2017年11月15日(水)晴 (JR・丹荘駅…公会堂前BSよりバス)新宿BS844…金鑚神社入口859…918鏡岩923 (120) 15 (160) 19 (280) …御嶽山933…946岩山展望1045…下渡瀬朝日工業前BS1126 10(△344) 13 (320) 41 (130) (…新宿BSよりバスで丹荘駅入口BSへ…丹荘駅) 体力度A 神経度A+ (歩行合計約1時間50分) ◇5万図 高崎昔は行くべき山やそのルートを決めるのはガイドブックの情報からでしたが、掲載されている中で個人的ニーズに合った山は殆ど登りつくし、僅かに登り残したルート(例えば鳥屋戸尾根。初心者の頃はガイドブックの「若干山慣れた人向き」という記述で遠慮していた。)も昔なら行けそうだったけど今ではきつそうだったりします。軽く登れて面白そうな個人的未踏の山はないかと、ネット上で地理院地図を徘徊し、手ごろな大きさの山を見つけたら検索でふるいにかける今日この頃。しかし、地形図上で「これは!」と思っても、登った人の記録を読むと難路しかルートがなかったり、展望皆無のうえ他にも特筆すべき見所がなかったりが殆ど。で、久々に見つけた良さそうな山が神川・御嶽(みたけ)山です。交通の便はよくありませんが、歩程が短いので、東京から公共交通機関利用の日帰りは比較的容易です。 八高線・丹荘駅前を左に行き、線路と交差するバス通り<22>に出ます。左折し、踏切を渡って南西方向へ。最初に見つけたバス停は、事前に調べてあった丹荘駅最寄バス停・丹荘駅入口ではなく、神川町役場入口でした。事前に地図で見つけたバス停記号はこちらですが、踏切の手前(北東側)のバス停記号(丹荘駅入口)を見落としていたため勘違いしていました。で、バス停に掲示されている時刻表を見ると次のバスまで30分以上ありました。まだ8時前で、じっとしてても寒いだけなので、バス通りを目指す方向に歩き、二つ先のバス停・公会堂前で乗車しました。 新宿BSで下車。少し戻って右折しR462を行きます。始め右側を歩いていましたが、結構交通量も多く大型車の比率も高いのでビビり、左側だけにある歩道に移動。しかし、この歩道もなくなってしまい再び右側を行きます。神経度A+の「+」は、ここでのビビり度に対して付けたようなものです。 金鑚神社の入口より境内の道。金鑚(かなさな)神社の入口でR462から別れ、左手の鳥居をくぐっても車道が続きますが、周りの景色は神社の境内で、それっぽい建物を何箇所も見ることが出来ます。 神社の奥から「←御嶽山 入口」の標識に導かれて遊歩道的な山道を登って行くと10分ほどで鏡岩。4×9mほどの断層面の露頭ですが、国指定特別天然記念物と言う割に、ぱっと見はしょぼいスラブです。 鏡岩から僅かな登りで稜線に達します。ここは左・岩山展望、右・御嶽山山頂、正面右に南側へ下る道がある峠となっています。取敢えず山頂を目指して右へ登って行きます。「山頂へ0.2km」の指導標がありますが、山頂直下はトラロープも設置されているような急登なので意外に長く感じます。ここは遊歩道ではなく、木の根、露岩の道なので、ちょっと「登山」の実感があって楽しい。 御嶽山山頂。山頂は気に囲まれていて、展望は良くありません。山頂の平坦地の写真と、そこからまばらな立木越しに見える赤城山方面の写真を撮って下山。下りは山頂直下より、登りの時はなんとも思わなかったトラロープのなくなった辺りがずるずると滑りそうで怖い。 先ほどの峠まで下り、尾根をそのまま進むと四阿や石仏群のある広場になり、その先、指導標が「岩山展望」(なぜか「台」が付いていません)を指すピークに登って行きます。この登りは比高は僅かながら、完全に露岩の道なので本峰の登り以上に「登山」の実感があります。頂上岩頭の僅か手前がやや平坦に均してあるのでここで弁当タイム。 岩山展望への露岩の道。 岩山展望の休憩地。遠景は左・城峯山、右・雨降山。ここからは、北東方面、平野の先に榛名・赤城の山々が、南西方面に城峯山・雨降山が目立つなど360度の好展望が得られます。西側は御嶽山本峰が遠望を塞ぎますが、岩頭の向こう側に回り込めば東側の平野が見下ろせて、工業団地右側のソーラーパネル群が目を引きます。岩頭上からなら両側見えるわけですが、狭くて怖そうなので、そこに立って見渡すのは遠慮しておきました。この岩頭の標高は、地理院地図からは310mくらいまでしか表示されませんが、本峰(343.5m)との目視による比較では320mくらいありそうです。食事をし展望を楽しんだらまた峠に戻ります。 峠から南側へ下りました。少し下ると林道となり、右ヘアピンカーブ(実は沢沿いに直進すれば金鑚神社に戻る道もある三叉路)手前の湿地を木道でショートカットの後、緩く登って尾根を乗越すと雨降山や御荷鉾山が見えます。道は山腹を下って行き、ゴルフ場から下って来る舗装道路に合流。この道はかなり大きく蛇行して下って行きますが、ショートカットの小径はなさそうです。 下り切る寸前の所に「渡瀬コース」の登山口があり、「ハイキングマップ入」と書かれたボックスにチラシが束になって入っていました。一枚頂こうとしましたが、雨水でくっついてブロッキングしており、引っ張ると破けそうなので断念し、側の案内板「みたけ山ハイキングMAP」を撮影しました。 平地に下るとやがて<22>に突当たりますので渡ってそれを右へ進むと左後ろから来る道と合流。下渡瀬朝日工業前BSは<22>ではなく、僅かにそちらの道に入った所にありました。 バス停に掲示されている時刻表を見ると、またもや次のバスまで30分以上ありました。もう寒くはありませんが、ただ待つのは退屈なので次のバス停(新宿BS)まで歩きました。途中、「不動沢コース」登山口付近から、御岳山の山頂付近を麓からは初めて望むことが出来ました。 2つのピークに登って降りただけでも素晴しいショートコースでしたが、今回立ち寄らなかった場所にも見所がありそうなので、再訪して、別ルートを辿ったり、もう少し時間をかけて金鑚神社境内その他見所も色々周ってみたいです。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |