2023年1月10日(火)晴
多田駅0941…1019京路戸峠1024…1043諏訪岳1053…1115京路戸峠1129
(74) 38 (192) 19 (・324) 22
…1233唐沢山(城跡散策)1320…1329天狗岩1336…1408田沼駅
64 (・241) 09 (216) 32 (64)
体力度A+ 神経度A (歩行合計*約3時間30分)
【GPS記録】*距離9.2km
【地理院地図累積標高差】*上り517m 下り527m
*唐沢山城跡散策を含まず
◇5万図 栃木
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例によって、お手軽ショートコースを地図上で物色、見付けて今回訪れたのは栃木県佐野市の北にある諏訪岳・唐沢山です。(文中、単に「地図」との表記は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。) JRで久喜まで行き、東武線に乗り、舘林で乗換えてて多田駅下車。無人駅で周りも殺風景な感じ。2両編成とは言え、こんな閑散とした所に鉄道が通っていて、昼時でも列車が1時間に1本あるのは有難いです。 多田駅。東へ進みます。正面のソーラーパネルを従えた高まりが目指す諏訪岳でしょう。 諏訪岳を見ながらアプローチ。秋山川の手前で少し北上して橋を渡り、田沼工業団地の手前の交差点で広めの道(<144>)を渡りますが、なぜか横断歩道がありません。 工業団地の中を東進し車道終点から道なりに小径となります。 諏訪岳方向からやや右に逸れて登ってけば植林から雑木となって主稜線上、諏訪岳の南の鞍部に到達。指導標、ベンチやテーブルもあるのに地名標識はありませんが、前後の指導標からここは京路戸峠と同定。小休止の後、諏訪岳を目指します。 尾根道は、低木の疎林で明るくて気分がいいのですが、吹きっさらしなので、強い季節風をまともに受けました。ふらつくと落とされる恐れがあるので少し気を引き締めて進みます。 明るくて気分がいい尾根道。頂上直下の急登は、このスケールの山としてはやや長い感じ。 頂上直下の急登。諏訪岳山頂も疎林に囲まれて、すっきりした大展望はありませんが、歩いて来た多田駅方面がなかなかの高度感で見下ろせます。 諏訪岳より多田駅方面を見下ろす。朝食が早かったのでここで昼食にしてもいいのですが、それほど腹も減っていないので休憩だけして出発。 直下の下りは、無茶苦茶急な道ではありませんが、ざらざらとしていて滑る恐れがあるので慎重に足場を選びながら進みました。なので、登りより時間がかかりました。(普通は下りは登りの2/3程度の所要時間。) 京路戸峠まで戻って、ベンチとテーブルで弁当タイム。 京路戸峠。唐沢山へのミニ縦走開始。地図上240m圏ピーク(※京路戸山)、292m標高点ピーク(※貝吹鳥屋)、270m圏ピークを巻いて行けば右から来る林道(車道)と合流。その先、280m圏ピーク(※見晴休憩所)、290.4m三角点ピーク(※高鳥屋山)も巻いて行きました。 林道を行く。(見晴休憩所と高鳥屋山の間辺り)やがて建物がぽつぽつ現れてその右(北西)側を行けば、正面が唐沢山山頂部の高まりです。しかし、こちら(東)側から直接登る道がなく、左は下りの小径なので、車道で右へ回り込んで、西側から登頂しました。 広範囲に均されている唐沢山の山頂部は城跡の本丸部分で、現在は神社の社殿が建っていて北側部分へは立入れません。南側の庭にもベンチはありませんが、本殿左脇の建物の入口付近が田舎駅の待合室のようになっていて、縁側状のベンチに座って休憩出来ます。(飲料自販機あり。) 唐沢山の神社本殿。休憩後、時計を見ると12:45。田沼駅の次の電車が13:15。駅までの所要時間は40分くらいと推定されたので、飛ばして下っても、ぎりぎり間に合わない恐れがあり、その場合駅で1時間近い待ち時間となります。 なので次の14:15に乗る事にましたが、すぐ下ると田沼駅で50分待ちになりますので、山頂周辺を散策(城跡遺構を見物)してから下る事にしました。 南側石段を下り、山頂部の1段〜2段下を時計回りに一周。社務所のある南城は南面の展望が開けますが、主に平野の眺め。左に三毳山が見えますがその北端までは見えません。 本丸の石垣基部沿いに西側に回り込めば、二の丸の広場で、先ほどはここから登頂した訳です。 山頂部西側の広場(二の丸)。ここからは、先ほど通った道の逆コースで金の丸まで往復して、山頂部東側からは先ほど通らなかった左側の小径を経て、南城まで一周しました。 本丸へ戻って少し休憩、田沼駅発車時刻まで55分となって、下山出発。 推定所要時間に対して15分の余裕があるので、初めは道沿いの遺構も見物しながらのんびり下りました。 少し行くと左手に「天狗岩」の表示と登り階段。展望を期待して登ってみると、岩頭付近からは南面〜西の展望が得られますが、晴なのに極端に視程が悪く、近くの三毳山や大小山は確認できたものの、富士山はおろか、それほど遠くない赤城山すら見えませんでした。 天狗岩の岩頭より大小山方面を望む。下山路に戻って時計を見ると、あばばばば、12:37。田沼駅からの発時刻残り38分しかありません。山頂からここまでの所要時間を差し引くと残り35分近く掛かりそうなので、余裕はなく、道探しとかしていたらアウトです。 急ぎ足で下りますが、車道を少し北上したところにある近道の歩道の入口がすぐ見つかって一安心(車道はかなりの遠回り)。急ぎ足で下ると麓で車道に出合います。これを行き、鳥居の前で左カーブして道なりにどんどん行けば、田沼駅脇の踏切。こちら側には入口がなさそうなので渡って、すぐ右の駅入り口に到着。発車まで5分以上前に着くことが出来ました。結果的には並み足でも間に合ったかも知れませんが、駅の入口探しに手間取るとか、踏切で足止めとかあり勝ちなので、急ぎ足は妥当だったと思います。 平野に面しているのに東京からやや遠い北関東の超低山ですが、奥多摩や奥武蔵とは違った雰囲気が味わえて、行った価値はありました。今回、途中のピークは巻けるだけ全て巻いてしまいましたが、唯一の三角点ピークくらいは寄って行けばよかったと後悔。 尚、平日なのに諏訪岳への登りで3組の登山者とすれ違いました。多田駅周辺の閑散とした雰囲気から、一人も出合わないと予想していたので意外でした。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |