陣馬山から北高尾山稜(中央線沿線)



                      2018年10月25日(木)晴

和田BT 826…登山口839…949陣馬山1025…1100明王峠1105…1129堂所山1137
 (350)    13(・399)   70   (・855)    35      (740)   24     (733)

…1205関場峠1210…杉の丸1332…1458富士見台1510…詰の城1532
28     (545)    82(・612    )86       (550)    22 (480)

…1553八王子神社1603…八王子城跡BT 1637…1700霊園前BS
21         (435)    34       (230)     23       (190)


                          体力度B 神経度A+ (歩行合計約7時間50分)
◇5万図 上野原 八王子

 ここのところ、超低山のショートコースばかり。ヘム鉄サプリ摂取の効果か、一時350万個を割り込んでいた赤血球が400万個超えになった事もあり、久々に普通の低山縦走に挑戦。と言うことで、陣馬山に和田BTからの最短コースで登り、奥高尾縦走を目論みましたが…。

 藤野駅和田行のバスは平日午前は810発が最終なのでそれを利用。和田BTから車道を峠方向へ800m程登った右手が目指す登山口(その途中にも登山口あり)。
 明瞭な道をぐいぐい登って行けば、大バテすることなく大展望の陣馬山(*1)に着きました。早くも弁当タイム。残念ながら最近のいつもの山行同様モヤっていて快晴なのに丹沢・奥多摩もかすみ、富士山は見えません。


 陣馬山。


 十分休憩して縦走開始。やはり奥高尾銀座通り。平日なのに人の姿が絶えません。特に嫌なのは背後に付かれ続ける事です。ここだと、やり過ごしても後から後からきりがない。なので、明王峠の先、尾根道と右巻道(なぜかこっちが本線)への分岐ではすいているであろう尾根道を行くと割とあっけなく奥高尾と北高尾のジャンクション・堂所山に登り着きました。
 ここで迷いが。奥高尾は混んでる、なら北高尾を行くか?。北高尾は奥高尾に比べて大きな登り下りはないものの、小さな登り下りが多数あって意外にきついしバテときのエスケイプも難しい印象。やはり、ここは無難に奥高尾と言うことで歩き始めましたが、右手にあるはずの本線への下降路が発見できず(*2)。ならいいや、戻るのも業腹だし、とそのまま道也に関場峠方面へ。
 関場峠以降は予想通りアップダウンの連続でパテバテ。始めのうちは大嵐山、黒ドッケ、杉の丸と、ピーク名の標識も頻繁にあったのですが、やがてそれも見つけられなくなり、無名ピークの登り降りの繰返しでは精神的にも参ってきます。狐塚峠の先、車道に出て再び小径に入る場所でコースタイム入りの案内板発見。富士見台まであとひと登りかと期待しましたが、そこに示された所要時間「50分」は「そうですよね」と現実を受け入れざるを得ないリアルな数字です(^^;。
 その先も、前方に高みが現れるごとに「これを登りきれば富士見台か」、で、登りきるとそこは富士見台ではなく、また次の高みが現れると言う繰り返しの後、待望の富士見台に到着。ベンチでミニつぶあんぱん(7-11品 4個入)を3個食しました。ここまで来れば王子城跡の一角なので一安心。とは言え、もう15時を回っているのであまりのんびりも出来ません。ここも富士山は見えず。(数回来ていますが、「富士見台」なのに富士山が見えたという記憶がありません。T_T))


 富士見台。


 八王子神社への最後の僅かな登りの時、とうとう左脚を攣りかけましたが、すぐ伸ばしたら再発はありませんでした。八王子神社の建物は台風の被害のためかボロボロでした。先ほどのつぶあんぱん、甘い物でエナジー補給のつもりが胸焼けの元になってる感はありましたが、ベンチに座って残り1個を食しました。ここの一段上の場所が本丸(山頂)で、数分で往復出来ますが、今日はパス。


 ボロボロ八王子神社。


 八王子神社から少し下ると東方が広く見渡せます。麓まで下ると八王子城跡BTがありますが、ここまで来るバスは土休日のみの運行なので更にとぼとぼと歩き、中央自動車道高架下の霊園前BSで高尾駅行に乗りました。八王子城跡BTからここまで1.7km、ここから高尾駅まで1.9kmですから、ここまで車道沿いを歩いたならいっそのこと高尾駅まで歩くべきところです。ここから乗っても運賃は八王子城跡BTからと同じ180円ですし。しかし今回はバテバテなので涙を飲んでバス利用T_T)。

 今回、堂所山から八王子神社(八王子城山)までの歩行時間がほぼ4時間掛かってしまいました。堂所山から高尾山まではたぶんこの日の脚力でも2時間40分程のはず(*3)なので、やはり北高尾山稜は地形図で見た感じよりかなり余分に時間が掛かる事を再認識しました。地図だけ見て、堂所山→八王子城山はせいぜい堂所山→高尾山と同じくらいの所要と考え、3時間見ておけば問題ないというつもりで北高尾山稜に入ってしまったのでした。


*1 陣馬山山頂には手持ちの5万図(「上野原」平成20年修正版)では三角点記号がありますが、現在の地理院地図(電子国土Web)では標高点に格下げされています。
*2 帰宅後確認したところ、堂所山の頂稜部は南北に長く、731m標高点は南のピーク、高尾山側の下降路分岐は中間部、筆者が休憩した「733m」の山頂標柱やベンチのある場所は北のピークにありました。つまり、高尾山方面へ下る場合も少し陣馬山側に引返すのでした。初めてではないのに忘れていました。

*3 97.11.02に浅間峠から縦走したとき、堂所山→高尾山の歩行時間は118分。その時44分だった陣馬山→堂所山が今回59分でしたから、その比率からこの日の堂所山→高尾山の所要歩行時間は158分と推定されます。



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