2019年5月30日(木)晴 JR青梅線・軍畑駅830…三角点935…1045惣岳山1102…1143岩茸石山1210 (240) 65(△490.5)70 (・756) 41 (△793.0) …1235高水山1249…1338車道始点1355…1423軍畑駅 25 (・759) 49 (370) 28 (240) 体力度A+ 神経度A+ (歩行合計約5時間00分) 【GPS記録】距離11.3km ◇5万図 五日市藪山は嬉しくない季節なのでしっかりした道のある奥多摩あたりを候補に。地理院地図を眺め回すと、高水三山の惣岳山から東南東に伸びる顕著な尾根に目が止まりました。ググって見ると、「沢井尾根」と呼ばれ、道は明瞭で結構良く歩かれているようです。今回のハイキングはここから登って高水三山を周る事に決定。 軍畑駅から線路沿いには行けないので、青梅街道へ下りますが、標高を30mくらいロスするのは悲しいです。青梅街道を少し西へ行き、最初に出会う谷の入口辺りが目指す沢井尾根の末端です。右折して谷沿いの道へ入るとすぐに車道が左へ分岐するので、少し行って見ましたが、尾根へ取り付く小径の分岐はないようなので戻ります。 その車道入口のすぐ先に目指す方向へ向かっていそうな小径入口がありますが、コンクリ舗装されており、民家の庭先へつながっていそうな雰囲気もあるので、取敢えずは保留。谷沿いの道を進んでみますが、左方向に分岐がないまま左岸に移ってしまい、青梅線の鉄橋下近くまで来てしまったので戻り、先ほどの小径に入ってみると、やはりこれが正解でした。 民家の庭先など通ることなく、普通の山道となります。ただし、尾根線より右側の山腹を登って行く道です。しかし、別のトラバース道に出合い、尾根線方向へ左折するとすぐに斜面を直登するコンクリ階段があり、これを登ると水道施設の左側で尾根線上の道に乗ることが出来ました。 尾根道を登ると400m等高線付近で露岩が現れますが、大きく膨らんでよけるほどの大きさの岩はありません。傾斜が緩んだ440m辺り、鉄塔(電波塔)があり、その先の反射板の下からは大岳山〜御岳山がいい感じに眺められます。 反射板の下から大岳山〜御岳山の眺め。その先の490.5m三角点の脇の木には「樋口入」と書かれた札が付けられていました。点名でしょうか。 その先、道は一時的にややワイルドな部分も通りますが、難路ではありません。570m付近の露岩はさっきのより大きく、よけようとすれば大きく巻く事になりそうですが、トラバース道は悪そうなので、直登が無難と判断。登ってみると直登路は段差の大きい石段のような感じで四肢動員にはなるものの、斜度も比高も小さいので難度もビビり感もありませんでした。 その先は、道が太くなって特記すべきものもないまま淡々と登り、川苔山方面や岩茸石山〜高水山等の眺めが開けた伐採地に登り着きます。いつの間にか、もうここは710m付近で惣岳山の東の肩のような所です。 惣岳山の東より岩茸石山〜高水山の眺め。そのすぐ先の分岐点では、指導標は左右の巻道を指していますが、表示のない真ん中の尾根道が山頂方向と思われたのでそれを登って行くと、金網で覆われた祠のある惣岳山山頂に着きました。 惣岳山山頂付近のほぼ平らな部分は広いですが、木に囲まれて展望はありません。とは言え、本日の大きな登りは終了したので大休止。 岩茸石山に向かう道の伐採地からは東面の展望が開け、この日、視程は良くないのですがノボリオイゾネの向こうに西武ドームらしき屋根が光ってます。 岩茸石山山頂付近からは黒山方面へ続く尾根や川苔山、高水山方面など展望が広く、平日にも拘わらず、入れ替わりはあってもほぼ定常的に10人近い人がいました。ここへは、筆者と逆に高水山方面から来る人の方が多いです。また、棒ノ折山方面から来る人もいます。ここで弁当タイム。 だんだん疲労して来るにも拘わらず最後の一山・高水山へは割とあっけなく着きました。展望もなくやや寂峰の趣です。 東へ下り始めた所からは、さっきこちらを眺めた惣岳山東の伐採地を逆に眺める事が出来ました。惣岳山の奥には大岳山〜御前山方面も見えました。 高水山の東より惣岳山とその奥に大岳山〜御前山の眺め。その先左手に「高水山 不動尊」と掘られた石柱の立つ常福院があり、屋根の下に細かい彫刻が施された本堂はなかなか立派な造りです。トイレを拝借するためその裏手まで入りました。 高水山からの下り道より西武ドーム方面の眺め。常福院から軍畑駅方面へは下り一方です。西武ドームが望める場所の先から左の谷へ下り、この手の沢にしては立派過ぎる堰堤の脇を過ぎれば車道に出ます。ここの説明板でさっきの堰堤が砂防ダムであると知りました。ベンチがあったので最後の大休止。 トレッキングポールや熊鈴を仕舞って、軍畑駅まで30分ほどの車道歩きです。青梅街道まで行ってしまうと遠回りで標高もロスするので、青梅線の鉄橋の手前の右折路は見逃せません。 今回、軍畑駅から惣岳山まで2時間15分掛かっていますが、登山口を知っている健脚者なら1.5時間程度の所要だと思います。全般的にのんびり登れるますし、途中の露岩もいいアクセントになり、山頂東の伐採地から後に通る尾根も望めます。沢井尾根の道は、惣岳山のいい登路でした。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |