黒川〜小野路〜唐木田(多摩)



                      2021年6月10日(木)晴

黒川駅0747…鶴川街道出合0815…別所交差点0858…小野路宿里山交流館0928
 (95)    28       (100)    43      (72)    30             (・71)

…0957小野路城跡1002…小山田緑地P入口1018…アサザ池トイレ1051
29         (137)    16           (76)    33          (98)

…南多摩尾根幹線道路出合1117…1134唐木田駅
26                 (136)    17       (120)

                        体力度A+ 神経度A (歩行合計約3時間45分)
               【GPS記録】距離10.3km
               【地理院地図累積標高差】上り471m 下り446m
◇5万図 八王子

 多摩丘陵はそこそこ歩いていますが、まだ面白そうなルートは残っていそうです。そんな中、たまたま見たNHK BSPに多摩の谷戸の風景が映っていて、そのあと映った元宿場町らしい箱物から「小野路」(おのじ)という地名を確認。ググってみると小野路は江戸時代の宿場町で件の箱物は当時の旅籠跡に作られた「小野路宿里山交流館」。付近には関谷の切通しや小野路城跡と言った見所もあるようです。
 そこで、小田急線黒川駅から西へ辿り、切通しを経て小野路に入り、小野路城跡のピークを越え、小山田緑地を横断した後、その西側を北上して唐木田駅へ向かうプランを立てました。概ね「よこやまの道」の1km前後南側を東西に辿る感じです。(文中、※は帰宅後調べて得た知見です。)

 黒川駅を出てすぐ南の突き当たり、左が登りなので行ってみると線路沿いの道に出てしまったので、くびすを返して逆方向へ。突き当たった道を左へ僅かで右手に「散策路」標識のある階段発見。登ってみれば、計画時目論見んでいたルートの尾根道でした。(^_^)


 「散策路」の尾根道。


 道なりに行けば「真光寺公園」を経て下り着いた道を右へ僅かで鶴川街道<19>。(途中127.0m三角点があったのはうっかりして、気が付かずに通過。T_T))


 真光寺公園。


 鶴川街道わずかに北上して左折すれば「町田いずみ浄苑」のアーチ(門)があり、その右手から遊歩道に入ることが出来ました。入口にはこの道が「布田道」(ふだみち)であることの説明板があり、取り敢えずこれを辿れば小野路へすんなり行けそうなことが確認出来てニンマリ。(^_^)


 東京多摩霊園を見下ろして進む。


 この辺の道も尾根沿いで、南側にいずみ浄苑の次は東京多摩霊園(多磨霊園とは別の墓地)を見下ろして進みます。変電所の脇を通過後、右手の草地になぜか仏像が立ってます。その後、樹林帯を通って車道に出ます。


 変電所の脇を通過。


 小さな住宅地の路地を右左折した後、細めの車道を西へ下って行けば鎌倉街道・別所交差点です。


 別所交差点への下り道。


 ここから小野路宿へは、西方向の車道へ30m程入って右の鎌倉街道へ斜めにつながる路地へ入りすぐ左折します。その後は道なりでOK。農道のような細めの車道を5分ほど進んだ小さな棚一つだけの農作物無人販売所に、「切通し・小野路宿」を示す手描きの指導標もあります。
 谷戸沿いを更に8分ほど緩く登った先では、道はU字型にえぐれた地形の中。ここが「関谷の切通し」のようです。その先下って行けば、小野路宿のメインストリートと言える車道<156>に出ますので左折。


 関谷の切通し。


 小野路宿里山交流館。


 江戸時代の宿場町と言う事で、ちょっと川越に似た風情の街路を進めば小野神社前交差点に小野路宿里山交流館はありました。小野路城跡を目指し、右折して、80mくらい先で右へ。すぐ3つに分かれる道は真ん中へ。すぐ先の飲料自動販売機でスポーツドリンクを補給。
 谷戸沿いの道をグングン進み、現れた「図師小野路歴史環境保全地域」の案内板を見て左折。やがて顕著な登り道となり、小野路城跡ピークの南東の尾根に登り着きます。
 右折して尾根沿いに進んだ後左から回り込んで登ればピーク目前ですが、最高点と思われる付近は何もない藪。その右を道なりに進むと主郭っぽい平地に着きました。


 小野路城跡の祠。


 ここにの端には祠がありましたが、周囲に城らしい遺構は発見できませんでした。少し戻って「順路」と書かれた標識に従って進みましたが、ピークからどんどん離れてしまいます。これは城跡見学順路ではなく下山路でした。(※「小野路宿里山交流館周辺散策ガイドマップ」の順路でした。)
 車道に降り立つと対面わずか左に「小山田緑地 P→」(縦書き)の標識がありましたが、300mくらい北上し、「←小山田緑地」の標識がある交差点で左折。
 500mくらい西進すると左手にまた小山田緑地駐車場。(※さっきのが第一駐車場でこちらが第二駐車場。)ここには案内板があり、それを見るとさっきの駐車場からここまで小山田緑地本園を通って来られたので、車道経由してしまったのは残念に思いました。右手には階段があり「←つり橋 アサザ池 方面」の標識に従って、そこから登り始めました。こちらは小山田緑地梅木窪分園です。
 こちらには以前訪れた時の記憶(たぶん本園の方)にある牧場のよう開放的な広場はなく、ちょっと冴えない樹林の中の道でした。少し登って少し下れば「つり橋」。


 小山田緑地梅木窪分園の「つり橋」。


 その後また登って「アサザ池」を目指しましたが、池は見ないまま車道に降りてしまいました。(※「アサザ池」は車道に出る直前の北側にあったようです。) ここには身障者用駐車場付きの立派なトイレがありました。
 ここから西へ向かう道はありませんでしたので農道っぽい車道を北へ向かうと、正面はゴルフ場で道は右へ続きます。これでは小山田緑地を横断出来ないので左の木道へ入ってみましたがすぐ行止りで引き返しました。小山田緑地横断は断念し、車道を進みました。


 行止りの木道。


 道はやがて蛇行して広めの車道に合流。それを少し北上すれば「よこやまの道」と交差してすぐに南多摩尾根幹線道路に出合います。ここは尾根上なのでトイレ前からここまで登り基調で、標高も本日最高点と思われる小野路城跡に近いくらいあります。
 尾根幹線道路を西進し、多摩市総合福祉センター前交差点を左折すれば程なく唐木田駅に着きました。

 今回のコースは、「よこやまの道」や「尾根緑道」等に劣らないくらい楽しく多摩丘陵歩きが出来ました。車道区間も多かったのですが、大部分は農道のような道で、交通量も殆どなく、のんびり歩けました。ただし、小山田緑地付近の下調べが不十分で、当初目論んでいた西側への横断は出来ませんでした。アサザ池のトイレ付近からは500mくらい南下しないと西へ行けないのでした。また、第一駐車場入口から第二駐車場前へは本園の中の道を通って行くべきでした。



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