大坊山〜大小山(足利)



                       2019年11月15日(金)快晴

上宮先BS 0809…浅間山0837…0905登り合流P0912…1010大坊山1023
   (29)     28 (135)    28         (175)    58  (△285.5)

…越床峠1122…1222大小山北西のP1228…1257大小山1321…天狗岩の頭1335
59 (168)    60             (290)    29  (△313.8)   14     (282)

…阿夫利神社1356…1433富田駅
21      (72)    37      (30)

                  体力度A+ 神経度A+ (歩行合計約5時間55分)
               【GPS記録】距離11.1km
◇5万図 深谷 桐生及足利 栃木 古河
□筆者参考文献 「栃木の山」(1997 宇都宮ハイキングクラブ編)

 参考書「栃木の山」で手軽で面白そうな山を物色して大坊山を見つけました。やはりこの本で昔見つけて登った大小山と尾根続きで縦走出来そうなので、今回のハイキングは大坊山〜大小山に決定。

 東武線・足利市駅から市営バス富田線に乗り、上宮先で下車。山へ向かう車道を行けば10分弱で長林寺。その先道也に右へ回り込めば登山口です。


 浅間山の先より、金山、浅間山方面。


 少し登り、道了尊のすぐ先で尾根道に。左に「初心者コース」(巻道)を見送って尾根道を登れば石祠のある浅間山。下って車道に出て僅か右から林道風(車止めあり)の道に入ります。ほぼ平坦に右(東)側斜面を巻いて進み、谷を右へ回り込めば「大坊山周辺案内図」があり、その先から小径に入り、今度は右に「初心者コース」を見送って「健脚コース」を登って行くと露岩の道となり初心者コースと合流すれば見晴らしの良いピークに登り着き、小休止。ここから露岩の多い好展望の尾根歩きとなります。
 参考書の「見晴らし台」(220m圏峰)は現在は立木で展望はよくありませんが、その先の220m圏峰は好展望です。右手に大坊山が近く望まれるようになるとその先の小ピークは左・大小山方面と右・大坊山の分岐点です。右へ少し下って露岩の道を登っていけば大坊山山頂です。山頂の平坦地は意外に広くて、北端には神社の土台のようなものもありました。


 大坊山山頂。


 分岐点まで戻って、大小山へ続く尾根道に入ります。すぐ登り着いたピークも好展望。分岐点から30分ほど行くと採石場を見下ろすピーク(260m圏)で、ここも好展望です。道はここで右に折れて、越床峠へ下って行きます。
 越床峠から登り返し、この先も露岩と好展望の尾根道が続きます。道は大分部明瞭なので赤テープの類が皆無。たまに一瞬、先のルートを見失っても2〜3m進んでみるとすぐに明瞭な道が見えて来ます。露岩の道も斜度は緩く、手がかり・足がかりが多く、高度感もあまりないのでビビったのは、岩の左手の道が崩落した距離1mほどの1箇所だけでした。大小山の一つ手前のピーク(290m圏)で一休み。振り返れば辿ってきた尾根の奥に足尾山地南端部の山並み、さらにその奥に赤城山が望まれます。


 露岩の道(大小山の手前)。


 ここで右折、大きく下って、更に大きく登り返した露岩頭が大小山山頂(現地の表示は「妙義山」)です。山頂からは360度の大パノラマ。この日は視程があまり良好ではなく、富士山や丹沢、奥多摩方面も見えませんでしたが、赤城山〜日光男体山は薄く見え、三毳山の奥には筑波山が、かすかに見えました。


 大小山山頂。


 南へ下り、僅かに登り返せば天狗岩の頭(現地の表示は「大小山」)で、麓から目立つ「大」「小」の白い文字板はここの直下の岩壁に掲げられています。少し先から左へ尾根を外れて折り返し巻き下れば「男坂」・「女坂」に分かれるので男坂を下って行きました。仙間神社を経て谷沿いの道となれば阿夫利神社の先で里道となります。
 大小山の麓にはかなり広い「大小山登山者駐車場」があり、観光収入が見込めそうでもないのに地元が登山者を歓迎してるのには嬉しくなりました。道を適当に拾って富田駅へ。改札口は線路の南側ですので踏切を渡って回り込まなくてはなりません。

 かなりの部分が明るい尾根道で好展望と岩場が楽しめる素晴しいコースでした。今回は大小山と結びましたが、大坊山から南へ下山しても歩程3時間ほどのショートコースとして十分楽しめると思います



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