幸神尾根から勝峰山(奥多摩)



                      2020年4月3日(金)晴

勝峰山林道入口駐車場0936…幸神尾根登山口0950…1010地蔵山1015…1058深沢山1104
              (212)    14         (230)    20     (325)    43    (・460)

…三叉路1111…1125勝峰山1153…1231勝峰山林道入口駐車場
07 (450)    14 (△454.3)    38                   (212)

                        体力度A 神経度A (歩行合計約2時間30分)
               【GPS記録】距離6.0km
◇5万図 五日市

 どこかお手軽な山に行きたいけど、新型コロナウイルスが流行っているので、マイカーで行きたい。と言うことでネットで検索すると、勝峰山林道の入口近くに駐車スペースがあるとの情報が。で、勝峰山林道と幸神尾根を組合わせればお手軽な周遊コースが出来そうです。勝峰山林道方面からは、以前登った事があるので、今回は幸神尾根から登って、逆コースで勝峰山林道を下ることにしました。

 青梅街道<5>から秋川街道<31>を南下して二ツ塚峠を越え、つるつる温泉入口交差点で右折、少し先左手の岩井橋を渡ってすぐ左折して入る未舗装道が勝峰山林道です。入って少し先、右手の工場駐車場が途切れた先の空き地が本日の駐車スペースです。
 すぐ南から林道は右へカーブして登って行きますが、直進する小径があります。「無断立入禁止」の立札がありますが、指導標も立っているので、歩行者の進入は黙認と期待して通らせて貰いました(^^;。見頃の桜並木が素晴しいこの道は線路跡地のようです。


 駐車スペースから南へ向かう道。


 程なく立入禁止道を通過、公道に出た所が勝峰山林道が通る尾根の南東端で、前回はここのカーブミラーの所から取り付きましたが、現在は左側法面はコンクリの壁になっていて、その上は藪で、当時の踏み跡は通行困難に思えます。
 ここから南西方向に適当に道を拾って、幸神尾根を乗越す車道に入ります。これを峠まで登ると右手に登山口があり、杭のような小さな標柱に「幸神尾根道」と記されています。
 20分ほどで登り着いた320m圏ピークで小休止。「地蔵山山頂」の標柱と石地蔵があります。ここから右折して5分ほどで327m標高点ピーク。ここの標柱には「ためぐそ山」の表示がありましたが、この日は糞はありませんでした(^_^)。ここは左折。
 ここから先、やや長い登りになりますが、左へ回りこんで登って行く標高360〜380m辺りは伐採地で、金比羅尾根や五日市市街方面が見渡せます。


 伐採地より五日市市街方面。


 440m圏峰を越えてようやく辿り着いた460m標高点峰は頂稜部の南端近くに「深沢山」の表示がありますが、標高点は30mくらい先の辺りと思われます。
 深沢山から7分ほど、450m峰付近で日の出山〜勝峰山の縦走路に合流します。この三叉路には「ろんでん尾根分岐」の標柱があり、左はろんでん尾根、右は勝峰山尾根のようですが、このピークは地味な無名峰なので、3方向全部尾根名が違うのは意外な感じです。ろんでん尾根+勝峰山尾根を勝峰山尾根(またはろんでん尾根)あるいはろんでん尾根+幸神尾根を幸神尾根(またはろんでん尾根)とするのが妥当だと思いました。
 深沢山辺りで本日の登りは終了みたいな気分でしたが、三叉路から東へ尾根を辿り、右へ少し回り込んでで勝峰山への最後の登りは若干本格的でした。
 勝峰山の三角点は頂稜部の西端近くにあり、その東側は園地状に整備されています。三角点付近の樹間から大岳山方面が覗ける程度で、山頂からの展望はよくありません。いくつかあるベンチのひとつに腰掛けて弁当タイム。サクラの巨木が何本もあり、たぶん満開なのですが木が高過ぎて、花は頭上で上を向かないといけないし、花が天空に溶け込んでしまっている感じで、花見としてはあまり楽しめません。


 勝峰山山頂園地。


 勝峰山山頂から東北東へ2〜3分下って行くと展望所になっていて通矢尾根方面が望めますが、ここから直接下る道はなく、山頂近くまで戻った所から勝峰山林道への道に入ります。遊歩道を下って行くとまた展望地があり、足下の採石場の向こうに通矢尾根末端、天竺山、五日市の市街地等が見渡せます。


 足下の採石場の向こうに通矢尾根。


 勝峰山林道に出たらそれをのんびり下って、コンクリート製品工場を見下ろした後、駐車スペースに戻り着きました。

 勝峰山はガイドブックに殆ど載っていない山ですが、今回のルートは指導標完備で、特に山頂東面は園地状に整備されています。小さな山なので、通常は金毘羅尾根方面へ縦走しますが、幸神尾根と組合わせればお手軽なマイカー登山周遊コースになります。



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