2018年12月19日(水)快晴 湯村温泉入口BS 858…湯村山935…1000法泉寺山1010…1050白山1115…1152片山1220 (285) 37(・446) 25 (535) 40 (644) 37 (△665) …1234武田の杜サービスセンター1246…1333山宮公民館BS 1338…1341山宮上町BS 14 (607) 47 (321) 03 (316) 体力度A+ 神経度A (歩行合計約3時間50分) ◇5万図 御岳昇仙峡 □筆者参考文献 「続・展望の山旅」(1991 藤本一美)甲府・白山(しろやま)は好展望のうえ露岩と白砂と松の景色がなかなか乙です。北側の千代田湖からなら30分ほどで登れますが、東京から早朝発で間に合うバスだと昼過ぎになってしまうので、今回は南(甲府盆地)側から登りました。 湯村温泉は中央線より北側にあるので甲府駅で電車を降りたら調べもせず取敢えず北口バス乗場へ行ってしまいましたが実際は南口でした(^^;。 湯村温泉入口でバスを降り、手前の交差点を山(北)側へ温泉街の道へ入り200mくらい先で「←湯村山自然散策路」の標識に従って右折して路地を少々進むと左手から遊歩道が始まります。 始めは山裾をトラバースする感じて、樹間からは駒ケ岳がマッターホルンのように独立して見えます。湯谷神社の左を通って少し行った先からジグザグに登るようになりますが尾根が近付くと地面の傾斜が緩むので直登っぽくになります。 登り着いた鞍部で尾根道に突当たり、そこから右(南)が湯村山です。直登路もありましたが左手から回り込む道を進むと、右側に石垣が現れました。最近、この種の城跡によく登りますが、殆どは空堀や土塁など人工的な微地形のみで、石垣があるのは珍しいです。頂上付近の凸部を何箇所か周りましたが、山頂標識も城跡の説明板も発見できないまま鞍部に戻りました。 先ほどの分岐の少し先(北)、右から車道が登り着く場所から法泉寺山への登りとなります。雑木が一部伐採された明るい尾根道です。「二等多角点」標柱を見て更に登れば法泉寺山ですが、ここにも標識等はありません。雑木林の中ですが木の隙間から富士山が見えました。 法泉寺山からの下りからは白山南面の峨々とした姿が見え始めます。鳥獣センター方面への下り道が右へ分岐する鞍部から、いよいよ白山への登りとなります。頂上が近付くと展望が良くなりますが、南アルプスの核心部は雲に隠れ始めて、しっかり見えるのは手前の鳳凰山や駒ケ岳までくらいです。中央線の電車が甲府盆地に入る辺りの車窓からは雲ひとつない南アルプスが望めましたが時間と共に雲が出てきたようで残念です。展望を第一に考えるなら、甲府駅から千代田湖までタクシーを奮発して、できるだけ早い時間帯に白山へ登り着いた方が良さそうです。 白山南面の峨々とした姿。白山の頂上が近付き、四阿を過ぎると左手の崖の縁から湯村山も見下ろせるようになります。この辺からは露岩と白砂と松の道となり、東京から遠路来た甲斐があると思いました。 頂上は八王子神社になっていますが、祠の前の石碑の基部は甲府盆地の先に御坂山地とその上に富士山が見える絶景ポイントです。この日は他に人も殆ど来なかったのでここに腰掛けて弁当タイム。神社の正面から写真を撮ると構図の中心付近になる場所なので他の登山者が来たら居辛い場所ではあります(^^;。 山頂から、甲府盆地・御坂山地・富士山の絶景。白山からは西へ尾根伝いに下って片山を目指します。露岩と白砂と松の道から普通の雑木林の道となり、鞍部で車道を渡った先は「健康の森」の領域となって、コンクリ舗装の車道を登って行きます。片山の南側の三叉路を右折して東側に回り込むと、左手に山頂への歩道があり、それを登ると一旦車道に出ますが、また小径に入り、少し登れば片山の山頂です。 片山山頂。山頂はちょっとした公園並みに広く切り開かれていますが樹林に囲まれて、展望はよくありません。本日唯一の三角点峰なので標石を探して20分以上うろうろしましたが発見できませんでしたT_T)。 先ほどの三叉路まで戻って、標識が「サービスセンター」を示す方向に行ってみると、駐車場完備の「武田の杜サービスセンター」に着きました。建物にお邪魔し、トイレを借り、職員にここからの徒歩での甲府方面への下りの道について尋ねると、「健康の森拡大図」(A4カラーの案内図)を頂き、遊歩道「外周コース」を下ればバス道りに出ると言う情報を得ることが出来ました。 外周コースは片山の西側を一周する道ですが、南西斜面をじぐざぐに下る部分があるので、それを利用して林道に出て更に下ると「山宮ハイタウン」なる住宅地を経てバス停「山宮公民館」に着きました。 時刻表を見ると甲府駅方面へは13:31のバスがあり、今13:33ですからそのバスはこれから来る確率が高いので5分ほど待ちましたが来ません。もう通過済みならでここ(寂れた雰囲気の道にあるバス停)で次のバスを待つより運行系統本数が増えるバス停に行った方が早いと判断。道也に少し行くと、いかにもバス通りっぽい道に出たので甲府駅寄りに少し進むとバス停「山宮上町」がありました。その直後に甲府駅方面へのバスが来たので乗りましたが、帰宅後調べたら別系統ではなくさっきのバス停を通って来たバスでした。つまり、待つのを諦めた時刻より更に遅れて来た訳です。 白山は景勝地と言えるくらい素晴しい風景と好展望の山でした。それに対して、片山は普通の山なので、歩き足りないということがなければ、白山だけ登るコースもお勧めします。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |