2021年3月30日(火)曇後晴 鳶尾団地BT 0915…0936展望塔0942…1006鳶尾山1034…谷底1058…1116展望広場四阿1121 (92) 21 (・213+14?) 24 (△234.1) 24(111) 18 (208) …三角点1132…小径入口1149…車道出合1210…角田大橋BS 1215…1258花楽1311…1314中津BS 11(△225.7) 17 (・221) 21 (85) 05 (81) 42 (108) 03 (106) 体力度A+ 神経度A+ (歩行合計約3時間25分) 【GPS記録】距離10.3km 【地理院地図累積標高差】上り537m 下り523m ◇5万図 藤沢 八王子鳶尾山・八菅山に2004.02.28以来久々に行ってきました。今回は八菅山から北へ続く尾根を辿ろうという趣向です。(文中、「地図」は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。) 鳶尾団地BT前の道を左へ。交番の交差点からさらに進めば右手・天覧台公園の階段が登山口です。 登山口・天覧台公園の階段。30m程もの標高差のある階段を登れ切れば美林の遊歩道となります。尾根沿いの道を登って行けば金毘羅社を経て展望台ピーク。螺旋階段の展望塔に登れば360度の大展望が広がりますが、今回は前回以上にモヤっていて大山すらろくに見えませんが、東側の段丘崖のような地形は観察できました。 ここからの下りで、左へヘアピンカーブする場所では今回も誤って直進してしまい、30m程戻りました。鞍部を経て鳶尾山への登り始め地点からは高取山・華厳山・経ヶ岳が格好良く見えました。 鳶尾山への登り始め地点からは高取山・華厳山・経ヶ岳を望む。鳶尾山山頂は園地として整備され桜が咲いていましたが、花見は山頂じゃなくてもできますから、筆者的には伐採したならそのまま展望があった方がいいです。前回来た時は撤去されていた一等三角点が復活していましたが、測量での必要性からではなく、「最古の一等三角点」と言うことで地元の要望で観光資源として再設置されたようです。 鳶尾山からは北東へ下り、すぐ右手の220m圏に寄ってまた下ります。次の鞍部で簡易舗装同に合流し、左へ下って行きます。八菅山へは谷底の車道まで下って正面の階段「どんぐりの小径」を登ります。 谷底の車道から階段を登る。主稜上の林道(?)へ突き当たり、八菅神社は右ですが左へ進みます。「八菅山」はピーク名でも山号でもなく八菅神社周辺の地名のようです。 少し行くと右手に「梵天塚」更にその先に「展望台広場」があります。展望台に登ってみますが、高さが5mくらいしかないので伐採された東面しか展望はありません。奥の四阿で休憩。 前回はここから引き返し八菅神社経由で下ったのですが、この先、行ける所まで尾根沿いに行くのが今回の眼目です。しばらく林道を行くとゴルフ場沿いの車道に合流。「ゴルフ場につき立入禁止」みたいな標識が出ていますがハイキングコース(「行者道」)の指導標があり、左へは進行可能のようで一安心。 まずは225.7m三角点を目指しますが、少し先の右側に車が止まっていて盗掘した山菜(?)の整理をしているような人がいたので足早に通り過ぎたら、三角点ピークのわきを過ぎていました。しかし車道がピークを巻き終わった所から右へ折り返すように登る道があり、これを行くと僅か先で三角点標石を発見することが出来ました。あの盗掘者(?)がいなければ手前(東)から奥(西)へと順路的に通れたと思うと少々ムカつきますが、すぐに標石を発見出来たのを良しとしてもと来た道を車道まで戻りました。 225.7m三角点。尾根沿いの車道を更に辿ります。左側にたゴルフ場を見下ろしながら進みますが、それが視界から消えると、ゴルフ場の裏門のような所の前を通過、すぐ送電鉄塔があり、その先右側にはゴルフ場の資材置き場のような施設がありました。この辺りが八菅山からの尾根と鳶尾山からの尾の合流点と思われますが、鳶尾山方面はゴルフ場で尾根伝いには行けませんし造成により地形も改変されています。 ここから右の小径を幣山へ下って行くのがハイキングコースですが、更に車道を辿ります。やがて221m標高点付近に達すると車道は左へカーブし再び「ゴルフ場につき立入禁止」となりますが右手の浄化槽のような施設の裏から尾根沿いの小径(地図上の破線)へ入ることが出来ました。 小径入口。