2021年2月21日(日)快晴 拝島駅0952…1002イトーヨーカドー1024…拝島橋北交差点1051…滝山城跡入口1111 (120) 10 (114) 27 (95) 20 (117) …1156中の丸付近1227…1231本丸付近1237…滝山街道出合1258…創価大陸橋西1322 45 (166) 04 (169) 21 (127) 24 (169) …1330富士浅間神社1335…尾根道合流点1345…犬目第二給水所1408…引返し点1412 08 (184) 10 (192) 23 (203) 04 …尾根道合流点1438…1442三角点付近1504…1519工学院大学西BS 26 (192) 04 (△197.0) 15 体力度A+ 神経度A+ (歩行合計約4時間25分) 【GPS記録】距離16.0km 【地理院地図累積標高差】上り443m 下り427m 中の丸付近、本丸付近、三角点付近での徘徊・逍遥は、歩行距離・ 標高差・歩行時間に含めず、滞在時間扱いとしています。 ◇5万図 青梅 八王子 □筆者参考文献 「東京都の山」(1994 紀村朋子)滝山丘陵は99.04.03に行った記録があるのですが本稿のような詳しい記録は残してないし、久々なのでまた行ってみる事にしました。ただし、滝山丘陵だけだとアプローチが長い割に核心部が短いので一つ南側の尾根にも足を延ばしました。この二つの尾根は秋川丘陵の尾根が雹留山の東で分岐したそれぞれの末端方面にあたります。(文中※は帰宅後調べて得た知見) 参考文献の登山口最寄バス停「西武滝山台」へのバスは本数が少なくて使えないので拝島駅から歩きました。(JR利用なら昭島駅の方が若干近そうです。)拝島駅の南口は南東向き。2階の大きな窓からは富士山を中心とした大展望が広がり、手前には滝川丘陵の尾根が横たわりますが、窓は金網入りで、それが写真の視野にも入ってしまうのが残念です。それに快晴のこの日も遠景は霞み気味。 拝島駅2階の窓からの展望。拝島駅からはまずイトーヨーカドーを目指しました。広い道に出て立川方面に進めば10分ほどで到着。弁当売り場を探すのに少し時間がかかりました。弁当とサンドイッチを購入し、反対側(南側)から出て、駐輪場でサンドイッチを食しました。夜食にラーメンを食べてしまったので、起きた時は腹が減らず朝食抜きだったので(^^;。 次は拝島橋を目指します。少し右(東)へ行き、拝島中学校北交差点を右折。南下していくと太い道(R16)に合流。そのまま進めば拝島橋で、前方には滝山丘陵、橋の上から上流方向には奥多摩の山が眺められます。 左へ、右へとカーブし緩く登って行けば自動車検査登録事務所の先、峠の少し手前に右折路があり「滝山城跡入口」の看板が立っていますのでそちらへ。僅かな登りで車道は終わり、階段の小径を登ります。 ひと登りで平坦な尾根道となり、西へ辿るにつれ落葉樹と笹→下草が刈られた植林→針広混交林→落葉樹と笹、と植生が変化します。 やがて滝山城跡(都立滝山公園)のテリトリに入ると空湟などの遺構が目に付くようになります。まずは中の丸へ。 中の丸はかなり広い広場になっていてトイレや瓦屋根の建物(※旧国民宿舎滝山荘)もあり、奥の四阿で弁当タイムにしました。およよよよ。現在、新型コロナ禍で、人とすれ違うたびにそっぽを向いたりと気を使ったためか、170.7m三角点の存在を忘れていて、滝山丘陵最高点ピークをスルーしていましたT_T)。登山口からは滝山城跡まで道がわかり易過ぎてここまで地図を見る機会がなかったので、大休止で今後の進路の確認のために地図を見てようやく気が付いたのです。 滝山城跡中の丸。次はいよいよ本丸。はじめ井戸や石碑のある広場が本丸だと思い、石段で霞神社前に登った後、南の虎口から下ろうとしましたが、そこの案内板を見て霞神社の奥が本丸と知り、引き返しました。霞神社の左から登って行くと その裏手が本丸の平地で、別の神社(金毘羅社)がありました。奥の展望地で写真を撮って本丸を辞しました。本丸から北へ下り、東秋留まで歩くのが参考文献記載の順路ですが、今回は南へ下り、もう一つの尾根を目指します。 滝山城跡本丸の金毘羅社。本丸虎口の一段下にベンチなどある平地があったので、ここから下ろうと降りてみましたが、奥まで行った先に下り道はないようなので引き返し、公園の遊歩道を下りました。「二の丸」「千畳敷」等の案内板を見つつ下ればこちらの登山口の車止めを経て滝山街道に出合います。 すぐ右の舟木町三丁目交差点を左折。ゆるい峠道を登って行くと右手に地図上で目的の尾根まで通じている道があり、これに入って進みます。奥の方、道は工事現場のような鉄のフェンスので囲まれた場所の左を通りますがその手前に「これより先の立ち入りはご遠慮ください」の表示。仕方なく峠道まで引き返しましたが、今入った道の入口の空き地に創価大学の合宿所や駐車場を示す看板の他「関係者以外立入禁止」の看板もあり、それはこの空き地のみではなくこの道も含めて創価大関係者立入禁止という意味なのかも知れません。 なら峠付近から尾根に取り付くまで、という事で峠道を進むと峠にはこの道を跨ぐ陸橋がかかっています。その手前右手に階段があり、陸橋の西で尾根上の舗装道に登り着きました。この陸橋から東は創価大学の構内で、やはり「立入禁止」の表示がありました。 舗装道を西へ少し行くと創価大の体育館の敷地に突き当たりますが右脇を通る小径があり、尾根上を辿ることが出来ました。すぐに右手から、先ほど引き返した道かが合流し、前方には送電鉄塔が見えました。鉄塔の左には建物が見えました。 鉄塔に近づくと建物は富士浅間神社で、前の道は舗装道になっていました。神社の周りを一巡りすると裏手に鉄塔がありました。結構立派な神社ですが地理院地図のここに神社記号はありません。 富士浅間神社。道なりに進みます。舗装は神社の前だけですぐダートとなります。やがて南東からの尾根が合流します。この尾根の方の道は小径です。 その先で左から登って来る舗装道に合流。路面はかなり傷んでいます。更に先、円筒形の水道タンク(犬目第一給水所)の前でしっかりした舗装道路に合流します。ここの前後で標高は200mを超えこの辺りが本日の最高点です。 更に尾根沿いの舗装道路を辿ります。地理院地図には207m標高点((株)グリーンセクションの敷地)の西からは西側の老人ホームへ下る車道が描かれていますが、行ってみると入口はゲートで閉ざされており「私有地につき関係者以外立ち入り禁止」でした。ここからは西側の山々(※戸倉三山方面か)が望まれます。 引き続き尾根沿いの舗装道路を進むと、また円筒形の水道タンク(犬目第二給水所)の前に。「この先、通り抜け出来ません」との表示がありましたので、通行止めが現れたら引き返すつもりで行けるところまで行って見る事にしました。もしかしたら、車の話で歩行者は通り抜けできるかも知れませんし。 しかし、しばらく行くとゴルフ場のプレー領域が近づいてきて、道との境にネット等もありません。この道は既にゴルフ場の敷地内と判明してあわてて引き返しました。 来た道をずーっと引き返して、南東に分岐する尾根の小径に入ります。しばらく先で197.0m三角点峰の横を通った事に気が付きました。滝山丘陵の三角点峰をスルーしてしまったのでこの三角点峰くらいには寄って行こうと思い、少し戻って道を探しましたが踏み跡は見つかりません。 たいした距離でもないので藪の薄そうなところから突入するとカップ酒の空き瓶がブッシュの枝に被せてある等、人が通った形跡が見られました。ゴミ放置はけしからんと思いつつも意を強くして進み尾根上へ。尾根上へ出ても相変わらず踏み跡はありませんが薄めの藪を漕いで登って行き、ビークまで到達し三角点標石発見。その周りは小さな切開きがまた笹藪に戻りつつあるような様子の場所でした。 197.0m三角点標石。写真を撮ってすぐ引き返します。と言っても、すぐに来た時のルートが判らなくなりました。「でも、どうせ道はすぐ横を通っているのだから強引に下ればいいや」と思って下ってみたのが大間違い。藪が手強くて簡単には進めませんので通れそうなところを通っているうちに明後日の方向(陽の射す方向=道とは反対側)へ進んでいたりしました。それなら慎重を期してGPSに記録された登って来た時の軌跡を辿ればいいと思ったのですが、その時その時向いている方向が判らないので、なかなか軌跡に乗れません。GPSの矢印は最後とその前に測地した移置関係から方向を表示しているので、藪を漕ぎながらだと進路がふらつき、そのため方向表示もぷれてしまうようです。そこで、昔ながらの方位磁石を出して道の方向を確認。多少強引な藪漕ぎをしつつも何とか道に戻る事が出来ましたが登りの数倍(※登り2分弱、下り約11分)も時間がかかってしまいました(^^;。 その後はどうという事もなく道なりに進み、工学院大の脇の車道へ下り着きました。そこも道なりに下って行き、バス通りへ出たら左へ少々で工学院大学西のバス停です。この時間帯、ここを通る京王八王子方面へのバスは20分間隔でした。 滝山城跡から先へは尾根沿いにの道は途切れているようですので、今回の順路では滝山城跡から下山する事になります。滝山城跡の探索が目的でなければ、滝山丘陵だけでは前後の平地歩きの方が長くなって勿体ないので南の尾根も歩く事をお勧めします。南の尾根道は車道が大部分ですが、交通量は少ないので、遊歩道のような気分でのんびり歩く事が出来ます。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |