成木尾根末端部・天皇山(奥武蔵・奥多摩)



                      2020年11月28日(土)快晴

成木一丁目四ツ角BS 0856…登山口0906…1030分岐(採石場東端往復)1037
            (125)     10 (152)    84    (340)

…1041天皇山1047…1048道迷い(1)1058…1125道迷い(2)1130…1142標高点峰1147
04    (・345)    01   (343〜320)    27   (290〜260)    12      (・267)

…1202安楽寺通り1206…成木一丁目交差点1236…1310美杉台ニュータウン南BS
15         (150)    30         (・123)    34                     (179)

                        体力度A+ 神経度B- (歩行合計約4時間00分)
               【GPS記録】距離12.2km
◇5万図 川越 秩父 五日市 青梅

 雲取山から東へ延びる都県境尾根、その小沢峠から東は成木尾根と呼ばれています。以前大仁田山からの下りに使おうとして、途中の採石場に阻まれ手前(西側)の巡視路を南に下らざるを得ませんでした。採石場の東側は未踏のルートとして残りましたが、当時はまだ他に近場で興味を惹く筆者未踏のコースもいくつもあったので、一日のハイキングとしては半端なこの部分についてはそのままになっていました。(尚、都県境自体はなぜか採石場を避けるようにその近辺だけ主稜の北側を迂回しています。)
 例によって、地理院地図で近場のお手軽そうなコースを物色していたら、ノボリオイゾネや仮称裏青梅丘陵の北に未踏の尾根を発見。成木尾根の採石場の東から南に分岐して345m標高点P〜267m標高点Pを経て成木三丁目付近へ延びる尾根です。で、接続している成木尾根の未踏部と結んで歩く事にしました。

 土曜日のため飯能駅のバス乗り場には大勢の中高年ハイカーが並んでいます。しかし、殆どは乗車口右側名郷行の列にいましたので、その後の間野黒指行は楽勝で座れそうです。ところが、名郷行に乗り込んだのは半分強。間野黒指行が来たら、残りの老人団体が乗り込んで行きます。筆者的には違う場所に並んでいた彼らは割込み以外の何者でもありませんが、多勢に無勢でこっちが割込み扱いされるのは必定なのでスルー。彼らの後から乗った筆者に座席はありませんでした。せっかくすいていそうな尾根へ行くのに団体さんと同じ場所へ行くと嫌だなと思いましたが、成木一丁目四ツ角で降りたのは筆者だけで一安心。しかし、このバスの前途周辺にポピュラーなハイキングコースはないはずですが、彼らの目的地は大仁田山でしょうか。
 バス停は交差点より150mくらい北でした。すぐそばの小道に入り、突当りを左折し、目的の尾根側(右側)へ道を選んで行けば前方に屋根付きの門があります。地図の「安楽寺」注記はもっと左(西)ですが、帰宅後調べたら安楽寺の仁王門でしたから、この辺も安楽寺の敷地なのでしょう。左カーブして少し行くと右手に尾根線へ向かう細い道がありましたのでそれを行けば成木尾根のほぼ末端でゆるくなった稜線上に小径入口発見。地面に落ちてしまっている指導標で登山口と確認出来ました。
 ここから終始植林あるいはそれに雑木の混じったような樹林帯の道となります。たまに横からの藪が被ったり、笹が生えてたりする箇所もありますが、よく踏まれた道で、指導標も頻出します。ひと登りして221m標高点峰は気が付かずに通り過ぎればやがて左手樹間に墓地、そのあと右手有刺鉄線柵の向こうはゴルフ場。前方に四阿が見えたので、釣られてそちらへ進むと「痛っ」。低い位置の有刺鉄線に足が接触してしまいました。ゴルフ場内のティーグラウンドのすぐそばを通る場所だったので、ゴルフ場内の四阿を一瞬ハイキングコースのものと勘違いしてしまったのでした(^^;。
 その後特筆すべき事物もないまま尾根を辿り続け、345m標高点峰への分岐に到着、採石場方面の行ける所まで往復しました。採石場の東縁近くで藪の間から採石場を見ることが出来ました。これで、この採石場周辺を除き、都県境尾根沿いの道は一杯水避難小屋から末端まで歩いた事になります。


