天覧山から釜戸山(奥武蔵)



                      2017年12月9日(土)快晴

西武線・飯能駅0720…0737天覧山入口コンビニ0743…0750天覧山0805
       (108)    17                 (117)    07    (・197)

…0836多峯主山0901…西武飯能日高BT0943…0955丘の上公園1025
31     (△271)   42      (209)  12         (256)

…1116釜戸山入口1126…釜戸山1147…1222武蔵横手駅
51        (・303)   21(△293)  35         (115)

                          体力度A 神経度A+ (歩行合計約3時間55分)

◇5万図 川越


 早く目覚めた好天の日。思い付きで山へ。天覧山・多峯主山はそういう時手軽に行けて、展望もいい山。早出だからそれだけでは勿体ないので天覚山方面に下りたくなるまで行ける所まで行ってみようと。当初は大高山までの大縦走(火暴)も可能性として視野に入っていましたが…。
 今回の懸案事項は多峯主山の西の宅地造成地(永田台)の通過です。95.11.18に逆コースで通ったときは造成地の南縁にわずかに残された林の中を辿ったりしたのですが、現在その辺りは工事予定地で立入禁止です。最近、バイクで永田台側の登山口まで行って多峯主山に登った事はあるので永田台までは心配ないのですが、永田台の西端で天覚山方面に続く尾根道へスムーズに入れるかどうかが憂慮されました。

飯能駅からすぐ西に向かった方が近いのですが、駅すぐのファミリーマートに普通の弁当がなかったのでコンビニを求めて北上、バス通りを西へ行きます。しかし、コンビニなし。飯能河原交差点から北上すればすぐ左が天覧山入口ですが、そこにコンビニらしき商店がありました。看板に「time's」とありますが7-11のような大手チェーンではなく個人経営の万屋という趣です。しかし、幸いそこで幕の内弁当を入手することが出来ました。帰宅後検索したら「タイムズマート」という元フランチャイズチェーンで、現在は本部がなくなって独立経営のようです。店の人に、天覧山も出て来た深夜アニメ「ヤマノススメ」(2期まで放送済)の影響を聞いてみると「たくさん来た。海外からも来た。」とかなり集客に寄与したようで、「今度3期がある。」と、続編の放送にも期待している様子でした。
 この日は比較的視界良好で、天覧山から富士山もくっきり見えました。多峯主山へは、尾根を辿る事が多いのですが、この日は一旦谷へ下り、見返り坂を登るメインルートを採りました。多峯主山からも好展望を堪能しました。


 多峯主山より大持山(手前に丘の上公園の塔)・武甲山方面。


 左手にソーラー発電所や水道タンクを見つつ造成地(永田台)側の登山口に降り立ちました。造成地の南縁に沿って進もうとしましたが立入禁止地帯の手前を沿う道路は段差(急な下り斜面)の所で右へカーブしていて、登山口から北北東に向かっていた道に合流。そこまで始めから真っ直ぐ行ったときと比べて400mくらい余分に(2倍以上)歩いてしまいました(^^;。
 ファミリーマートのある交差点を越して道也に行けば左へカーブして造成地西端の道に突き当たりました。僅か左、「西武飯能日高」バスターミナルの先(南)から山の方(西)へ登る車道発見。これを登って行くと最後右へカーブして「横手配水場」に突当たりました。車道はここでお終いですが、30m位手前に山側へ登れそうな場所を発見。道なのかどうか分かりませんが、藪もないし足場も悪くないので登っていくと、上方に横向きの鎖が見えます。
 「駐車場でもあるのかな」と思いましたが、登り着いてみると広めの平坦地が造成されていて右手(北端)には携帯電話基地局らしきアンテナ塔。左の方に「利用に関する注意事項」の看板があって ここが「丘の上公園」である事を知りました。四阿もあったので、ここで弁当タイムにしました。


 丘の上公園より多峯主山方面を振りかえる。


 丘の上公園への本来の道は、横手配水場への道より大分南側から登って来ているので、結果的には近道することが出来ました(^_^)。ここからは、造成地の家並や段差、その先の多峯主山方面が眺められます。
 看板の奥から登山道があり、これを登っていけば「天覚山 久須美坂 公園広場」の標識。この付近は277.5m三角点ピークと思われます。天覚山方面を目指して左へ尾根道を辿ります。
 やがて、左・久須美へ下る道の指導標がありますが、「久須美坂」はここなのか、少し先、武蔵横手からの道が登り付く鞍部なのかよく判りません。
 尾根道を進むと、303m標高点ピークに「釜戸山入口」の標識。通過して僅か先でランナーが追い越して行きました。土曜日なのでこの先人出もありそうだし、懸案の造成地→尾根道も達成したし、未踏の「釜戸山」にも興味湧いたし、で天覚山への縦走はあっさり断念(^^;、釜戸山入口へ戻り、北側に派生する尾根道に入り、釜戸山を目指しました。
 分岐点で地理院地図を見たときの予想通り、293.2m三角点ピークが釜戸山でした。展望はよくありませんが、樹間に先ほど辿ってきた主稜が眺められます。「武蔵横手駅→」の指導標に従い、右へ下ります。無名のコースなのに道や指導標はよく整備されていますが、尾根から右へ下って谷を行くようになると倒木が目に付きます。


 谷沿いは倒木の道。


 やがて、林道に合流し間もなく獣害対策の金網の門を開閉して通過すれば里道です。西武線の踏切を渡ると丁度上り電車が通りましたが武蔵横手駅は右へ2〜3分行った所なので、乗れたのは次の電車でした。ホームからは「やぎの家」の向こうに釜戸山を見上げることが出来ました。

 今回、大高山はおろか天覚山までも行きませんでしたが、主稜を分断している造成地(永田台)から尾根道への取付き方も判りましたし、個人的未踏峰・釜戸山を発見し登る事が出来ましたので満足した山行となりました(^_^)。



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