蕨山(奥武蔵)



                     2017年5月29日(月)晴

(西武線・飯能よりバス)名郷BS753…支尾根上903…1058蕨山1125…1155藤棚山1204
              (327)  70  (828)   115  (1033)   30  (△920)

…1239大ヨケの頭1245…金毘羅神社跡1347…1428さわらびの湯BS(バスで飯能へ)
35        (・771)    62       (580)    41             (250)

                          体力度B 神経度A (歩行合計約6時間10分)

◇5万図 秩父
□筆者参考文献 「埼玉県の山」(1995 打田^一他)


 蕨山は少なくとも過去2回は登っているはずなのですが記録が見つかりませんから1992年以前だと思います。今回の、名郷から登って金毘羅尾根を下るコースはごく一般的な日帰りコースのイメージですし、記憶も殆ど残っていないので再訪場所としては絶好かと思いました。



 「ヤマノススメ」痛バス。



 飯能駅で乗車した湯の沢行き一番バスはアニメ「ヤマノススメ」の痛バスでした。橋を渡って入った林道は15分ほどで終点となり、ここが登山口です。
 ここから植林帯をジグザグに登って行きますが10分ほどで息切れして、休み休み行きました。やがて、蕨山のすぐ西のピーク(1044m)から北に張り出す支尾根上にたどり着きますが、ここまで参考タイム50分のところ、1時間10分かかっています。
 左に尾根を登って行きます。雑木の美林や芝、苔むした露岩の道は絵画の中を行くような趣です。しかし、もう息切れだけでなく足も重く肩も凝って来ました。時間は十分あるのでマイペースで行きますが、素晴しい道を堪能する余裕はあまりありませんT_T)。


 美林と露岩にコケと芝の尾根道。


 へろへろになりながら、有間山分岐(1044mP頂稜部北端)に着き、左へ僅かで蕨山山頂です。名郷から参考タイム2時間のところ3時間5分も掛かってしまいましたT_T)。参考タイムの1.5倍は異常としか言いようがありません。たまたまの体調不良?。全てが加齢による体力低下でない事を祈ります
 山頂の様子もショックでした。昔のイメージでは、山頂部は広い禿山で有間山の山稜が大きく見えたのですが、実際は樹間の切開きで、低木部分の上から遠い山が見える程度。本日は視程が悪いので結局、山座同定する気になるような景色はありませんでしたT_T)。この季節、人にたかる虫が多いのは知っていましたが、防虫スプレーを忘れたのは不覚でした。ハエ等を気にしながらの弁当タイムの後、金毘羅尾根を下山します。
 始めザレて滑り易い下りかあり、足を滑らせて小石を転がしてしまいました。そしたら、間が悪い事に本日唯一すれ違った登山者が下方に見えました。「ラク」と叫んでみましたが石は途中で止まったようです。すれ違いざまに「すいません。足を滑らせてしまって。」と弁明したところ、にこっとして「大丈夫ですか?」。申し訳なく恥ずかしかったです。


 金毘羅尾根も美林の道。


 金毘羅尾根の道は登りや急な下りは少なめで、比較的穏やかに下って行けますので、バテた身には助かります。相変わらず視界が開ける場所は殆どありませんが美林が続きます。


 金毘羅神社跡。


 石祠がある金毘羅神社跡からは右にやや急に下って行きます。河又に下りるはずでしたが、車道に下りついた地点直近のバス停は「さわらびの湯」でした。名郷−河又−飯能間のバス路線でさわらびの湯−河又は盲腸線ですが、時刻表を見ると日中は殆どさわらびの湯に寄るようです。なので、河又までの車道歩きは割愛してここでバスを待ちました。下りも参考タイム2時間20分のところ、約3時間かかってしまいました。

 展望には恵まれませんが、雑木の美林や露岩の道は趣があり、それなりに楽しめるコースだと思います。今回、歩程が6時間を越えましたが健脚者なら4時間もかからないと思います。



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