 採石場の東縁近くで藪の間から採石場を見る。


 分岐に戻り、345m標高点峰へ。木に手作りの標識がくくり付けてあり「天皇山 山名は地元関係者のご教示による」と記されていました。ここも樹林に囲まれ展望皆無ですが、ここまでも休憩適地はなかったので小休止。


 天皇山山頂。


 ここからが本日のハイライト、ググっても記事が出て来ない、ハイキングコースとして整備されていないコースとなります。
 天皇山の僅か先でいきなり道間違い。一番明瞭なルートを行ったら東北東へ下る支尾根に入っていました。気が付いて引き返し、それよりは南側への分岐を探します。かなり戻ったら分岐発見。しかし、入ってみると南南西へ下る支尾根でした。この辺は主稜が一段下った山腹のような斜面から続いているのではっきりした道がないと行くのが難しいのです。結局、GPSで「この辺からこの方向が主稜だろう」と見当をつけて下ると道らしくなり、何とか主稜上に乗ることが出来ました。
 そこからはしばらく比較的明瞭な尾根道が続きましたが、267m標高点峰手前の290m圏から鞍部への下り道が発見できず右往左往。ここも道なりに行くと北東へ下ってしまうので分岐を探しながら行きますがそのような道は発見できず、結局ここもGPSで見当をつけて適当に下り、目的の鞍部にたどり着きました。鞍部から267m標高点峰への登りは容易。


 267m標高点峰山頂。


 267m標高点峰も樹木に囲まれた所ですが、電柱のようなポールが立っていました。TV受信アンテナのようで、ここからケーブルの目印らしき標柱が続いていましたが、主稜方向ではなくそれより右へ下っているようでした。主稜の道が明瞭だったので、そちらは見送り、主稜を下ります。
 最後は痩せ尾根となりますが、危険個所はなく、右手の墓地へ出ることが出来ました。墓石3基の小さな墓地で、民家の敷地のような所なので、そそくさと車道まで下りました。この細めの車道が横断する鞍部の東には神社記号のある190m圏峰があり、そちらが今来た尾根の末端ピークですが、この道(「安楽寺通り」の標識あり)を少し北へ辿って探しても登山道は見つからないので、尾根を辿るのはここまでにしました。ここの鞍部はもう左右の谷とほとんど標高が違わないので、190圏峰は独立峰のようなものですし。
 南の広い車道へ出て、東(飯能方面)へ向かいます。190圏峰の神社(成木熊野神社)への入り口はこの道側にありました。成木一丁目交差を過ぎてからは、大きめな交差点を越す毎に、バス停の時刻表をチェックしますが、事前に調べていた通り成木一丁目四ツ角15:30のバスより早い便はありません。青梅方面への都営バスの停留所も現れますが、こちらも13:30くらいまでありません。飯能まで歩く覚悟はできていたのでそれほどのショックはありません。
 下畑の交差点を左折して美杉台へと登って行きますが、下山後の登りはややきつく感じます。飯能大河原工業団地入口交差点に登り着いて右折。今朝乗ったバスの経路を戻るなら直進ですが、住宅地である美杉台を通れば別系統のバスがありそうでし、それがなくても距離が僅かに短そうですし。
 右折して200mほどの7-11の前に「美杉台ニュータウン」バス停を発見。時刻表を見ると、1時間に1本くらいのバスが7分後にあり、ラッキー(^_^)。ほぼ定刻に来たバスに乗り飯能駅へ戻りました。このバスは後ろ乗り前降りですが、飯能駅南口までの運賃表はどの番号も180円でした。

 このコースは、この近辺でまだ未踏の人気コースが残っている方にはお勧めできません。土曜日なのに山中人との出会い皆無で静かな山歩きは出来ましたが、終始樹林帯で展望皆無ですし、紅葉などの美林もなし。バスの便も悪いですし。ささやかな冒険気分が味わえて、無事に予定のルートを踏破出来たという喜びだけです。(が、これはこれでやめられない。(^^;)
 尚、天皇山以降はGPSなしでは主稜を歩き通すのは困難です。尤も、危険個所はなく距離も累積標高差も小さいので、迷ってしまっても予定通りだった地点まで戻って、日没近くなったら諦めて明瞭な道を下れば遭難には至らず、予定外のルートで下山し、敗北感を味わうだけでしょうけれど。



▲項目索引▲
◎トップページへ戻る◎