この道はあまり踏み固められていなくてふわふわな感じですが藪はしっかり刈払われています。やがて道型が不明瞭になり、尾根線を左に外れる方向に赤テープ発見。地図の道も途中から左へ折れているので行ってみますがその先、道や赤テープが発見できません。GPSで確認すると地図上の左折位置より手前で左折した感じなので尾根線まで戻ると引き続き尾根線上を下る道を発見。それを下りました。 下って行くと道は幅が広くなり廃林道のように笹で若干藪っぽくなったりするものの、地図上の左折位置を過ぎても尾根線上に明瞭に続くので、左折路は探さずそのまま下降。やがて尾根末端近くなり広い道が終わると左へトラバースする(※尾根末端の急な法面を避けるためのようです。)小径になりました。これを下ると無事舗装車道に降り立つことが出来ました。 ここから左へ行き当初予定していた通り半蔵坊前BS(※道のり約1.3km。)からバスに乗ればすんなり本厚木駅へ戻れたはずだったのですが、車道に出た場所にいた地元の人に「バスに乗るには」と聞いてしまったため、結果的に歩程延長することになりました。(^^; 角田大橋より仏果山方面を望む。「橋を渡れば県道で、バスが通ってる」との情報を得て右へ行ったのです。角田(すみだ)大橋で中津川を渡って<54>に突き当たるとすぐ左に角田大橋BSがはあり、「しめた」と思いました。しかし、掲示されている時刻表の行き先は本厚木駅方面ではなく田名BTという知らない場所です。鉄道駅へ行くならバス乗継ぎが必要そうですし、待ち時間含め、どの程度時間かかるかも想像つきません。(※田名BT経由だと相模原駅行に乗継いで、横浜線で橋本へ行き、京王線に乗るのが最短のようですが、バスは1時間に2本程度しかなく、時間も運賃もかなり掛かります。)それで、本厚木方面へ行けるバスに乗るために<54>を東方向へ歩くことにしました。この時点ではまだ歩き飽きてはいなくて、下界の田舎道をのんびり歩くのも悪くないと思ったのです。(※歩行距離は西方向へ向かい半蔵坊前BSの北隣りの田代BSへ行くのが最短でした。さっき小径から車道へ出た地点からでもこちら経由で田代BSへ行くのは当初予定の逆方向経由半蔵坊前BSまでとほぼ同等の距離。) 今回も昼過ぎには下山の予定だったので弁当は不持参。昼食時刻になっていて、ラーメンを食いたくなったのですが、沿道に民家はぽつぽつとあるものの食事処はありません。10分ほど行くとコンビニ7-11の手前で道は二股になって、県道は左へカーブして行きますがそちらは遠回りになりそうなので、直進する道に入りました。「ここから水道みち 愛川町」の標識がありました。 水道みちを進むと民家の密度は更に下がって、周りは完全に耕作地帯となりました。右手には田んぼの向こうにさっき辿ってきた尾根が横から望めます。そして、正面には段丘崖を登る顕著な坂が見えます。この辺りでは春なのに暑さを感じて、水分補給しながら行きました。 水道みちの行く手には顕著な坂が。段丘崖を登る坂(勿論斜度的に直登は無理なので道は斜めに登っています。)は標高差40m程もあり、登り切ると上の段は市街地でした。これは、ラーメン屋もバス停も期待出来ます。しかし、すぐには見つからず、上の段に入って10分ほど歩くとようやく左後方からバス通り(<65>)が斜めに交差して来ました。そして交差点の手前、2本の道に挟まれた場所でラーメン屋「花楽」を発見。入ります。 道の店でどんなラーメンが出て来るか若干不安でしたが、一番普通っぽい「中華ラーメン」(630円)を注文。普通に美味しかったですが、すんなり本厚木駅近くへ戻っていたら食べたであろう日高屋のラーメン(390円)より240円も高い内容には思えませんでした。しかし、やっとありつけたので「砂漠のオアシス」的気分で良しとします。 交差点のすぐ先に中津BSがあり、丁度海老名駅行が去って行くタイミングでがっかりしましたが、その後10分待ちくらいで厚木BC(本厚木駅へ徒歩3分ほど)行のバスに乗ることが出来ました。 今回、季節的なこともあり遠望には恵まれませんでしたが、八菅山の北西の尾根を目論見通りのルートで完歩出来たのには満足です。その後の3km強の里道歩きも段丘崖の登りでのどかな耕作地帯と市街地のコントラストが経験出来ていい思い出にはなった思います。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |