2017年2月20日(月)晴後曇一雨 東武線・小川町1146…1149ヤオコー1207…鬼ヶ谷津沼1253…1308能満寺1313 (91) 03 (91) 46 (96) 15 (97) …(8分ロス)四津山1423…1428四津山神社1452…(5分ロス)永昌寺1516 62 (200) 05 (197) 19 (85) …(8分ロス)八和田神社1601…1606奈良梨BS(小川町へ) 37 (62) 05 (63) 体力度A 神経度A+ (歩行合計約3時間25分) ◇5万図 熊谷 □筆者参考文献 「東京近郊里山ハイキング」(2004 小林利秋他)この日は、朝晴れていて、夕方は雨になるものの、日中の気温は高いという予報。で、朝、急に里山歩きを思い立ち、参考書で筆者未踏のコースを物色し、今回のコースに決定。登る山は麓からの比高僅か100m程の四津山1山のみ、その他の大部分も山道ではなく里道。つまり、里山歩きと言うより里道歩きですが、参考書に掲げられたいくつかの経由地(寺社)を各局面での目的地としながら、非日常(田舎)の風情を満喫する散歩も一興かと思います。 小川町駅南側すぐ近くの地元スーパー「ヤオコー」で弁当・おにぎり購入し、イートインコーナーで弁当タイムの後出発。駅の西側の渡線橋を渡って北上、富士山(△182.1)の西側の切通しを登って行くとR254バイパスとの交差点に横断歩道はなく、車道を渡れないように歩道は隙間のない埒で覆われていて、自転車用の冗長な登高を強いられる歩道橋を使うしかありません。 更に北上すると顕著な住宅街となり、突当たり(厳密には前方にも細い道がある十字路)を右折し、150m程で「みどりが丘小学校」の道標に従い左折して進むとカーブミラーの柱に「→ 鬼ヶ谷津沼」(実物は縦書き)の標識があるのでそれに従って、その先の標識で折り返すように左に下って行くと最初の目的地・鬼ヶ谷津沼の畔に着きます。ここから景色は住宅街から一変し、田舎の風情。 左へ沼の縁の小径を周って行くと車道が始まるでこれを行きます。車道は右手に田んぼがある浅い谷に沿って、傾斜を感じないくらい緩く下っています。この辺り、TVアニメ「のんのんびより」の背景のような如何にも田舎という、のどかな景色です。左手に「おがわ町市民協同高谷発電所」の看板があり、一瞬「あれ、鬼ヶ谷津沼の小さな落差・水量で発電出来るの?」と思いましたが、水力ではなくソーラーパネルが並んでいました。今、写真で数えてみると5×9枚+4×3枚+3×3枚=66枚でした。この程度の規模で発電所を名乗っているとは随分だな(^_^)。 谷が終わるとR254バイパスに出合いますが順路は左へ分かれていく道です。ですが、その前に左手の石段を登って2つ目の目的地・能満寺に寄って行きます。無人の能満寺からは本堂右手の道を下って順路に復します。 突当たりを左折して250m程で<184>に合流し、それを北上します。小川町総合運動場への標識がある左折路の先で、左手の視界が開け、田んぼの奥に如何にも城山然とした四津山が見えます。 <184>より四津山方面。その先で左折して3つ目の目的地・四津山を目指します。この道は工事中ですが、歩道は封鎖されておらず歩行者通行可かと思われましたので行ってみました。ところが、250mくらい先から全面通行止めで、<184>に引き返すハメとなりました。(8分ロス。) 一本北側の道へ入ります。やがて、さっきの工事中の道と合流し、その先も工事中ですが右に細い道が続いています。この道を進み、「→ 四津山神社」(実物は縦書き)の標柱で右折、少し登って峠から左に入れば鳥居が見えて参道が始まります。この前後、真上の雲も薄いのにぽつぽつと天気雨が降って来て、「夕方からのはずなのに」と少し焦りました。(登頂した頃には止みました。) コンクリの参道は斜度が増すと石段となります。66段くらい登り、右へトラバースした後更に115段くらい登ると峠から10分ほどで四津山神社の社殿前の広場に着きます。ここは、北西−南東に200mの長さがある四津山頂稜部の南東端で、高見城跡の本郭です。山頂(最高点)は頂稜部の北西端(三の郭)にあるので堀切や二の郭等、高見城の遺構を辿って往復(所要片道5分ほど)。 四津山山頂。神社の社殿前に戻り、広場の端のベンチでおにぎりタイム。広場は20×20mくらいあり、立木の途切れた場所から、北関東方面、熊谷方面、小川町総合運動場方面、奥武蔵高原−笠山方面等が覗けますが、この日は視界が悪く、赤城山は雲の中で、奥武蔵高原もシルエット状に見える程度でした。 四津山神社。参道を下り、戻り着いた来た峠からはさっき登って来た時とは逆の北側へ進みます。ここから先、順路は分岐が多い屈曲したルートになるので、出掛ける前、地理院地図のハードコピーに参考書のルートを蛍光ペンでなぞったときは現地での道間違いを心配しましたが、道也でない分岐点には指導標柱があるのでほぼ問題ありませんでした。 ただし、次の永昌寺へは、右折、左折の後、道也に行けばいいところに左折を匂わせる標柱があって5分ほどロス。「¬」みたいな形の左向き矢印で、少し先の丁字路を左へ行けという意味だったようですが、標柱の場所には左折分岐があり、一応標柱の場所から左折して確認するはめに。せっかく立てるなら手前ではなく左折すべき場所に「←」の標柱を立てて欲しかったところです。 問題の丁字路の先で右折して、「デーサービス あゆみ」の前を右折して道也にくねくねと行けば4つ目の目的地・永昌寺です。 永昌寺前からも道也に南下し、突当たりを左折すると広めの車道に出るので右折、すぐ次で左折、220mくらいで右折南下すると120mくらいで一見丁字路に突当たりますが前方にも藪道があって一応十字路。この藪道が旧鎌倉街道跡で、これを行きます。すぐ植林帯となってその出口には「鎌倉街道上道跡」の説明板がありました。そこから舗装道となって直進し、丁字路に突当たり左折、120mくらいで右折し80mくらいで左カーブ、更に60mくらいで出合った道をヘアピン状に右折します。180mくらいで左折、右手に「諏訪神社奉祀跡」を見てその先で左折、100m程で合流した道を右へ行けば140mくらいで<296>に出合います。 5つ目の目的地・八和田神社へは、ここを鈍角側に右折して南南東200m弱先の奈良梨交差点から北へ300mほどの参道が通じていますが、ここからの神社の方角は北なので、ここを鋭角側に左折、<296>を180mくらい北上して右折して入ることにしました。ところが、その右折路を見逃してその230mくらい先で右折し60mくらい入って神社の気配がないので引き帰すハメに。(8分ロス。) 八和田神社の参道。八和田神社は社殿周りの規模はそこそこですが、奈良梨交差点へ続く参道は幅が10mくらいあり、両側に石灯籠が並んでいて立派です。交差点近くのバス停で熊谷駅発小川町駅行のバスを待ちました。今日は夕方から雨の予報でしたが、バス待ち時間37分のうち最後の10分というところで降り出してしまい、折りたたみ傘を広げる事となりましたT_T)。 今回のコース、四津山以外の目的地(寺社)は結果的に筆者的には大して興味深いものはありませんでしたが、こういう里道歩きは田園風景に浸ってぼんやり歩くだけでは退屈なアプローチになりかねないですし、下手をするとどこを通ったかも判らなくなってしまう恐れもありますので、経由地に何かあるか期待しながらチェックポイント探し的な歩き方をしたのは良かったと思います。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |