四季の道小鹿野(小鹿野)



                         2019年1月7日(月)快晴

小鹿野車庫BT951…四季の道小鹿野入口1013…1027展望台1032
     (262)   22             (295)    14     (351)

…辻ヶ岡稲荷神社1054…引返したピーク1108…1151秋葉神社1215…林道終点1239
22         (361)    14         (321)  43    (371)  24   (370)

…猿田彦神社1255…1305小鹿野警察前BS
16     (260)    10             (245)

                           体力度A+ 神経度B (歩行合計約2時間55分)
                 【GPS記録】距離6.3km
◇5万図 万場 寄居

 例によって電子国土地理院地図でお手ごろな陽だまりハイクコースを物色していたら秩父地方・小鹿野の北側に丁度良さそうなミニ山脈を発見。R299に沿っているのでバス停も近そう。地理院地図に山名注記のあるピークはなく、2つの峠名(一本杉峠・団子坂峠)があるだけですが、ググって見ると「四季の道小鹿野」のコースになっている模様。ネットを探しても案内図が見当たらないので「四季の道」の地図上のルートははっきりしませんが、歩行可能な道があるのは確実なので行く事を決断。

 西武秩父駅から西武バスで小鹿野車庫へ。車内アナウンスで「走行中の席の移動は危険」はまあ普通ですが、「橋の欄干に登るのは危険」にはびっ栗。そんな危ない輩がいるのか?(^^;。
 バスターミナルのすぐ先を右折しようとしたら何やら工事中。歩行者は通れたかもしれないけど、クレーンが入っていたりして物々しいので「無理してここを通らなくても次で曲がればいいや」と通過。しかし、左折路はないままR299合流地点まで行ってしまいました。
 国道を渡り、目の前の農道を山裾方向へ進みますが、山裾の車道より手前で農道に突当たってしまいます。少し右へ行って左折路を探しますが、山裾まで突き抜けている道なのか民家の入口なのか紛らわしいです。それらしき道に入ってみると右手が民家の庭の入口で前方は山道(小径)。農道まで戻って先を探しますが、他に左折路が見つからないまま右へカーブしてしまいます。なので、また先ほどの路地へ入って、小径へ突入。すると、山裾の車道に着きました。すぐ左から分岐する林道の入口に「四季の道小鹿野」の標柱を発見。勿論この道に入りました。


 四季の道小鹿野入口。


 ジグザグに登って主稜に出た少し先で右にせり出す木製デッキ「展望台」があるので寄って行きました。小鹿野の町並みの先に、武甲山から両神山にかけてのパノラマが広がります。このような光景が、コース選定の際に期待したものだったので「大当たり」です(^_^)。



 展望台からのパノラマ。


 展望台の少し先で左手に[野鳥の森> を示す標識があるのでここから小径に入りますが、低いピークを2つ越えたらまた林道に合流します。
 その先で、本日唯一、北面・城峯山方面が望める場所がありました。更にその先左手に赤い鳥居があったのでくぐって石段を登りました。石段の両側には赤地に白抜きで「辻ヶ岡稲荷神社」とある旗が何本も立っていて、頂上に社殿がありました。
 辻ヶ岡稲荷神社から石段下には戻らず、直接、尾根を東に辿ります。しかし、いつの間にか左手樹間に両神山の姿が。気が付かないうちに道は左へカーブしていたのです。しかし、前方に右へのカーブが見えたので折り返して東向きとなるだろうと期待したら、またすぐ左カーブとなって、尾根上を北へ向かっています。こうなっては、道也で本線(主稜)には復帰できない事が明白ですが、時間には余裕がありますし、両側枯れ木の気分の良い道なので、目の前のピークまで行ってから引返しました。
 引返すにしても辻ヶ岡稲荷神社付近まで戻るのは業腹なので、その手前の386.5m三角点ピークの北東山腹をトラパースする道に入りました。この道が、入ってみると意外に難路で、本日のハイキングの体力度をA→A+、神経度をA→Bに引き上げてくれました(^^;。


 この先難路。


 どういう難路かと言うと、落ち葉や枯れ枝を被った急斜面を横切る細道で、土砂が脆くて道が流れて消えいてる部分もあるので左へずり落ちそうなのです。しかも、手がかりとなる木などがまばらにしかありません。歩幅を狭めて、一歩一歩確認しながら進みますが、ピビってふくらはぎや腕に力が入りっぱなしで、結構疲れます。また、喉も渇きますのでこの区間で2度給水しました。幸いずり落ちる事はありませんでしたが、水平距離300m程に35分くらいかかりました。
 鞍部で林道に合流。次のピークへは一旦北へ進み、ヘアピンカーブで折り返して登ります。カーブの手前で樹間から先ほど引返したピークが望まれました。
 登り着いた頂稜部は細長くて最高点付近には左手に石碑や石祠が合わせて数基あり、向かって一番右側の石祠は前面開放型の小屋の中にありました。小屋の奥の壁に吊るされた旗には「秋葉神社」とありました。
 ここも小屋の前面(南面)の展望が開けており、道を挟んだ南側にベンチもあります。小屋のコンクリ床は道より一段高いので、そこに腰掛けて弁当タイム。現在地を確認するとおよよよよ、ここは既に地理院地図に「一本杉峠」と注記された地点より東。先ほどの鞍部付近が峠のようですが、ネットで見た標柱等は見逃してしまったようです。


 気分の良い雑木の尾根道。


 秋葉神社から東に向かう尾根道も非常に気分の良い雑木の道です。10分ほど行くと右手にコンクリ製の直方体の建造物があり、はしごで屋根に上ってみましたが、展望台ではなくメーターのようなものがあります。水道施設でしょうか。
 そのすぐ東で南面を巻いて来た林道と合流します。通過してから地理院地図を確認したらその辺りが団子坂峠だったようです(^^;。更に東へ林道終点まで行きました。
 林道終点から右へ下ります。この付近、道なのか、道でないのか分からない部分が多いのですが、傾斜も緩く、藪も薄いので歩き易そうな所を適当に選んで進みます。やがて、地理院地図の破線に合流したらしく、はっきりとした道になりますが、落ち葉が溜った溝状の道は筆者の好みではありません。最後に「猿田彦神社」の石段を下ると里道に降り着きます。
 正面右側からR299方面への道を行き、R299を渡って更に直進すればバス道りに突当たり、左に数十m行けば小鹿野警察前BSです。

 今日のコースの主稜上、地理院地図で2箇所しかない注記のある地点を2箇所とも気付かず通過してしまいましたし、「四季の道小鹿野」の本線全体はどのルートなのか判らず仕舞いでしたが、期待した通り、展望に恵まれた陽だまりハイクをする事が出来ました。一部難路も通りましたが、それも面白味を追加してくれた感じです。ただし、靴の中に土砂等が入ったままその後も歩いてしまい、右足裏にトゲが刺さっていたのと、左右とも靴の内部が汚れていたのを帰宅後発見。トゲは抜き、靴は清掃しましたが、当然原状復帰は成らず。この軽量トレッキングシューズ、買ってから使用1回目だったのにT_T)。



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