2015年 7月12日(日)晴 (JR・武蔵五日市よりバスで)上養沢BT850…957七代の滝1015…1053綾広の滝1100 (350) 67 (700) 38 (840) …1159大岳山荘1211…1226大岳山1252…1345鍋割山1350…1405男具那ノ峰1413 59 (1140) 15 (△1266) 53 (・1084) 15 (1077) …1445長尾平1452…1500御岳神社1521…1540御岳平1550 32 (860) 8 (・929) 19 (830) …1631ケーブル下BT(バスでJR・御岳へ) 41 (370) 体力度B 神経度A+ (歩行合計約6時間30分) ◇5万図 五日市ハイキングは2013年3月くらいから再開しましたが殆ど超低山か里山歩き。それはそれでいいものですが、その領域でも新ネタがみつからなくなって来ましたし、やはり、このまま本格的な低山(火暴)歩きからフェイドアウトしてしまうのは忍びない。と言うことで、とりあえず棒ノ折山か高水3山で奥多摩入門後、次くらいの対象になる大岳山を復習。 大岳山周辺は高尾山周辺の次くらいに何度も歩いている都民ハイカーのメッカですが、今回はからめ手から攻めてみようと思いました。夏ですし、谷沿いの方が多少は涼しいという期待もありました。 日曜日で、五日市ではほぼ満員だったバスも終点上養沢で降りた乗客は二人。しめしめ、静かな山歩きが出来るかも知れない。そもそも無職の筆者ならすいている平日に山へ行くのが常策なのですが、ここのところ雨天が多くて、やっと使える晴天日が日曜日だったのです。 バスターミナルから約1時間の車道歩きで早くもバテバテ。谷底近くの道なので涼風を期待してたのに暑い暑い。小径に入ってトラバース気味に少々登って行くと最初の目的地、七代の滝。 七代の滝付近。滝は見た目落差数mの小さなもの、しかも垂直ではなくナメ滝状ですが、滝壺回りの広場では20人ほどの人が休憩していました。早くもパンを食いながら大休止。その間何人か入れ替わりもあり、ここまで、1人とすれ違った以外人がいなかったのに不思議。さっきの車道わきに数台の車が駐車していましたが御岳ケーブル方面から降りてきた人もいるのでしょう。尚、後で検索してみると七代の滝は見えたのは7段あるうちの最下段で全体の落差は50mくらいあるそうです。 いつまでもここで休憩している訳にもいかないので、小尾根上の急な鉄製階段を登ります。一登りすると左に天狗岩、そのすぐ先で山腹道に突き当たり、それを左へ下り気味に行き、沢を渡るといよいよ本日の白眉、岩石園に入ります。標高も上がって来たのと、枝葉である程度日差しが遮られるせいか、この辺では、暑さを感じない道となりました。前後に人の姿が絶えないのは休日の銀座通りですから仕方ありません。 岩石園。岩石園は沢沿いの遊歩道で、飛び石伝いに何度か流れを渡るので、谷の真ん中から景色を眺めることが出来ます。緑の美林とその隙間の青空と、木漏れ日に光る流れと、本当に来て良かったと思わせる素晴らしい景色です。岩石園が終わると綾広の滝。 綾広の滝付近。小休止の後、滝を左から高巻くように登って行きますが、その先も谷沿いの道です。綾広の滝から25分ほどで高岩尾根(サルギ尾根)が主脈から分岐してすぐの鞍部、アクバ(芥場)峠に登り着きますが指導標はあるのに地名表示は見つけられませんでした。 「あれ?アクバ峠はもっと先だったかな?」等と思いつつ先を急ぐと露岩も出た山腹道となり、結局「やっぱりさっきの分岐点がアクバ峠だったに違いない」と確信して間もなく大岳山荘(廃業)前に着きました。休憩後、すぐ上の大岳神社のわきを通り露岩の急登を15分ほど頑張れば、大岳山頂です。 大岳山も当然の事ながら多くの人で賑わっています。三角点の回りに50人以上、少し下まで入れると100人近くいそうです。南面が見渡せる岩が空いたので腰掛けてコンビニ弁当を食いましたが、視界が悪く富士山が見えないどころか、隣の御前山もほぼシルエット状、笹尾根辺りになるとかなり薄くしか見えません。 そんなわけで長居しても仕方ないのですが、バテ気味なので食事後もしばらく休憩してから来た道を下りました。登りの時もそうでしたが、大岳神社までの露岩の道はにわかハイカー(?)のせいで渋滞気味です。道は結構広くて殆どの区間で2〜3本のルートは採れるので、登りと下りですれ違う「複線運行」が可能なのに、登って来る人がいると立ち止まる人がいるのです。どうも、にわかハイカーには目の前に通っている人がいるとそこだけが通行可能なルートとして目に映るようで、登って来る人がいると同じ場所を下ろうとする習性があるみたいです。 大岳山荘前からもしばらくは来た道を戻り、アクバ峠の少し手前から尾根道に入り、鍋割山、男具那ノ峰(奥ノ院P)と辿りましたが、こちらの尾根道は人通りが少ないようです。男具那ノ峰からの下りは踏み固めがゆるい感じで、一瞬、仕事道か何かに迷い込んでしまったかと思いましたがすぐに朱塗りの社と石段があって安心しました。石段を下って左へしばらく行くと茶屋もある長尾平。小休止の後、そこから一登りで御岳神社です。 御岳神社宝物殿。神社は工事中でした。時間と体力に余裕があれば丹三郎尾根経由で下るつもりでしたがもう15時でしたし結構バテたので表参道を下る事にしました。それなら時間に余裕があるので、国宝の鎧等が公開されている宝物殿(拝観料300円)を見学して行きました。個人的には国宝の鎧よりしっかり研がれて輝きを放っていた刀に魅了されました。 次に目指したのはケーブル御岳山駅わきの展望地、御岳平。山上集落を抜けると山腹の遊歩道。途中右に下る表参道を分け、少し先が御岳平。相変わらずモヤって遠望は利きませんでしたが、ベンチで最後の本日休憩。表参道はこの直ぐ下を通っているのですがそこへ直接下る道が発見できなかったので、先程の分岐まで5分ほど戻って、表参道を下りました。ケーブル滝本駅から車道を少し下ればケーブル下バスターミナルです。 この日かなりの距離を歩いた気分でしたが、5万図で見ると昔歩いたコースに比べれば大した距離ではありませんでした。最近は短いコースばかり歩いているので距離感が2.5万図仕様になってしまったようです。 やはり、この山域にも「熊出没」の警告表示はありましたが、最近はどこへ行ってもあるので気にしていたら山へは入れません。でも、鍋割山、男具那ノ峰の尾根は山腹道に比べて人通りが少ないのでビビりつつ通りました。下りの表参道には「スズメバチの巣」の警告表示もありました。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |