樹間のみです。(先ほどの基準点ピークも同様。) 天合峰。ここからも道也に行くのがメインルートっぽいので少し行ってみましたが、地図を見ると支尾根を里まで下るだけの道なので物足りない。折角なので、尾根伝いに274m標高点ピーク、253.0m三角点ピークと辿って行きたいところです。引き返して南東側の下り口へ。ここも道成に行くと方向がおかしいので山頂直下まで引き返して274m標高点方面への分岐を発見、これに入ります。 樹間の道を行けば水道タンクらしき施設の鉄柵に突き当たり、左へ登って行くと神社のある274m標高点ピーク(こんぴら山)です。山名表示は見つけられませんでした。 小休止の後、水道タンク近くまで戻ると、木に「←高丸山」と書かれたテープが巻いてあり、それに従って鉄柵の北側を行ったのですが、その先、方向的には右へ回り込んでいかなければならないのに、なかなか右カーブにならず、右折路も見つからず。しばらくして右折路があり、待望の思いでそちらへ進んで行くと前方が開けて神社(白山神社と表示あり)に出てしまいました。左手に墓地を見ながら車道まで下ると「長楽寺」の看板が。現在地を確認すると、253.0m三角点とは支尾根3本くらい方向違いの北麓でしたT_T)。 引き返す気力もなくなったので、満開の梅花を見つつ里道を行きます。川口小学校裏手の散歩道を行くと、前方にバスターミナルっぽい広場を発見。そして、今まさに「京王八王子行」のバスが出発しようとしてるではあ〜りませんか!。あわてて駆け寄ると「ここは乗り場ではありません。」とアナウンスされてしまいました。しかし、広場(バスのロータリー?)の前の車道(秋川街道)を渡った所にバス停があり、そのバスに乗ることが出来ました。このバスの運賃390円や朝乗った高尾駅北口−馬込松木360円は、京王線・新宿−高尾、京王八王子−新宿360円と比べて割高過ぎて涙が出ます^^;)。 今回のコースは、終始樹林の中の道で目視による現在地同定は出来ず、GPSは必要なところであまり機能せず、指導標皆無で、標高差・距離とも小さいけど難度は高かった思います。(一部、勝手な思い込みで個人的難度を上げてしまった所もありましたが。)別の言い方をすれば、お手軽にルートファインディングを楽しめたとも言えましょう^^;)。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |