2016年10月12日(水)晴 (西武秩父よりバス)三峯神社BT1028…1033山麓亭1046…雲取山分岐1104 (1045) 05 (1065) 18 (1155) …1146妙法ヶ岳1223…雲取山分岐1302…山麓亭1319…1323随身門(参拝順路周回)1333 42 (1332) 39 (1155) 17(1065) 04 (1080) …1335日本武尊像1345…山頂駅P最高点1400…北端三角点1405…1428三峯神社BT 02 (1090) 15 (・1127) 05 (△1101) 23 (1045) 体力度A+ 神経度A+ (歩行合計約3時間05分) ◇5万図 三峰 □筆者参考文献 「関東百名山」(1993 石丸哲也他)妙法ヶ岳は秩父三峰の北峰にあたり、昔(93.10.1)登ってきつくない割に岩っぽい感じや展望が良くて好印象でした。最近、バイクで三峯神社駐車場まで行ったとき思い出して、また登ろうと思いました。しかし、昔使ったロープウェイが廃線になってどうしたものかと思っていました。麓から登ることも可能ですが、それでは「きつくない」という特長が生きません。バイクか車で三峯神社駐車場まで行く事も考えましたが、運転もそれなり体力や神経を使います。 そんな中、先日、バイクでバスとすれ違った事を思い出し、ネットで検索してみると、西武秩父駅から三峯神社駐車場まで東京から日帰りで利用可能な時間帯に直通バスがあるではあ〜りませんか。これを使って行くしかありません。西武バス 西武秩父駅−三峯神社の運賃927円(パスモ)は、秩父鉄道 御花畑−三峰口 440円、西武バス 三峰口−大輪 309円(パスモ)、三峰ロープウェイ 大輪−三峰山頂 950円(運行当時) の合計1,699円より遙かに安いですし、乗換えがないから安心して居眠りも出来るし(^^;、むしろ前回より好条件です。 西武秩父駅BT9:10発のバスに乗れば、定刻の10:25には三峯神社BT(三峯神社駐車場)に到着しました。(途中交互通行の区間もあるので、休日は遅れが出そうです。)表示に従い、駐車場の後ろ斜面を登って行くとビジターセンターの前を通り、雲取山登山口(奥宮参道入口)に着きます。すぐ先に山麓亭という大きな飲食店兼土産物店があり、向かいのベンチは開放されていたので、ここで軽い弁当タイム。 登山口から7分ほどコンクリ道路を行くと鳥居をくぐって山道(小径)に入ります。途中「5M先にクロスズメバチの巣があります。刺されないように注意しましょう。刺された人がいます。」の表示がありますが、巣を撤去できないのでしょうか?。 やがて左手の2つ目の鳥居(一ノ鳥居)をくぐって雲取山への縦走路から分かれます。3つ目の鳥居(二ノ鳥居)の手前からは太陽寺への道が分岐していますが、山崩れのため通行止になっていました。4つ目の鳥居付近からは岩っぽくなって、多少のアップダウンも出てきます。朽ちかかった木の桟道はちょっとビビって山側を歩きます。最後に下部45度くらいある急な階段を手摺にすがって登り切れば、石祠(三峯神社奥宮)のある妙法ヶ岳山頂です。この付近1300m圏にいくつかあるうち一番奥(北)の岩頭です。 ![]() 樹木のためぐるり360度と言う訳には行きませんが、雲取山方面への尾根や白石山、白泰山、両神山、二子山等、更にはその後ろの西上州の山々の展望が素晴しく、三峰山頂駅ピークから南下する先ほど辿って来た尾根も見下ろせました。山座同定でも始めようものなら時間がいくらあっても足りなさそうです。山頂北西端の足下が切れ落ち前が開けた場所で本日2度目の弁当タイム。 ![]() 来た道を、山麓亭前まで戻ります。ロープウェイ利用なら下りは歩くところですが、本日は三峰山頂駅ピーク周辺を散歩して、三峯神社BTからバスで西武秩父へ戻る事にしました。まずは三峯神社へ。 三峯神社は過去2度は訪れている筈なのですがどんなところだったかの記憶が殆どないので初めて同様の気分です。入口の鳥居をくぐって3分ほどで「参拝順路」と示された先に「山峯三」と書かれた門(帰宅後「随身門と知る)があり、時計回りに一周して10分ほどで随身門の横に戻ってきました。途中、拝殿等の建物には極彩色の彫刻が施され、見ごたえがあります。山上の寺社は珍しくありませんが、筆者が見たそれらの中では最大級の規模です。帰宅後の検索で拝殿は1800年建立、1962年改修と、現在の姿になったのは比較的最近のようですが、それにしてもこんな比高の大きい山の上によくこれだけのものを造ったものです。ただし残念ながら社格は伊勢神宮Sランク、明治神宮等をAランクとすると、ここはEランク以下のようです。 次は、この辺り三峰山頂駅ピーク最高点を目指します。取敢えず随身門横から上へ上へと登って行きますとあっけなくピークに着いてしまいました。中央部には岩が積み上げられ、中心に弥生人みたいな出で立ちの巨大な立像。記念碑を見て日本武尊と知りました。ここで5万図(平成元年)を確認すると、三峰山頂駅ピーク最高点はここより北北西1km近く先にある1101.5m三角点付近のようです。行ってみることにします。 尾根通しに車道から山道(小径)に入り緩い起伏のピークを越えていくと再び車道へ。この先、車道はぐいぐい登って行って、「三峰簡易水道三峰浄水場」前へ。周りを見渡すと浄水場のすぐ北より高い場所はなく、ここがこの付近の最高点、つまり三峰山頂駅ピーク最高点のようです。(帰宅後見た「地理院地図」には1127.3mの電子基準点あり。) ![]() そのすぐ先(北)は東面が開け、ススキ越しに秩父の市街やその周りの山々が望まれます。三峰ロープウェイ三峰山頂駅はこの付近にあったものと思われます。手持ち5万図の1101.5m三角点(地理院地図では1101.4m)は最高点から5分くらい北へ行った所で標石を発見出来ました。 三峯神社駐車場まで戻ります。浄水場前から下って先ほどの小径には入らず、そのまま尾根の右側(西側)山腹をトラバースする車道を行けば、山麓亭の50mくらい手前から駐車場へ下る道がありました。三峯神社BTからは予定していた14:35発の西武秩父駅行バスに乗ることが出来ました。 西武秩父駅では「停電の影響で飯能−池袋間運転見合わせ」とアナウンスしていましたが、飯能に着いたときには運転再開していました。ラッキー。 ![]() 期待していた通りの、良い軽山行が出来ましたが、三峯神社BT発のバスは14:35発の後、1時間後、2時間後にもありますので、今となってみれば、三峯博物館、三峰ビジターセンター見学や、三峯神社境内をもっといろいろ見て回る等しても良かったと思います。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |