2020年3月17日(火)曇後晴 大倉BT 0840…1003二俣1016…1116後沢乗越1127…1156栗ノ木洞1205 (292) 83 (524) 60 (800) 29 (△908.1) …1327道迷い地点1335…1352舗装道出合1404…1513須賀神社入口交差点1521 82 (485) 17 (370) 69 (222) …1556渋沢駅 35 (165) 体力度B 神経度A+ (歩行合計約6時間45分) 【GPS記録】距離19.3km ◇5万図 秦野鍋割山には数回登っていて、その度に後沢乗越(うしろざわのっこし)は通ったのですが、全て二俣方面へ下っていました。なので、ここ以南の尾根道が気になっていて、今回、歩いてみました。 大倉のバスターミナルから指導標に従い、大蔵尾根の末端を左へ回り込んで四十八瀬川沿いの西山林道に入ります。何か、この日は鼻水がやたらと出て目もしみてるような感覚で調子が悪い。その上午前中は、晴れの予報にもかかわらず山地のせいか時々陽が差す程度で、「二俣まで行ってみてやる気が出なかったら本日は中止して引き換えすかな」なんて思いながら歩を進めます。 林道は川の流れよりかなり高い山腹を行きますが、やがて川原が近づいて、二俣では川原を通って川を渡ります。川原の朽ちた丸太に腰かけて軽食タイム。ヤマザキ「イチゴスペシャル」を食ったらやる気が出て来ましたので入山続行。 勘七ノ沢には車道橋がないのにその先も不思議と林道は続きます。林道終点ではもうかなり高度を稼いでいて、小径に入ってから後沢乗越までの標高差は150m程です。最後はいかにも源流っぽい雰囲気のスタジアム状の斜面をジグザグに登って行けば後沢乗越です。乗越と言いながら西側は絶壁で峠越えの道は見当たりません。ここでも軽食タイムでヤマザキ「ランチパック」。 後沢乗越の西(写真左)側は絶壁。いよいよ本日の核心部に入ります。緩い上下(832m峰)を越えて、やや長い登りを頑張れば、本日の最高峰、908.1m三角点峰です。現地の標識に「栗ノ木洞」とあり「くりのきぼら」かと思いましたが、スマホで検索したら「くりのきどう」と読むようです。進行方向については「櫟(くぬぎ)山 約20分」とあります。後沢乗越付近は落葉樹の疎林でいい雰囲気でしたが、ここは完全に植林帯で残念。またまた「ランチパック」タイム。 栗ノ木洞から下った810m標高点付近はカヤトの原でいい感じ。ピークというより肩のような場所ですが、この辺りが櫟山のようです。立ち木越しに秦野盆地や相模湾を見下ろした後、どんどん下って行くと鞍部で舗装道(三廻部林道)に出ます。 これを横断し登って行きますが、この辺りから道はややワイルドになり倒木があったりトタン波板の柵が倒れ込んで来ていたりする小径や廃林道のような道を適当に選んで行きます。578m峰を東側から、560m圏峰を西側から巻きました。その先の559m峰と567.6m三角点峰は登るつもりだったのですが西側へ大きく巻く道に入ってしまいました。当初の目標は「ゴルフ場に遮られるまで尾根沿いに行く」でしたので、もう少し尾根道を探るべくだったと後悔しています。 トタン波板の柵が倒れ込んだ559m峰の西側の巻道。巻道は林道風ですが、559m峰の西側を通過した先に右(西側)への分岐があって200mくらい先、560m圏峰の西側で左へヘアピンカーブして北へ戻るような方向へ向きました。地図の破線は南へ続いているので、カーブ地点から南へ30mほど直進してみましたが道ではありません。斜面を西側に30mほど下ってみても道に出合わず、カーブ地点まで引き返し、更に林道を先ほど見送った分岐まで戻り、西側の道に入りました。 こちらの林道が破線の巻道かと期待しましたが、右へ、左へと折返してどんどん下って行き、舗装道路に合流しました。途中の鹿柵のゲートに何の表示もなかったので嫌な予感はしていたのですが、林道入口のゲートには「一般車進入禁止」ではなく「立入禁止」の表示。地元民に見つかったらヤバかったかも知れません。林道入口で、現在地・今後の進路を確認しながら休憩。 この道路は567.6m三角点峰の西側から南側へ回り込んでゴルフ場の北縁を通る道でした。当初の目標で567.6m三角点峰から下山後通る予定だった道なので問題ありません。巻道に入ってからの予定より更に大きく巻いた事になりましたが、559m峰と567.6m三角点峰の登頂断念した段階で五十歩百歩です。 南へ進む舗装道からは茶畑越しに、シダンゴ山や檜岳(ひのきだつか)〜雨山方面が眺められます。 茶畑越しに、シダンゴ山や檜岳〜雨山方面。左(東)へ進路が変わりゴルフ場の北を行くと「土佐原材道記念碑」の横に林道の入口がありこれは560m圏峰の西側で見失った破線の巻道の出口に違いありません。その先、住吉神社の東からは、大山が遥かな高山のように際立って見えます。その左には送電鉄塔の奥に三ノ塔も見えますがこちらは凡庸な感じ。 ゴルフ場の北、住吉神社の東から大山。道は一旦北へ回り込んだ後、四十八瀬川右岸を南東に向かいます。対岸の大倉のバスターミナルまで直線距離850mくらいの所を通りますが、四十八瀬川にしばらくは橋がありませんので大倉−渋沢のバス通りへの合流は諦めてそのまま進むしかありません。 やがて、やっと四十八瀬川左岸に渡り、その先の交差点「須賀神社入口」で最後の休憩と現在地・進路確認。もう渋沢駅までほぼ一本道の2km強なので、バスがあったとしても乗るかどうかは微妙です。(今調べたら、約650m先の「堀川」から1544発のバスに乗れますが、歩行短縮距離は1.6km程ですし、渋沢駅着1553ではバスにありがちな数分の遅延でも徒歩の方が到着時刻は早くなりますので、知っていても使わなかったでしょう。) 今回、経年的体力低下に加え体調不良(その後の経過から、まさかの花粉症デビューではなく鼻風邪のなりかけと思われ安堵)もあって、大倉バスターミナルから後沢乗越まで歩行時間2時間23分(多くの参考コースタイムで2時間前後のところ)もかかってしまいました。しかし、その後の尾根道はそれほどきつさを感じず、寄へのエスケイプも考えなかったのに、559m標高点峰への登り道を確かめず安易に巻いてしまったのは、意識の方も不調だったようです。 この近辺で真っ先にお勧めできるコースではありませんが、鍋割山からの下山路で余裕があれば後沢乗越から二俣に下らず、櫟山付近まで尾根を辿って寄方面に下るのはアリかと思います。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |