2021年4月30日(金)晴後曇 武蔵五日市駅0902…秋川街道分岐0949…1003神明社1012…主稜合流1038 (180) 47 (206) 14 (280) 26 (372) …1045赤ぼっこ1059…三角点1122…1147和田町分岐付近1159…1213愛宕山1220 07 (△409.6) 23(△394.4) 25 (△388.4) 14 (・394) …車道出合1243…1310宮ノ平駅 23 (218) 27 (219) 体力度A+ 神経度A+ (歩行合計約3時間45分) 【GPS記録】距離11.3km 【地理院地図累積標高差】上り520m 下り481m ◇5万図 五日市梅ケ谷峠の東〜二ツ塚峠あたりの尾根道(現地表示「日の出アルプス」あるいは「長渕山ハイキングコース」)へのアプローチは今まで殆ど青梅線側からでした。五日市側は二ツ塚峠から秋川街道(車道)を下ったくらい。で、地図を見て五日市側からお手軽に登れそうな尾根道を探して見つけたのが、409.6m三角点(赤ぼっこ)の約1.2km南の神社記号付近から始まる尾根道です。今回は、この道を登り、主稜線沿いの道を西進し、394m標高点峰(愛宕山)から梅郷方面へ下る計画です。(文中、「地図」は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。) 武蔵五日市駅前から秋川街道を二ツ塚峠方面へ3.3kmくらい辿ります。交通量多めですが細いながらも歩道が付いているので、さほどビビらずに歩けました。神社記号の地への左分岐には赤衣の地蔵を中心に6体の石像が並ぶ小屋がありました。 秋川街道からの分岐交差点には石像が。左折して入った道はのどかな田舎道ですが、後半、車道にしてはきつい斜度を登ります。突き当たった鳥居の表札(※「扁額」と言うらしい。)には「神明社」とあり、石段を登った先の社殿の扁額には「大神宮」と記されていました。 社殿前にはベンチがあったので腰かけて休憩。 神明社の鳥居。その手前から右の小径に入る。 小径に入ると両側シャガの群落。小径は社殿の脇からではなく、石段を下った鳥居の外から始まります。入ってすぐは両側シャガの群落で不気味ですが、すぐに普通の植林の道となります。山腹沿いに少し登った後右に折り返して尾根に乗ります。無名なコースですが尾根道は明瞭且つ堅固です。やがて右に処分場の金網が表れて主稜が近いことを知らせます。 主稜縦走路への突き当たりはT字路はなくY字路状でした。左へ行くと道は二条に別れますが並行して赤ぼっこ分岐点に達しています。右へ僅かに下り僅かに登れば赤ぼっこで、付近は伐採されているため北面の大展望が広がります。あまり遠望の利く季節ではありませんが山よりモヤの濃い下界にある西武ドームの屋根もはっきり確認できました。 赤ぽっこより、大岳山、日の出山、川苔山方面の展望。ここで弁当タイム。ゆっくりして行きたい場所ですが、周りを大型のハチのような虫が2〜3匹飛んでおり、「スズメバチかも知れない」とビビって、食後すぐに出発しました。 ミニ縦走開始。この尾根沿いは標高点峰や三角点の密度が高いのですが、前回それらに無頓着だったので今回はそれらを確認しながら進みます。尚、赤ぼっこの展望が良くなったので今回は天狗岩には寄りません。 天狗岩への分岐を過ぎて登り着いた412m標高点峰に山頂の切り開きはなく縦走路の脇の小さな標柱に「標高 四一二m」と縦書きされていました。 縦走路は394.4m三角点峰を左から巻いていますが山頂への道は前後にあります。山頂部は小さな切り開きになっていて三角点標石等も確認する事が出来ました。立木のため展望はありません。 394.4m三角点。次は414m標高点峰。本日の最高所と思われますが、標高点の位置と思われる山頂中央部には何もなく「標高 四一四m」の標柱はその先の山頂部西端近くにありました。 その次、前回登りに使った和田町への下降路分岐点近くに388.4mの三角点があるはずなので付近を探しました。ところが10分以上うろうろしたものの、左側造成地寄りに石祠を見つけたのみで、三角点標石を見つけることは出来ませんでした。諦めて、愛宕山(394m標高点峰)を目指します。 和田町への下降路分岐点近くの石祠。少し進むと前回同様道は倒木や枝で塞がっており、今回も左手造成地を10mほど通らせてもらいました。その先に梅ケ谷峠への分岐がありました。以前は、梅ケ谷峠とこちらの尾根を直接結ぶ道は発見できなかったのですが、その後整備されたのかもしれません。やがて、道が北向きの尾根上となり、緩い登りで愛宕山に着きました。 本日最後のピークで最後の休憩を取って出発。未知の道を下ります。途中、若干不明瞭な部分もありましたが迷うことなく下れました。最後は左手事業所(※(株)キノシタ資材置き場)の裏へ。敷地に入ればすんなり車道に出られそうですが、そういう訳にもいかないのでそのまま行くと、降り立つはずだった前方の車道より低い沢沿いにまで下りてしまっていやな感じ。しかし、左へトラバース気味に登る道があり、車道(<238>)に出ることが出来ました。 右へ少し行くと左手に梅の公園方面への道がありましたが花の季節でもないのでパス。その少し先右手には「天狗岩自然歩道入口」(前回の登路入口)がありました。ここからは前回の逆コース。少し先「梅ケ谷峠入口」交差点を右折して150mくらい先のY字路を左に入り、緩く下って和田橋を渡ります。その後緩く登って青梅街道に出て、それを右へしばらく辿れば宮ノ平駅です。 梅ケ谷峠の東〜二ツ塚峠あたりの尾根道は青梅の天祖神社から登り「天狗岩自然歩道入口」へ下るの(またはその逆コース)が定番ですが、2回目以降は今回のようなサブルート*を探して歩くのも一興です。また、この尾根道と梅ケ谷峠を結ぶ道もあるようなので、御岳山方面からの長めのコースも設定可能です。二ツ塚峠以東も羽村草花丘陵方面への道がつながっているので、健脚者なら御岳山方面から羽村草花丘陵方面へのロングコースもいいと思います。 *その後、「東京都の山」(1994年 岩浪和俊他 山と渓谷社)を見返したら、「天狗岩」の項で登りは「天狗岩自然歩道入口」ルートですが、下りに神明社ルートが記述されていましたので神明社ルートは「サブルート」ではないようです。天祖神社〜二ツ塚峠は別項で紹介されていましたから、これらをつなげて筆者的に定番としていたようです。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |