三角天から天覚山・大高山(奥武蔵)



                      2018年3月28日(水)快晴

西武線・武蔵横手駅0820…三角天0900…釜戸山0903…0920釜戸山入口0925
           (115)    40 (290)    03(△293)   17        (・303)

…1027鉄塔・奥秩父線70号1037…1100天覚山1125…1255大高山1330
62                 (340)   23  (△445)  90    (・493)

…舗装道路の峠1350…1457吾野駅
20      (400)   67     (185)

                          体力度A+ 神経度A (歩行合計約5時間40分)

◇5万図 川越 秩父


 前回(17.12.09)に天覧山から天覚山方面を目指して、途中で北側・釜戸山方面へ逸れて武蔵横手駅に下山しました。その時は釜戸山から東側の谷へ降りたのですが、指導標にあった別ルートの経由地「三角天」いう地名が気になったので、今回は三角天経由で釜戸山から主稜に至り、大高山方面を目指す事にしました。

 武蔵横手駅からR299を秩父寄りに少し行き、踏切を渡ると道は二分します。左は前回その下部に下り着いた谷沿いに主稜に至る道で、右が三角天経由で釜戸山に至る道ですので今回は右へ。  車道を道也に行ってイノシシよけのゲートを通過すれば植林帯を登る山道となります。風もないのに木漏れ日がホコリっぽく濁っています。たぶん、スギ花粉でしょう。
 登り着いた三角天は木の標識が道の脇にあり、その先がピークですが、特に切開きはありません。ここから釜戸山まで3分ほどで、三角天は釜戸山の頂稜上の北端ピークという感じです。ガイドブックでは見掛けないコースですが、ここまでも指導票完備で、迷う所はありません。
 釜戸山から尾根通しに主稜に登り着いた場所には「釜戸山入口」の標識があります。ここから、大高山方面へ縦走開始です。釜戸山入口から車道が横切る東峠まで53分。この間、登りも結構あって、多少は高度を稼いだ感じがするのですが、下りがそれ以上にあって標高は若干下がっていますT_T)。
 東峠からは車道を南へ僅かに下って、始め谷沿いの道から送電線の下を登って主稜に復帰します。すぐ右手の鉄塔・奥秩父線70号付近からは北側の展望が得られますが、快晴なのに残念ながら今日の視界は霞んでいます。霞には水滴だけでなくスギ花粉も含まれていそうです。木陰の切り株に腰掛けて休憩。


 鉄塔・奥秩父線70号より。


 ここからふた登りくらい頑張って登れば待望の天覚山。南面が開けますがますます霞んでいて、山座同定する気も起きません。ガイドブック「東京周辺の山」で知った頃はマイナーな山だったのですが、山頂には立派な標識が建ち、平日のまで11時なのに既に2組が山頂中央部を占めています。端っこのベンチで弁当タイム。
 大高山への縦走開始。釜戸山入口から天覚山のアップダウンが意外にきつかったので、ここから更にきつくなるかと思いました。途中、392m標高点の東の400m等高線辺りから望まれる大高山は絶望的に遠く・高く見えます。最後の登りの標高差も150m近くあります。そんな中、思ったよりスムーズに大高山に到達した感触でした。しかし、天覚山からの所要時間1時間30分はガイドブックの手持ちの2種類の1時間・1時間20分のどちらよりも掛かっている。要は、スローペースなので苦しさが減ってただけなのねT_T)。


 392m標高点の東の400m等高線辺りから望まれる大高山。


 大高山の山頂には高そうな石の標識が建っていましたが、天覚山より樹間の眺めは狭く、ひっそりとした感じです。一応、本日の最高点到達、後は殆ど下りなのでゆっくり休憩しました。


 大高山からの下りは露岩も出た道。


 西への下り道はかなり急です。それが一段落した後、林の中の一本道が続くので、下り口を見逃したか思いましたが、間もなく舗装道路の峠の降り立ちました。「<国道299号 原市場」の標識がありましたが、現在地の表示がなく、ガイドブックにも地名が載ってないので無名の峠かも知れません。
 吾野駅への下降点・前坂へはここからひと登りあるので、それを嫌って車道経由で下りましたが、帰宅後調べてみると登りはあっても距離の差が大きく、前坂経由の方が15分くらい短時間だったようです。
 舗装道を30分くらい行った所の分岐を左へ下り、10分くらい行ったベンチのある場所から左の未舗装道に入ると10分くらいで里道に下り着きました。線路をくぐり、R299に出て左へ行くと吾野駅への入口ですが、駅へは標高差10m以上ある階段を登らなければなりません。

 今回のコースはあまり展望には恵まれませんが、所々露岩帯などもあり、山歩きの実感は味わえたと思います。



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