2019年3月20日(水)晴 西中野BS 1003 …1031 252m峰1038…1115雨乞山1130…1227志田峠1234 (146) 28 (・252) 37 (△429) 57 (310) …1254向山1313…1402富士居山1415…1445田代BS 20 (375) 49 (△253) 30 (87) 体力度A+ 神経度B- (歩行合計約4時間05分) 【GPS記録】距離8.6km ◇5万図 八王子地理院地図を見ると津久井城山の南、三増峠の西に「首都圏自然歩道」と注記のある尾根道があります。明日原付近から登り、252m標高点峰(以下252m峰)、429.3m三角点峰 へ続いています。更に尾根道は南東方向に伸びており、800m弱先で南西に分岐する尾根(417m標高点あり)を下れば志田峠。その反対側に登れば370m等高線峰があり、尾根沿いに南東へ253.1m三角点峰まで辿れそうです。途中、地理院地図に破線のない区間もあり、小さな冒険が楽しめそう。以前より目を付けていたこのルートを歩いてみる事にしました。 橋本駅北口から「橋03 三ヶ木行」バスに乗り、西中野で下車。<65>(県道)を南へ辿り、橋を渡って山裾を行くと、右斜め後ろに登って行く林道(車止めあり)を発見。これを少し登ると「関東ふれあいの道」の指導標があり、それが「雨乞山」を示す方向の小径に入って登って行きました。この道、始めは252m峰めがけて登って行くようでしたが、山頂が近付くと右へ逸れて、主尾根に合流したのは南西側の鞍部でした。252m峰は本日最初の通過目標地点なのでここから往復(片道約3分)。252m峰を経由するためには、やはり、主尾根の末端方向(北東)まで回り込んでから登るべきでした。 252m峰は切り開きになっていて、北西面の立木はまばらなので明るい雰囲気の場所です。ここで軽食タイム。 252m峰。樹間に津久井城山。ミニ縦走の開始。先程の鞍部から429.3mm三角点峰への登りは意外にきつく感じました。道中の指導標から予想された通り、429.3mm三角点峰には「雨乞山」の山名標識がありました。立木のため展望は良くありません。ここで2度目の軽食タイム。
雨乞山から18分ほどで左・巻道と右・尾根道の分岐@があり、尾根道に入り登って行きます。3分ほどで右手に赤テープ発見A。志田峠へ下る支尾根の道への分岐ではないかと思い、数m下ってみましたが、踏跡も次の目印もないので尾根道に引き返しました。その少し先にまた赤テープ発見B。次の赤テープも見えたのでそこまで下りましたが、踏跡も次の目印もなく、前方に尾根もなさそうなのでGPSで確認すると、目的の支尾根の右側に外れていました。それで、少しトラバースして登り易そうな所から支尾根に登ると明瞭な道C。あれ?これはさっきの尾根道の続きでは!?。そうなのです。さっきの分岐から尾根道に入ったこと自体が志田峠へ下る支尾根の道への右折だったのですが、「尾根から右折」という意識ばかり強かったため赤テープに引き込まれてしまったのでした。 しかし、一安心して足任せに下ったら道型不明にD。GPSで確認したら左に逸れていたので、少し戻って(高い方から見て)右へ行きましたが、今度下りかけた尾根も、志田峠へ下る支尾根から左(東)へ分岐する尾根でしたE。また少し戻って見つけたトラバース道を辿って、今度こそ目標の尾根に乗ることが出来ましたF。ここからは紫のテープが尾根末端付近まで導いてくれました。尾根末端付近から志田峠の車道へも、急な法面に阻まれることなく、すんなり下りられる道がありました。車道を僅か左へ行けば「志田峠」の標識やベンチ等がありました。ここで3度目の軽食タイム。 紫のテープに導かれて志田峠へ下る。志田峠から正面の尾根に入る道は見つからず、左側は工事中で立入禁止、右側にはトラバース道(林道?)でこちらに入り、左へ登る道を探しながら進みます。谷・尾根・谷と回り込んだ先、トラバース道が下り道になる手前で、ようやく左手に登って行けそうな斜面を発見G、少し登ると尾根道っぽくなりました。 道は左へ向かう尾根に合流し、右手には主尾根が見えたので間もなく合流と思いきや、地形図の等高線に表れない浅い谷を隔てた二重山稜になっていて、尾根は平行したままです。なので、谷に下りて、主尾根に登る道を探しましたが谷の最高点(支尾根と主尾根の間の鞍部)まで行っても見つかりません。それで道を探しながら谷を少し戻ると主尾根上に鉄塔が見えましたので、道は見つかりませんがそれをめがけて30mほど藪漕ぎ。 登り着いた場所は370m等高線峰でしたH。樹林に囲まれていて展望なし。「向山」(むこうやま)の山名標識がありますが、なぜか裏向き(読めるのは斜面側から)に設置されています。鉄塔はアンテナ施設のようでしたが、何も書いてないので所属先も用途も判りませんでした。ここで4度目の軽食タイム。 「向山」の山名標識はなぜか裏向き。ここから、本日2つ目のミニ縦走開始。下り主体なので比較的楽ですが、やや急な部分もジグザグにはなっていないので、ずり落ちないために神経と多少の体力を使います。樹間から右下が覗ける場所では地形図通り、尾根の右側が急斜面になっている事を実感できます。 本日最後のピーク・253.1m三角点峰に到着。「富士居山」の山名標識がありました。ここも展望は良くありませんが、樹間から仏果山方面が見られます。向山まででおにぎりやパンを食い尽くしたので、ここでは軽食タイムはなしで給水のみ。 富士居山。樹間に仏果山富士居山から東方向に下って行くと、茶畑の横を通る場所では本日唯一の開放的な景観が広がります。「農村環境改善センター」付近で平地となり、ここからは車道歩きです。平地と言っても平野の端とか谷(盆地)ではなく、尾根末端近くが台地状に広がった場所です。尾根末端はまた斜度が増しているので、道はトラバース状に下って行き<54>に突き当たりました。右手の交差点を左折して少々、平山大橋の手前に田代BSがあります。 この時間帯、本厚木駅方面へのバスは約40分間隔ですが、たまたま着いたのが通過予定時刻の3分前だったので、遅延も含めて数分待ちで乗車することが出来ました。 展望にはあまり恵まれないコースでしたが、道迷い、藪漕ぎも多少あったりして、「小さな冒険」は期待通りに楽しめました。また、他の登山者に全く会わなかったのも魅力です。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |