ロープウェイで宝登山(長瀞周辺)



                        2019年1月16日(水)晴

宝登山頂駅1055…1103宝登山1126…奈良沢峠1153…1229天狗山分岐1234
    (452)    08   (△497)    27   (289)    36         (301)

…御岳山1247…白峯神社1252…登山口鳥居1312…1329野上駅
13 (321)    05   (291)    20     (148)    17     (140)

                          体力度A 神経度A (歩行合計約2時間15分)
◇5万図 寄居
□筆者参考資料 「ながとろ遊々ハイキングマップ」(長瀞町観光協会)

 TVで「宝登山のロウバイ開花」のニュースを見て、前回行ったときの山頂付近の好展望を思い出しました。ロープウェイ利用で登れば冬の好天時の軽いハイキングに良さそうです。

 秩父鉄道・長瀞駅からロープウェイ山麓駅まで1.2kmほど歩きましたが、山麓駅の少し手前まで無料シャトルバスバスも利用できます。ロープウェイで標高差236m稼ぎます。これは長瀞駅から山頂までの標高差の約2/3に相当し、降りてから頂上までの標高差45mですからかなり楽になります。(丹沢大山ケーブルなんてバス終点から山頂までの標高差の30%しか稼いでくれず、乗るまで120m降りてから山頂まで550mも登らなくてはいけませんから使うあまり使う価値がありません。)山頂駅の広場からは早速大展望を楽しみました。
 山頂に向かって歩き始めてすぐ「臘梅園」(「蝋梅園」ではない)の標柱右手の登り道に入ります。道の左右にロウバイがありますが、この日左側の区画では全く開花していませんでした。


 宝登山神社奥宮。


 山頂手前で右へ入り、宝登山神社奥宮に寄って行きます。立入禁止区域の右側を回り込めば宝登山山頂です。南側の開けた場所のベンチで弁当タイム。視界がモヤっていたのは残念ですが、明るく開放的な展望地です。
 前回、長瀞アルプスコースを登って来たので今回は違う道を通って下山したい所ですが、西側はゴルフ場、北へ行くと駅から遠くなるので、途中まで前回の逆コースをたどり、天狗山分岐から東側に下山と言う基本計画です。でも、どこかで面白そうな道が現れればフレキシブルに選択するつもり。なので、藪や滑り易い場所に入ってしまった時のために皮軍手・ロープも持参。(東京で4日前と前日に雨が降ったので、靴底に取り付けるスパイクも持参しましたが、残雪はおろかぬかるみもなし。)
 山頂からの下りは階段が長く急で、前回、こんなとこよく登って来たものだと思うほどです。「毒キノコに注意」の看板わきで車道に出ます。これを左に向かうハイキングコースも示す指導標があったので一瞬惹かれましたが地図を見ると谷沿い歩きが長そうなので廃案、やはり右へ。  車道は山腹を回り込んで鞍部に。現地で地名表示は見つけられませんでしたが、参考資料によれば奈良沢峠です。ここから小径に入り、すぐ「小鳥峠」を通過。峠とは言うものの、乗越す道は廃道のようです。しばらく落葉樹林の明るい道を行きます。樹間に見える周りの山がここより高くて遠望を遮るため、深山っぽい閉塞感も味わえます。
 やがて道は330m等高線ピークの西側を巻いて行きますが、ピーク北側から折返すように登って行く道があり、分岐点の指導標にはその道の方向が <御嶽山 天狗山] と記されています。予定通りこの道に入りました。


 天狗山分岐。


 登り始めるとすぐ尾根道となり、右側樹間にさっき通って来たメインルートが見下ろせます。330m等高線ピークは僅か右を巻いたようで、いきなりその先の342m標高点ピークに登り着きました。ここには山名表示も切開きもありませんが参考資料によれば天狗山です。
 更に尾根道を辿ると左・巻道と正面・登る道に分かれるので正面を登るとすぐに石垣の上に建つ石碑が見えてきて、裏側に登り着いたので表に回り込むと、そこは切開かれた山頂でした。左右に石灯籠があり、その前には左右の木の間に渡された縄から御幣のような白紙(紙垂?)が垂れ下がっていて(しめ縄?)、石碑と言うより石祠の趣です。右手の木に「御岳山 353M」と書かれた青いプレートが取付けられていますので、ここが天狗山分岐の指導標に示された「御嶽山」でしょう。ただし、標高は353mもあるはずはありません。ここから先、里に出るまでいくつものしめ縄(?)付きの石碑を見ることになります。


 御岳山。


 御岳山〜白峯神社間、標高約308m地点の石碑。


 尾根道を下って行くと、左山腹へ折返す道と正面へ行く道があり、正面へ行くとすぐに「宮峯白」と書かれた祠(白峯神社)に着きます。その先に明瞭な道はなかったので引き返して山腹道を辿るとまた3差路があり、そこの指導標は左方向には「御嶽神社を経て長瀞アルプス」、右方向には「本野上・野上駅」、今来た方向には「天狗山(白峯神社)」と書かれています。これだと、天狗山は342m標高点ピークではなく白峯神社のある場所ですが、あそこはピークではなく肩(尾根上の平坦地)みたいな所でした。ただし、麓から見上げると肩とピークの区別がつかないので肩に○○山という地名が付く事はあり得ます。お寺はなかったので山号と言うことはないでしょう。帰宅後ググると、白峯神社のある場所を天狗山としている案内図もありました。


 白峯神社〜登山口間、標高約278m地点の石碑。


 ここからジグザグに下って行き、大きな石鳥居をくぐると平地なのでここが登山口です。左手にも鳥居が見えますが無視して右手の道を道也に行くとR140に突当たりました。それを左へ行けば野上駅入口交差点です。

 前回宝登山に行ったのは16.03.01でしたが、そのときの方がロウバイはたくさん咲いていたし、白梅・紅梅・フクジュソウの花も見られたので、花を見るには季節的に早すぎたようです。遠望を期待して前回より早い季節に行ったのですが、前回よりモヤっていたしT_T)。
 御岳山〜登山口鳥居の間のしめ縄(?)付き石碑群は初めて出合った光景の気がします。これは収穫でした(^_^)。




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