琴平丘陵(秩父)


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１８年４月２７日(金)曇

秩父鉄道・影森駅840…大渕寺入口849…927岩井堂935…951長者屋敷跡957
　　　     (260)   09     (265)   38    (360)   16        (400)

…三等三角点1018…里の橋1032…1057芝桜の丘中央口(散策・休憩)宇根口1205
21   (△399)    14 (265)    25                    (285～295)

…1235西武線・横瀬駅
30    　　　  (･222)

　　　　　　　                   体力度Ａ 神経度Ａ (歩行合計約２時間50分)
◇５万図　秩父
□筆者参考文献 「埼玉県の山」(2016 打田鍈一)

　意外に手強かった若山・釜ノ沢五峰を歩いてからまだ１週間でダメージも若干残っていたのですが、もうまた山へ出かけたくなり、標高差・歩行距離とも小さめで、今ならシバザクラ見物もできるこのコースを選びました。

　影森駅前からバス通りを西へ。一つ目のバス停は「栄町」、二つ目の「影森」の所を左折。踏切を渡って突当たるのが大渕寺です。境内を登って山道に入ると「かたくり群生地」の表示がありますが花はもう終わっているようです。
　尾根に出て左へ登れば護国観音像が建つピークで、秩父盆地の市街地やその奥の山々の眺めが開けます。
　岩も出た顕著な尾根を進みますが新緑が美しい。空堀のような切戸を鉄板の橋で渡りますが、頑丈そうなのに踏む毎にきしむような音がするのでちょっとビビります。やがて、石段が現れ、ミニ清水寺風の岩井堂に登り着きますが、舞台からの展望は林の中に今来た道が見える程度です。

　岩井堂。

　次に現れる白木の四阿は秩父修験堂で、緑色に塗られた鉄の階段で岩の脇を下ります。

　秩父修験堂の階段。

　更に尾根を進めば長者屋敷跡。四阿で一休み。

　長者屋敷跡。

　ツツジの花の咲く尾根を行けば鳥居(大山祇神社)が現れ、その先から下って登り返せば398.8m三角点ピークです。
　三角点ピークからはどんどん下って川沿いの道から里に出ます。無名の橋を渡り、人家の間を通って右岸を進み、「→琴平ハイキングコース」の標柱に導かれて右折、羊山公園を目指して登って行きます。相変わらず新緑は美しく、ツツジの花も咲きますが、こちらはもっこりと台地状の地形でいかにも「丘陵」という風情です。
　平坦な道を進み、送電鉄塔の側を通れば樹林を抜け出して羊山公園の一角です。ヒツジの飼育エリアの先を右に回り込めば「芝桜の丘中央口」で、300円(シバザクラの季節のみ)を支払って入場。

　ヒツジの向こうに「芝桜の丘中央口」のテント。

　「芝桜の丘」と武甲山。

　場内には目玉のシバザクラ畑の他、食べ物屋や土産物屋が多数出店しているエリアもあり、平日なのにざっと見た目千人以上の人出で賑わっていました。残念ながら、シバザクラは見頃を若干過ぎていましたが。のんびり場内散策したり、弁当タイムをした後、東側の「宇根口」から退場しました。
　宇根口からはスマホ地図で道を拾って八坂神社へ。その前を右折して川沿いの道を左岸から右岸へと渡って進めば要所に指導標が現れて横瀬駅へ導かれます。筆者は靴底離脱のアクシデントがあったせいで30分掛かりましたが、普通なら20分ほどでしょう。

　これは予想外に素晴しいショートコースでした。前半・大渕寺の裏山の尾根は麓からの比高が僅かなのに、露岩の出た顕著な尾根道で、「山歩き」を実感出来ましたし、後半・羊山公園は武甲山を眺めつつ、シバザクラの花やのびやかな丘陵歩きを堪能できました。

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